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鎌倉・藤沢でじっくり、本物に触れる!おすすめ穴場スポットを行く日帰り体験ツアーが企画進行中!

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東京から電車で1時間ほど、日帰りで気軽に遊びに行ける鎌倉・藤沢は、言わずと知れた人気観光スポット。どこも混んでいるイメージかもしれませんが、達人たちに教わって穴場スポットを巡れば、鎌倉・藤沢らしいことがゆったり満喫できますよ。茶道と人力車、野菜たっぷり発酵食ランチ、伝統がつづく鎌倉彫など、”本物”に出会うとっておきの体験ができる日帰りツアーが3つ企画進行中!気になる内容をるるぶ&more.で、先に少しだけお見せしちゃいます。

Summary


彫り物体験&鎌倉野菜ランチで、どっぷり鎌倉を楽しむ

1. 鶴岡八幡宮の鳥居脇に佇む「博古堂」前に集合

鎌倉の文化人から長く愛され親しまれている「博古堂」
鎌倉の文化人から長く愛され親しまれている「博古堂」

「博古堂」は、800年続く鎌倉彫の名家・後藤(ごとう)家が営む美術工房です。

その源流は、鎌倉時代に遡ります。
禅宗寺院の造営が盛んに行われた時代、奈良から招いた慶派の仏師たちが仏像・仏具の造作を引き受けました。中でも、写実的で力強い作風で知られる仏師・運慶を祖と仰ぎ、彫りと塗りの技術を継承し続けているのが後藤家です。

後藤家が1900(明治33)年、鶴岡八幡宮の鳥居脇に構えたのが「博古堂」。初代の後藤齋宮(いつき)は、衰退しつつあった鎌倉彫を再興した仏師のひとりで、その息子、2代目・運久と共に、今へ至る現代鎌倉彫の基礎を固めました。

戦後、株式会社に改組した博古堂を率いる3代目・俊太郎さんは、椿や柘榴、獅子といった伝統柄を深彫りで表現した作品が代表作に、4代目・圭子さんは、屈輪唐草文様を大胆にアレンジしたモダンな作品が好評を博し、博古堂の製品は海外の展覧会でも注目を集めているそうです。

5代目店主の後藤尚子(なおこ)さんと一緒に、鎌倉彫の美の世界を知る昔体験ツアーにでかけましょう。

2. 徒歩5分の「鎌倉国宝館」で常設展示を見学

館内の薬師三尊及び十二神将立像に圧倒される
館内の薬師三尊及び十二神将立像に圧倒される

後藤さんの案内で最初に訪れる場所は、鶴岡八幡宮の境内にある「鎌倉国宝館」。
鎌倉社寺の仏像や文化財が一堂に保管・展示されている市立博物館で、その名の通り、国宝・重要文化財を多数鑑賞することができます。

ここで注目したいのは常設展示の「鎌倉の仏像」。ガラスケースを挟まず、薬師三尊や十二神将立像などを目の前で鑑賞することができます。ダイナミックかつ繊細な仏師の造形を見れば、鎌倉彫との共通点を感じられるでしょう。

3. 博古堂、鎌倉彫資料館の名品を眺めて、いよいよ鎌倉彫体験

使い続けることで手にしっくりと馴染んでいく味わい深さが名品の魅力
使い続けることで手にしっくりと馴染んでいく味わい深さが名品の魅力

鎌倉彫のルーツを学んだ後は、尚子さんが店主を務める「博古堂」と「鎌倉彫会館」での作品鑑賞です。

鎌倉彫は、そこにあるだけで、空間をグッと品良く見せてくれる
鎌倉彫は、そこにあるだけで、空間をグッと品良く見せてくれる

「木を彫ってできた凹凸に漆を塗る鎌倉彫は、長く使えば使うほど手に馴染み、漆のつやも出て、味わいが深まってきます。だから、現代のインテリアやファッションに合う感性を常に磨きつつも、お客さまから信頼されてきた確かな品質を変わらずに届けたい」と尚子さん。

彫刻刀に初めて触れるという方でも、講師が付くため安心して体験できる
彫刻刀に初めて触れるという方でも、講師が付くため安心して体験できる

作品鑑賞後は、鎌倉彫のコースターを自分で彫ってみる楽しい体験の時間です。葡萄か椿が選べる鎌倉彫の柄は、このレッスンのために尚子さんがオリジナルでデザインしたもの。伝統の薬研彫りを習いながら1時間半も経てば、彫刻が仕上がっているはず。その後、職人の手による塗りの工程を加えて、世界に1つ、貴方だけの作品が仕上がります。

