赤坂「西洋菓子 しろたえ」の名品・真っ白なレアチーズケーキ
赤坂の街を走る三つの通りのひとつ「一ツ木通り」。この通りにある「西洋菓子しろたえ」のレアチーズケーキは、赤坂みやげの代表格として長く親しまれる人気商品です。今回はショップの2階にある穏やかな雰囲気のカフェで、こだわりの紅茶と一緒に純白のレアチーズケーキを味わってきました。
ヨーロピアンの香り漂う一ツ木通りの洋菓子店
青山通りから一ツ木通りへ入って60mほどのところにある瀟洒な店構えのビルが「西洋菓子しろたえ」です。昭和51年に、オーナーの川越盛一郎氏が創業。現在は、オーナーシェフとともに二代目がお店の味を守っています。
ショップは大きなショーケースを中心にしたこぢんまりとした造り。窓や扉、鏡、ランプ、飾り棚などのデザインが、古き良きヨーロピアンシックな雰囲気を演出しています。
ショーケースには常時20種類ほどのケーキが並んでいます。次から次へと売れていきますが、ご安心あれ。3階の厨房で一日中ケーキが作られているので、その都度、作りたてが店頭に並べられるそうですよ。
三段目にある白くて四角いケーキ、こちらが有名な「レアチーズケーキ」です。270円というお手頃な価格にも驚きます。
「レアチーズケーキ」のほか、こちらの「チーズレモンパイ」や「フロマージュスフレ」も人気が高いそうです。ケーキには昔ながらのクラシックなデザインのものが多く、お客さんには親子でファンの方が多いというのも納得です。
濃厚なのにさっぱり!人気の秘密はなめらかな口溶け
カフェを利用するときは、並んでいる間にショーケースからケーキを選んで1階で店員さんに注文。カフェでいただく旨を告げると、2階へと案内してくれます。
2階は木の温もりあふれる穏やかな空間で、赤坂という繁華街の賑わいを忘れさせるよう。アンティークの椅子はすっと体が馴染むような座り心地で、落ち着きます。
さっそく「レアチーズケーキ」をいただきます。一緒に注文したのは、収穫時期によるおすすめの茶葉を用意した「季節の紅茶」550円。
さて、「レアチーズケーキ」をひと口。チーズの濃厚な味わいとレモンの酸味が層になって口の中に広がります。食べたときはしっかりとチーズの濃厚さがあるのに、それが口の中に残らずにすっと消えてしまう、後味の軽さがとてもいい印象です。
材料はクリームチーズと砂糖、レモン汁のみとシンプル。しかし、その配合と、しっとりと細やかなキメのある質感に仕上げる混ぜ具合によって、他には真似できないこの味わいを作り出しているそうです。
最初にケーキを見たときに、サイズはやや小ぶりだと感じたのですが、この大きさがちょうど良い満足感でした。
みんなにこの味わいをシェア。おみやげも忘れずに!
おみやげ用に、カットしていないタイプのレアチーズケーキも販売しています。これならお好みの数や大きさに切り分けて食べられますね。
生ケーキのほか、「マドレーヌ」150円などの焼き菓子も12種類ほどあります。手描き風のパッケージもかわいい!
お店を出るときには何かしら買って帰りたくなります。ちなみにこのショッピングバッグやお店のロゴに使われている絵は、川越さんのご家族が描かれたのだそうですよ。柔らかなタッチと優しい表情がお店の雰囲気にぴったりです。
一度食べるとこの味を誰かにも教えてあげたくなる、そんな赤坂のレアチーズケーキをおみやげにいかがですか。
Text:山下あつこ
photo:斎藤純平
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