「つくば霞ヶ浦りんりんロード」で自転車TRIP! 人生に迷ったらアクティビティの旅へ
人生にモヤモヤしたら、思いっきり身体を動かせるアクティビティの旅はいかが? 東京から最も近いサイクリングロード「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を走る自転車TRIPに、都会育ちの女子二人が出発!夜は自転車がテーマのホテル「星野リゾート BEB5土浦」に泊まります。
Summary
「B.B.BASEバイシクルステーション」で自転車をレンタル
旅の始まりは、東京・JR両国駅。「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の起点となる茨城・JR潮来(いたこ)駅まで、自転車と一緒に乗車できる電車「B.B.BASEトレイン」で向かいます。
まずは、両国駅改札からすぐの場所にある「B.B.BASEバイシクルステーション」で、事前予約していた自転車をレンタル。本格ロードバイクからクロスバイクまで、ハイクオリティなモデルが揃う都内最大規模のレンタルサイクルショップです。
初心者でも乗りやすいレンタルクロスバイクは1日3000円、上級者向けのロードバイクは1日4000円から借りられます(レンタルヘルメット、保険代含む。20時を過ぎた場合は超過料金10分1000円、1週間以上の長期貸出しの場合保証金1万円)。
ノエル「どうしよう、私、普段は電動のママチャリにしか乗ってない!」
ヨシネ「私は中3くらいまでロードバイクに乗っていたけど、かなり久々だよ。ちゃんと乗れるか不安だけど、なんとかなるかな!?」
■ B.B.BASEバイシクルステーション
住所:JR両国駅敷地内(改札から徒歩30秒)
TEL: 070-2187-5500
営業時間:BBBASE(電車)運行日のみ営業、貸出時間7時~9時、返却時間17時~20時 ※完全予約制
公式サイト:https://bbbase-bicycle-station.com/
「ベックスコーヒーショップ 両国店」で朝ごはんを調達
電車の発車前に、朝ごはんとコーヒーを購入しにJR両国駅の敷地内にあるサイクルカフェ「ベックスコーヒーショップ」へ。店内はサイクルラックや、自転車雑誌が用意されたサイクリストの心をくすぐる内装です。「B.B.BASEトレイン」のチケットを見せると、コーヒーをサイズアップしてくれる嬉しいサービスも!
■ 「ベックスコーヒーショップ 両国店」
住所:東京都墨田区横網1-3-15(JR両国駅改札外)
TEL: 080-3915-7966
営業時間: 7〜21時
自転車と一緒に乗り込める「B.B.BASEトレイン」に乗車
両国駅の裏側にある「B.B.BASEトレイン」の乗車ホームに向かった二人。普段は使われていない3番線から出発です!
「B.B.BASEトレイン」は、東京のJR両国駅を始発に、千葉県内の4エリアをつなぐ自転車専用列車。2018年1月に誕生し、週末限定で運航しています。
全99ある専用ラックに収納することで自転車を分解や折りたたみすることなく電車にのせられます。まるで、自転車との旅が日常的なヨーロッパの列車みたいでワクワク!
■ B.B.BASEトレイン
始発駅:両国駅
運航日時:土日のみ。全4コースを日替わりで運航
公式サイト:https://www.jreast.co.jp/chiba/bbbase/
JR潮来駅に到着!「つくば霞ヶ浦りんりんロード」 へいざ!
この日は自転車旅のコースをお披露目するファムトリップの日ということで、「B.B.BASEトレイン」がJR潮来駅に下車すると、地元のみなさんによる熱烈歓迎が待っていました。さすがはサイクリング王国を標榜する茨城県!
駅を出たらいよいよ、東総延長180kmの日本を代表するサイクリングコース「つくば霞ヶ浦りんりんロード」でサイクリング開始!
目指す「星野リゾート BEB5土浦」まではおよそ40km。旧筑波鉄道の廃線跡を大規模自転車道として整備したコースなので、平坦で走りやすいのが特徴です。
日本で2番目に大きい湖「霞ヶ浦」の水平線を見ながらのサイクリングはなんとも気分爽快!ほかにも「万葉集」にも詠われた美しい「筑波山」を望んだりと、景色を楽しみながら進みます。
この日は特別に、世界的自転車部品メーカーで、自転車レースでもお馴染みの「MAVIC」のニュートラル・カーとニュートラル・モト(写真)による先導&サポートがありました。宿泊先の「星野リゾート BEB5土浦」のスタッフさん(写真)が柔軟体操を披露。お見事!
「道の駅 たまつくり」でガールズトーク
「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の途中には、休憩に適した「道の駅」などのスポットが点在しています。「道の駅 たまつくり」は、霞ヶ浦大橋のすぐたもとにあり、目の前には霞ヶ浦の雄大な景色が!