4. 美しい鎌倉彫の器でいただく「精進・刻御膳(ときごぜん)」

最後は、鎌倉彫会館1階のカフェ「倶利(ぐり)」で鎌倉らしい精進料理をいただきましょう。
「精進・刻御膳(ときごぜん)」と名がついたお膳には、近くの鎌倉市農協連即売所(通称:レンバイ)で仕入れた朝採れの鎌倉野菜がたっぷり。精進だしをベースにあっさり仕上げられ、具材の色と味の輪郭が際立っています。お膳に並ぶ、木の器はすべて鎌倉彫のよう。

「鎌倉彫の器を実際に使っていただきたくて。けんちん汁のような熱い汁ものでも外に熱が伝わらず薄くて軽い。器ごと持てるでしょう?箸も盆も鎌倉彫ですよ」と尚子さんに説明いただきました。鎌倉彫のことを深く知った後に手にする鎌倉彫は、さらに美しく、愛おしく思えてきます。

\ 鎌倉彫体験と、鎌倉野菜たっぷりランチを堪能! /

 


目指せ、オトナ女子!茶道&人力車で味わう、優雅な一日

1. 茶の湯をカジュアルに楽しめる和の殿堂「茶房 有風亭」

茶の湯の世界を教えてくれる「有風亭」女将・いづみさん
茶の湯の世界を教えてくれる「有風亭」女将・いづみさん

鶴岡八幡宮から北鎌倉へ抜ける横浜鎌倉線の路地を入った閑静な場所に、観光客に限らず、地元の大人や子どもも通う茶室があることをご存知でしょうか。

営んでいるのは、鎌倉の風景と慕われ愛される車夫・青木 登(あおき のぼる)さんの奥様、いづみさん。卒業旅行で訪れてから、足しげく通っているうち、すっかり鎌倉のとりこになったと言います。青木さんとの馴れ初めも、実は人力車の車夫とお客の関係でした。

そして、「和の魅力を気軽に楽しむ」をコンセプトにして2012年にオープンしたのが「茶房 有風亭」です。茶房と人力車の2輪車で和の魅力を伝え続けています。

2. 鎌倉・創作和食「近藤」の特別懐石をいただく

季節・客人によって、もてなしの演出が異なる茶室
季節・客人によって、もてなしの演出が異なる茶室

女将・いづみさん(以下略、女将)の案内で、茶の湯体験へと向かいましょう。

季節の香りを浮かべた茶釜の汲み出しに続き、金箔入り食前酒で喉を潤します。初めての茶席だとやはり緊張しますが、飲み物が喉を通ると不思議と気持ちも穏やかになります。

鎌倉の海の幸、山の幸をふんだんに盛り合わせた特別懐石「松花堂弁当」
鎌倉の海の幸、山の幸をふんだんに盛り合わせた特別懐石「松花堂弁当」

いよいよ、鎌倉創作和食の特別懐石「松花堂弁当」の登場です。煮物、焼物が彩りよく配された料理は、見た目が美しく、食欲をかきたてられますね。1つ、また1つと箸を口に運ぶたびに、胃も心もすっかりほぐれていきました。

3. 濃茶、薄茶の違いや茶菓子の説明など 女将との話に花が咲く

濃茶は苦くなくてまろやかなのよ、と女将
濃茶は苦くなくてまろやかなのよ、と女将

鎌倉の旬がぎゅっとつまった懐石を堪能したら、次は茶席を楽しみます。

この茶房では女将のお点前を見ながら、お茶をいただきます。使用する抹茶は京都宇治の「丸久小山園」から、濃茶・薄茶で銘柄を厳選して使用するとのこと。練った濃茶は色深く、香りがとても上品です。季節の上生菓子とともにいただきましょう。懐石でお腹を満たしていますが、甘いものは別腹、幸せが体中に広がる心地です。

女将が選んだ鎌倉の和菓子職人による上生菓子
女将が選んだ鎌倉の和菓子職人による上生菓子

濃茶の次に、薄茶と干菓子が供されます。干菓子は、希少な和三宝(純度100%の和三盆)と皇室御用達「緑寿庵清水」の金平糖。生活の中に生きる和の習わしなども交えて女将に解説をいただきながら、茶の湯を楽しく体験できました。

4. この道38年のレジェンド人力車と行く鎌倉の街

大ベテラン、安定感のある青木さんの人力車で街へ
大ベテラン、安定感のある青木さんの人力車で街へ

茶席を体験した後は、現役車夫として国内最長齢、青木 登さんの「人力車体験」です。

1984年に鎌倉初の観光人力車「有風亭」を創業して以来、今なお生涯現役を掲げて鎌倉の街を走る青木さんを称して「あなたは鎌倉の風景の一部だ」とも言われています。

人力車を曳く前は、自身もやはり鎌倉を訪れる旅人の1人だったという青木さん。女将と二人三脚になった「有風亭」は、だからこそ旅人がくつろげる空間として“おもてなし”にあふれているのでしょう。

