話題の御朱印をいただき、元気をもらおう!『関西 週末開運御朱印さんぽ』なら、楽しい寄り道付き♪
カラフルなイラストやかわいい判など、社寺でいただく御朱印は、まさに百花繚乱! 墨書がメインの渋いイメージがありましたが、まるでアート作品のように優美なものやユニークな絵柄など、多種多様な御朱印の世界に私もすっかりハマってしまいました。2020年12月に発売された『関西 週末開運御朱印さんぽ』では、関西でいただける御朱印を一挙にご紹介。社寺から近いカフェやおみやげ店なども紹介しているので、寄り道しながら“御朱印さんぽ”を楽しんでみませんか?ここでは本書の一部をご紹介。初心者さんにぴったりな下鴨神社と、その界隈にある御朱印が話題の二つの穴場寺をご案内します。
Summary
御朱印ビギナーさんにおすすめ!下鴨神社で6社の御朱印をいただこう
京都の街の中心部近くに、巨木が生い茂る「糺の森(ただすのもり)」とともに世界遺産に認定されている下鴨神社。広大な境内に摂社・末社が30以上集まり、うち6社で御朱印が通年拝受できます。縁結びや美麗祈願などのご利益があり、女性に人気の神社が多いのも特徴です。
御朱印は、北側の御本社近くの授与所で下鴨神社・相生社(あおいのやしろ)・御手洗社(みたらししゃ)・出雲井於神社(いづもいのへのじんじゃ 、通称:比良木社〈ひらきしゃ〉)の4つをいただくことができ、少し離れた南側の河合神社で、河合神社と雑太社(さわたしゃ)の御朱印が授かれます。
縁結びの相生社は水引、みたらし団子発祥と言い伝えのある御手洗社はみたらし団子など、それぞれに由来したかわいい印にも注目です!
※直書きは下鴨神社、河合神社のみ。ほか4社は書き置きで、写真は御朱印をノリで貼っています。
まずは、二祭神を祀る御本社におまいりを。ほか5社も必ずおまいりしてから御朱印をいただきましょう。『関西 週末開運御朱印さんぽ』には、正しいおまいりの手順も掲載しているので、ぜひご参考に。
お参りしたら、授与所で御朱印をいただきます。美しい墨書を目の前で直書きしていただくのは、嬉しいものです。
こちらが直書きされた下鴨神社(御本社)の御朱印。賀茂御祖神社は正式名称です。右上の神紋である双葉葵に注目を。昔から葵は「あふ(会う)ひ(神様の力)」と書き、大きな力と巡り合う意味があるそうです。
御本社の東奥にある御手洗社の授与所で、キュートな御朱印帳2750円を見つけました! 着物で使われるよくちりめん生地は少しずつ違う柄。ぜひお気に入りを見つけてみて。
美麗の神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀る河合神社では、人気の美人祈願をぜひ。
左がビフォアー、右がお化粧を施したアフターです。自身のメイク道具か備え付けの鉛筆を使って、手鏡の絵馬に自分の表情を自由に描き、「美」を祈願します。境内で奉納されたみんなの絵馬を見るのも楽しい!
アマビエのイラストが入った御朱印が話題の法乗院へ
次は下鴨神社から徒歩10分。法乗院は街なかのビル内にあり、オリジナリティあふれる御朱印が人気のお寺です。2階にご本尊があり、2021年1月現在は拝観休止中ですが、1階でおまいりします。写真は月替わりの御朱印で、プリント仕立ての絵柄が異なる3体セット(郵送可、授与は2021年3月までの予定)。1体は必ず疫病除けの妖怪・アマビエが描かれています。愛嬌たっぷりのアマビエは、おうちに飾って毎日眺めたくなるほどかわいい!