ここで、ヨシネはどうしてこの旅へノエルを誘ったのか、理由を告白しました。
ヨシネ「普段はめっちゃインドアなのにさ、今回突然『自転車乗ろうぜ!』と誘ったのには理由があって……」
ノエル「……⁉」
二人の会話の詳細は動画をチェックしてみて!
「ゲストハウス 古民家 江口屋」で田舎ランチ
この日のランチは、明治後期に建てられた元造り酒屋の趣ある建物を、地元の名工たちの手により作り変えた「ゲストハウス 古民家 江口屋」にていただきました。
竈で炊いたお焦げ混じりの白米、地元の手作り味噌と季節の野菜の味噌汁、霞ヶ浦の梅で作った梅干し、湖で採れたエビとワカサギの佃煮、地元の漬物、ぷるぷるの新鮮卵などが並びます。素朴な味わいの田舎ごはんでパワーチャージ!
■ゲストハウス 古民家 江口屋
住所:茨城県かすみがうら市坂895番地1
電話:080-9095-7800
営業時間:9~17時
定休日:月曜
公式HP:http://www.kasumigaura-kankou.jp/eguchiya/
自転車と泊まれる「星野リゾート BEB5土浦」に宿泊
「江口屋」を出発し再びサイクリングロードに戻った二人は、15時頃、ついに「星野リゾート BEB5土浦」に到着しました。
日本最大級のサイクリングリゾート〈PLAYatre TSUCHIURA〉内に、2020年10月グランドオープンした同ホテルの合言葉は「ハマる輪泊(りんぱく)」。自転車を自由に館内に持ち込めたり、館内で自転車を借りられたり、サイクリング初心者から上級者まで幅広い層が楽します。
中にはなんと、愛車と一緒に泊まれる「サイクルルーム」まで!自転車スタンドやシューズ用乾燥機、乾燥機が使えないデリケートな素材のウェアを乾かすためのサーキュレーターなど、サイクリストのかゆいところに手の届くアイテムが充実しています。
パーティーにぴったりのデイベッドと寝具ゾーンを上下にわけた「ヤグラルーム」も人気。普段の飲み会よりも素敵に、いつもの仲間と気軽に過ごせると、特に20代の若者に人気なのだとか。
ホテルのパブリックスペースは自転車を持って移動しやすいゆとりの設計。滞在中いつでも自由に利用できる整備コーナーでは、工具の貸し出しも行っています。
チェックアウトの時間は「大体11時」とゆるいのも最高。夜に旅仲間と思いっきり夜ふかしできちゃいます。
伝説のメロンソーダと、ブルックリンビールで乾杯!
パブリックスペース「TAMARIBA」併設のカフェでは、茨城県で毎年開催される野外フェスティバルで、1日に3000個も売れる伝説のスイーツ「メロンまるごとクリームソーダ」をぜひ注文してみて。
ヨシネ「脚より肩に力を入れるから肩が凝ったけど、体力的には思ったより全然余裕だったね」
ノエル「しんどさより、楽しさが勝ったね!」
その晩は、ジェンガをしながら「サイクルルーム」で人生や恋についてじっくり語り合った二人なのでした。
■星野リゾート BEB5土浦
住所:茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦
TEL:0570-073-022(星野リゾート予約センター)
チェックイン:15時~ チェックアウト:~11時
定休日:なし
公式HP:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/beb5tsuchiura/
翌朝5時から「朝焼け絶景サイクリング」に参加
翌朝。日の出前に起きたヨシネとノエルは、早朝5時から「星野リゾート BEB5土浦」が企画したアクティビティに参加することに!ゲストなら誰でもジョインできます。
前日のサイクリングでも登場した日本で2番目に大きい湖「霞ヶ浦」沿いを、暗がりのなか走り抜け、着いた先の朝焼けポイントで日の出を待ちます。
平地のため視界を遮るものがなく、群青色から橙色のグラデーションに染まる空が湖面に映る美しい絶景は必見!この日はあいにく雲が多かったですが、「これも、この日の空」。
二度と戻らない、親友とのかけがえのない瞬間となりました。
気になった方は動画もチェック!
美しい日の出を鑑賞した二人は、最後にすぐ近くの霞ヶ浦総合公園へ。この旅の感想を語り合いました。
ノエル「旅に出るまでは、クロスバイクにちゃんと乗れるか心配だったし、大学卒業後の進路や恋愛をどうしようかなとモヤモヤしていたけど、自転車で走って、朝焼け見てるうちに、なんか、どうでもよくなった!過去にとらわれるのはやめて、前に進もう!」
ヨシネ「そう言ってもらえて本当に嬉しい!旅には、そこだからこそできるアクティビティを体験する楽しさもあるんだって、今回発見できたね。ほかにもいろんなところに一緒に行きたいし、またここに戻って来るのもいいよね!」
二人の自転車TRIP、ぜひ動画でも見届けてくださいね!
text&movie:城リユア(mogShore)
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