\ 目指せ、オトナ女子!優雅なおもてなしを満喫♪ /

 


体が喜ぶ♪農家レストランで、とれたて野菜&発酵食ランチを

1. 旅の始まりは、藤沢北部の大地に建つ農家レストラン

朝露が残る早朝、開店を待つ「農家レストラン いぶき」
朝露が残る早朝、開店を待つ「農家レストラン いぶき」

藤沢市の南部には、江ノ島や湘南の広大な海が、そして北部には、肥沃な大地が広がっています。

この旅の集合場所は、藤沢市北部、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス近くの遠藤地区に立つ「いぶき」。2018年5月に国家戦略特区の認可を受けて誕生した、関東では初の、全国では6例目となる“農家レストラン”です。

樹木医の冨田さん。樹木の診断・治療、後継樹の育成、樹木保護に関する指導を行う資格を持つ専門家
樹木医の冨田さん。樹木の診断・治療、後継樹の育成、樹木保護に関する指導を行う資格を持つ専門家

このレストランの立役者が、冨田 改(とみた かい)さん。「実家が農家だから、近所で荒れていく遊休農地を見ていて放っておけなかった」と遠藤地区の場づくりに奔走。地域の農家と交渉を重ねて土地を借り、近隣から古民家を移築しました。冨田さんは、「NPO法人里地里山景観と農業の再生プロジェクト」の代表を務め、100年後も続く活気のある場所を作りたいと今も元気に活動されています。

2. 五感を澄ましながらの山歩き。冨田さんに学ぶ里山の在り方

空が明るく見えるのも木々を剪定しているから
空が明るく見えるのも木々を剪定しているから

まずはレストランから徒歩約2分の「藤沢えびね・やまゆり園」へ向かいます。

こちらは、冨田さん代表のNPO法人が手がける山野草園です。すべて手作りという垣根の先にある里山は、何も知らなければ自生した植物による景観に思えますがそうではありません。訪れた人がちゃんと山野草を楽しめるよう、季節ごとの見映え、咲く花の種類、そして足で感じる山の感触までイメージして、丁寧にデザインされたものです。

樹木医ならではの目線で次々に語られる自然と人との付き合い方。訪れたのは開園前の時期でしたが、4月から8月のオンシーズンには、植えた花がさまざまに開花して賑やかになることでしょう。

3. ふっかふかの土の感触や香りを味わう収穫体験

この日の収穫は「ヤーコン」というキク科の野菜。根こそぎ掘れると快感!
この日の収穫は「ヤーコン」というキク科の野菜。根こそぎ掘れると快感!

次に案内していただいたのは、農家の畑。旬の野菜を収穫できる農業体験が近隣の契約農家の畑で行えます。ジャガイモ、菊芋、ニンジン、トマト、ナスにブルーベリー、大根や白菜などの葉物など、時季に合わせた収穫が楽しめます。

無農薬で耕作された土は、足裏が喜ぶほどにふっかふか。微生物の作用による良質の腐葉土が元気な野菜を生み出す源になるそう。

4. 砂糖を控えめに、発酵調味料にこだわる自家製料理

自家製ひしお漬け唐揚げ3種・低温熟成蒸し鶏 自家製塩麹ソース・本日のお惣菜6種・本日のサラダからなるミックスプレート
自家製ひしお漬け唐揚げ3種・低温熟成蒸し鶏 自家製塩麹ソース・本日のお惣菜6種・本日のサラダからなるミックスプレート

山の散策、畑仕事でひと汗かいたら、「いぶき」に戻って食事タイムです。南面に開いた窓から庭の緑を望みつつ、空きっ腹を我慢しながら待ちましょう。しばらくすると、美味しそうな香りとともにお待ちかねの料理が運ばれてきました。

天井が高く、明るい陽の光が差し込む「いぶき」店内
天井が高く、明るい陽の光が差し込む「いぶき」店内

農家が手塩にかけた旬の食材を発酵調味料で味付けした、その名も「発酵ミックスプレート」です。店で仕込んだ「ひしお」や「甘酒」、「塩麹」などの発酵調味料が効いていて、ひと口、またひと口と箸を進めるごとにそれぞれ異なる味わいが楽しめます。酵素たっぷりで腸活にも効果が期待できるとあって、食事目当てに訪れる地元客も多いそう。素材の味を大切にした、まろやかで優しい味わいを頬張るたびに、疲れた体が癒されていくような気がしました。

\ 収穫体験&農家レストランの発酵食ランチを楽しむ! /

 

●記事内で紹介しているツアーは、すべて現在企画中です。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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