法乗院の宗派は、高野山真言宗。入口では、高野山開創1200年記念大法会のマスコットキャラクター・こうやくんがお出迎えしてくれます。
住職・岡田翔廣(しょうこう)さんとの会話もこのお寺の魅力。「御朱印集めは仏様に向かい合うたくさんのルートのうちの一つと思っています。皆さん、いろんな思いを持って仏様に手を合わされていますよ」とのこと。人や心に響く言葉との出合いも、御朱印めぐりの醍醐味です。
地元の人も目当てに訪れるという、住職による直書きの御朱印も人気です。その季節ならではの喜びに満ち溢れ、まるで一つの作品のよう。2021年1月現在は、月20日前後の授与日を設け、予約制で対応されています(御朱印の最新情報はInstagramで告知)。
■法乗院(ほうじょういん)
住所:京都市左京区下鴨西半木町84-1
電話:075-781-1566
料金:拝観無料
時間:9~14時(御朱印受付は要予約、11~14時)
定休日:無休
自由闊達な画風の御朱印を、目の前でスラスラ描いてくれる圓常院
次はバス、またはタクシーを使って、少し離れた圓常院へ。妙蓮寺の敷地内に立つ塔頭で、ご本尊のほか、がん封じにご利益があるといわれる赤球石霊験(せっきゅうせきれいげん)大明神を祀っています。住職が描くイラスト入りの御朱印が有名で、今回は疫病退散を祈願してアマビエをお願いしました。ポップな色使いのアマビエは、眺めているだけで元気が湧いてきそう。
圓常院前の塔頭が並ぶ小径は、雰囲気抜群。観光メインではない小さなお寺に、足を運ぶきっかけになるのも御朱印巡りならではの体験です。
住職の佐野充照(じょうしょう)さん。2018年から参拝者の思い出になるように、と御朱印に絵が入るようになったそう。風神雷神や七福神など希望に応じて何でも、10~15分程度で描いていただけます。旅好きな住職との気さくな会話も楽しみの一つです。
人気No.1は風神雷神の御朱印。今にも動きだしそうな躍動感あふれる風神雷神は、もはやアートの域!
■圓常院(えんじょういん)
住所:京都市上京区妙蓮寺前町873妙蓮寺境内
電話:075-431-6897
料金:拝観無料
時間:9~17時(御朱印受付は同じ)
定休日:不定休
※御朱印はショートメール08014876633での予約がベター。
たっぷり歩いたから、甘味三昧もOK♪社寺近くの名店を巡って
下賀茂神社の門前おやつといえば真っ先に名のあがる、加茂みたらし茶屋。名物は、下鴨神社の境内を流れる御手洗川の気泡をイメージした、みたらし団子3本450円。甘さ控えめの黒糖の蜜がかかり、何とも上品な味わいです。御手洗社の御朱印で押される団子の印と同じビジュアルなので、ぜひ見比べてみて。持ち帰り5本650円もあります。
圓常院から徒歩10分、堀川鞍馬口辺りに来たら、うめぞの茶房は外せません。昭和初期に創業した甘味処・梅園の3代目が手掛け、かざり羹1個350円~が今や京都甘味の定番といっていいほど大人気。餡(あん)をわらび粉・寒天で流し固め、フルーツや生クリーム、ナッツなどをトッピングしたもので、レモンやフランボワーズなど、和洋折衷の斬新なビジュアルと味わいが魅力です。
紹介社寺の近くではありませんが、中心部にある老舗和菓子店・二篠若狭屋 寺町店にも立ち寄りましょう。一押しは上生菓子・アマビエ三姉妹3個入り1296円 。外は軟らかい外郎で、中は栗餡、生姜餡、梅餡の3種。パステルカラーでかわいいビジュアルだけど、中の味はしっかり個性派の3姉妹。いただいたアマビエの御朱印とともにSNSにアップすれば、疫病退散にさらに効果があるかも⁉
■二篠若狭屋 寺町店(にじょうわかさや てらまちてん)
住所:京都市中京区寺町通二条下ル榎木町67
電話:075-256-2280
時間:9~18時(2階は10時30分~17時、LOは30分前)
休み:水曜
※元離宮二条城近くの本店でも販売あり。販売期間が終了した場合も、2日前までの予約で販売可。
『関西 週末開運御朱印さんぽ』には人気の御朱印がたくさん!寄り道とダブルで楽しんで
本書には、ほかにも魅力的な御朱印をたっぷり掲載。本書をパラパラとめくって気になる御朱印を見つけたら、それをきっかけにおでかけしても。初めての御朱印めぐりでも、参拝のマナーや注意事項が掲載されているから安心です。
あせって数をたくさん巡るのではなく、近くにある名店に寄り道しながら、時間や日にちをかけて少しずつ楽しむ御朱印めぐりはいかが。心にも体にも、きっと大満足な休日が過ごせるはずです。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際には事前にご確認ください。
●この記事は『関西 週末開運御朱印さんぽ』に掲載した記事をもとに作成しています。
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