竹製のティースタンドに心躍る。ラグジュアリーホテルのこだわりアフタヌーンティーを召し上がれ

竹製のティースタンドに心躍る。ラグジュアリーホテルのこだわりアフタヌーンティーを召し上がれ

東京都 食・グルメ アフタヌーンティー 隈研吾 るるぶ&more.編集部
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永田町の「ザ・キャピトルホテル 東急」は、国内外の要人をもてなす国内有数のラグジュアリーホテル。大規模リニューアルから10周年を迎え、2020年秋に一新されたラウンジ「ORIGAMI(オリガミ)」のアフタヌーンティーが話題です。旧ホテル時代より“食のキャピトル”として知られるこのホテルの顔である「ORIGAMI(オリガミ)」の自信作は、おもてなしの心がこもったこだわりのアフタヌーンティー。1月からは春らしくイチゴやお花がいっぱいの内容になっています。

Summary


名建築家の意匠が光る。名ホテルの歴史あるラウンジ 「ORIGAMI」

官公庁舎が立ち並ぶ永田町にある「ザ・キャピトルホテル 東急」。10年前にリニューアルし、建築家・隈研吾氏がデザインの一部を手掛けて大きく生まれ変わりましたが、「ORIGAMI」は前ホテルよりその名を引き継ぐメインダイニング&ラウンジです。

昼は庭園の緑、夜はビル群の灯りに囲まれる和モダンな店内。天井に飾られた隈氏デザインの意匠「斗栱(ときょう)」が象徴するように、落ち着いた雰囲気の中に日本建築特有の凛とした美しさを感じさせます。

前身の「キャピトル東急ホテル」時代より、数々の名レストランを有することで知られ、“食のキャピトル”と称されてきたホテルのメインラウンジ。どんなアフタヌーンティーが味わえるのか、期待が高まりますね!

各部門のシェフが腕によりをかけたスイーツ&セイボリー

運ばれてきたのは、こちらの竹製のティースタンド。駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)という伝統工芸品の技で造られた特注品で、すべて手作り。その繊細さに思わず見入ってしまいます。

特に注目したいのが、こちらのトップの部分。水引などで用いられる「あわじ結び」という飾りをデザインしていて、「長く愛されるメニューであるように」との願いが込められているそうですよ。ホテルの真摯な思いに、胸がキュン。

それではティースタンドのカバーをオープン!

ザ ・キャピトル アフタヌーンティー(1名6655円、写真は2名分。要予約)
ザ ・キャピトル アフタヌーンティー(1名6655円、写真は2名分。要予約)

見てください、この華やかさ! ひとつひとつが丁寧に作り込まれた心ときめくヴィジュアルで、品数もたっぷり14品あります。

上段はスイーツ。こちらはペストリー部門のシェフパティシエ・安里哲也さんが考案した7品。なんと安里さんは日本洋菓子界で活躍するトップパティシエ! 確かにどのスイーツにも、アイデアや仕上がりの美しさにクオリティの高さを感じます。

ひと目見て、まずは花のロリポップとイチゴのシャルロット仕立てのかわいい姿が目に飛び込んできます。まるで本物のイチゴのようなイチゴのシャルロット仕立ては、ムースを生地で包んでイチゴの形に仕上げてあるんですよ! 

まさに春の要素が満載でウキウキ。味わいにも発見や工夫があり、ひとつずつ手が込んでいるのがよくわかります。

そしてこちらのベイクドチーズケーキは、ホテルのペストリーで人気の定番商品をミニサイズにしたもの。ゴルゴンゾーラチーズの少しクセのある味わいがアクセントに。ラウンジの店頭では大きなサイズのカットケーキが購入できるので、おみやげにしたい!

下の段は、セイボリー。「ORIGAMI」のシェフ、上野剛正さんが担当します。アフタヌーンティーのセイボリーとは思えないほどの充実ぶりがうれしい!

萬幻豚のリエットをコンソメとクリームでコーティングした真っ白いボンボンや、フリーズドライのイチゴを合わせたフォアグラのテリーヌ、お米を使ったイチゴのスープ、ピザ風パンペルデュ(フランス風フレンチトースト)などひと口サイズの料理・アミューズ ブーシュがたくさん。

どれも鮮やかで、こちらも色とりどりの花が咲き誇るような春らしい仕上がりです。ちなみに白い取手のついた器はシーフードのアヒージョ。アフタヌーンティーのセイボリーとしては珍しい温かいメニューが入っています。

このプチシューのポテトサラダは「ORIGAMI」のオリジナルレシピによるものだそうで、ホテル伝統の味も盛り込まれていますよ。

そしてアフタヌーンティーの定番であるスコーンは、プレーンとジャスミンの2種類。噛んだときにザクッとした歯応えのある焼き加減がベーカリシェフのこだわりです。スコーンも時季によって変わるそうですよ。

インドのティーテイスターがセレクトした厳選紅茶

スイーツやセイボリーと一緒に楽しめるドリンクは約20種類。なかでもインド政府御用達のティーテイスター、サンジャイ・カプール氏のセレクトした紅茶がおすすめです。有田焼の窯元「深川製磁」製のティーセット「ブルーチャイナ」のレトロな柄もステキ。

今回ご紹介したこちらの内容のキャピトル アフタヌーンティーは、2021年1月15日~3月31日の提供です。また違う季節にも訪れてみたくなりますよね。

残念ながら、ラウンジは春先まですでに満席だそう。ルームサービスでお部屋にアフタヌーンティー を届けてもらえる宿泊プランもあるそうなので、チェックしてみて!

18時までオーダーできるので、ティータイムだけでなく食事としても楽しめそう。多彩なスイーツ&セイボリーを満喫しながら、時間を忘れてラグジュアリーな時間を過ごしてくださいね。

Text:山下あつこ
photo:斎藤純平

掲載した情報についてもっと知りたい方は、発売中の『アフタヌーンティー愛』をご覧ください。

●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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