京都祇園の和喫茶「お茶と酒 たすき」で、冬限定「ぜんざい」にほっこり
京都祇園で人気の和喫茶「お茶と酒 たすき」の冬メニューとして、ぜんざいがスタートしました。“西洋と東洋、故きものと新しきものを互いに尊重しながら新たな食体験を生み出す”をテーマに運営する同店ならではの、ちょっとほかにはないぜんざい。スプーンでそっとすくい、おいしいひと時に酔いしれましょう。 [2022年11月10日時点閉店]
冬の京都でいただく「ぜんざいとぜんざいのセット」
「お茶と酒 たすき」の京都祇園店は、京都市内の中でもとくに風流な景色が楽しめる祇園・白川沿いにあります。外観は築120年の京町家でありながら、中は現代風にリデザイン。コンクリートの床やガラスを多用した壁、趣のある調度品が並ぶすてきな空間です。大きな窓からは白川も眺められ、なんだか豊かな気分に。
そんな「お茶と酒 たすき」で、この冬からお目見えしているぜんざい。全3種類のラインナップから2種類を選ぶ「ぜんざいとぜんざいのセット 1320円」は、ほっと和む温かな甘味として、登場以来評判です。
独自の食材の組み合わせを楽しむ
写真左は「赤ワインと無花果(いちじく)のぜんざい」、写真右は「柚子と杏の白ぜんざい」。いずれもお砂糖をなるべく控え、食材がもつ香りやうまみ、食感を楽しめるよう丁寧な味作りがなされています。
「赤ワインと無花果のぜんざい」は、赤ワインとスパイスでコンポートしたやさしい甘みのいちじくをペースト状にし、煮小豆ともち麦とを組み合わせてぜんざいに。しっかり焼いた切り餅を2つのせることで、赤ワイン&いちじくのコクのある旨味とお餅の香ばしさがおいしいハーモニーを奏でます。
「柚子と杏の白ぜんざい」は、白あんをベースに、柚子と杏を混ぜ込んでフルーティな香りをプラス。もちもちの白玉2つをのせて、さっぱり&つるりんの楽しい味わいを演出します。
あとひとつは15種類の雑穀で仕立てた「十五穀米のぜんざい」で、つぶつぶとした食感ときび砂糖ならではの上品なコクが楽しめます。こちらは丸い焼き餅入り。
風情豊かな京都の風景を眺めながら、ちょっと新しいぜんざいに舌鼓。冷えた体をほっこり温めてくれる、おいしくてやさしい時間になることでしょう。
冬でも食べたい定番のかき氷
同店で人気のかき氷は冬の間も楽しめます。定番の「抹茶みつ」と「焙じ茶みつ」のほか、1ヵ月ごとに変わる「季節氷」2種類もお楽しみ。1月の季節氷は「酒粕と白味噌」、「八朔レアチーズ~ラムレーズンを添えて~」でした。
まるまるとしたフォルムとふわっと溶ける氷の食感が同店のかき氷の特徴。定番2種類には甘い練乳付きで、ふわふわ氷に染み込ませていただきます。
「抹茶みつ」に使用する抹茶は京都の老舗お茶店から取り寄せたもの。そのままお薄として飲んでもおいしい香り高い抹茶を、きび砂糖のシロップと合わせ、3層仕立てにしています。
氷に染み込んだ抹茶シロップのほどよい苦味と甘味を感じつつ、練乳のコクでまろやかな後口を堪能。
一つひとつの素材にこだわった、シンプルで飽きのこないぜんざいとかき氷を、どうぞお楽しみあれ。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策として当面11~18時(17時30分LO)で営業
定休日:不定休
text:木村桂子(ウエストプラン)
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