【お取り寄せもOK!】「種嘉商店」のナッツ形の京都最中は、200円で至福のひとくち

【お取り寄せもOK!】「種嘉商店」のナッツ形の京都最中は、200円で至福のひとくち

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あまり知られてはいませんが、京都に最中の種(皮)づくりのみをおこなうお店があります。「種嘉商店」は、京都の老舗和菓子店のために最中種を焼き続けて70年の最中種専門店。2020年6月に満を持してオリジナル最中のお店をオープンされました。専門店だからこそできたナッツ入りの種は、比類ないほどの香ばしさです!お取り寄せもできますよ。

Summary


オフィス街の駅から徒歩3分の癒される穴場

「種嘉商店」は、周辺にオフィスビルが立ち並ぶ烏丸御池駅の一番出口から出てすぐ、北向き一方通行の小路、車屋町通り沿いにあります。

整備された大通りから歩いて3分とは思えないほど、静かな街並みに軒を構える「種嘉商店」。使い込んだ最中の焼き型をインテリアに取り込んだ、レトロさと洗練された雰囲気を併せ持つ不思議なお店です。

イートインもできるのですが、コーヒーが200円、最中も200円とワンコインでお釣りがくる高コスパ!雰囲気もステキで、味は最高。ちょっとひと息つきたいときに、とてもおすすめのお店です。

和菓子のような洋菓子のような…ナッツバターとあんこの最高のコンビネーション

左から扁桃(アーモンド)、胡桃(クルミ)、落花生(ピーナッツ) 各200円
左から扁桃(アーモンド)、胡桃(クルミ)、落花生(ピーナッツ) 各200円

お店の看板商品は、3種類の「種実最中」。最中種が落花生(ピーナッツ)、扁桃(アーモンド)、胡桃(クルミ)そのものの形をしていて、それぞれピーナッツバター、アーモンドバター、キャラメリゼしたクルミが、あんこと一緒に入っています。種を手焼きしているのはもちろん、ピーナッツやアーモンドも店内で挽いているから、何もかもが作りたて!

あんこは、業界人の間で、信頼と注目を集める製餡所「イマムラ」製。小豆そのものを感じるほど甘さ控えめに炊いたあんこは、主張の強いナッツの味を、やさしく受けとめ、まぁるい味わいにまとめあげます。

ひとくちで食べられる大きさですが、ひとくちで食べるのはもったいないほど!口に近づけたあたりで感じる種の香ばしい香り、ピーナッツバターの塩気、アーモンドの香ばしさ、キャラメリゼされたクルミのカリッとした食感、すべてが最中と出会って、いままで食べたことのない味をうみだしています。コーヒーにも合うし、1個でかなり満足感があり!友達にオススメしたくなる味です。

まさかのロケット部品メーカーとコラボして生まれたナッツ入りの種

お店から見える作業スペースに特別に入らせていただきました。手前には餅をこねる機械、さらに奥に種を焼く機械があります。

最中種は何でできているかというと、もち粉。「種嘉商店」では、最高級の近江羽二重餅の粉を使われています。薄く伸ばして小さくカットしたものを型に押して伸ばすのですが、このときの餅のやわらかさがポイント。くっつかないように、専用の種切り包丁でリズミカルに切っていきます。

繊維の筋まで細かく再現されたピーナッツの焼き型
繊維の筋まで細かく再現されたピーナッツの焼き型

種作りはただでさえ難しいのに、ナッツを挽いた粉を混ぜるのですから、商品が完成するまでは大変な苦労があったそう。さらにもうひとつ大変だったのが焼き型。新しい焼き型を作る職人さんが見つからず、困っていたところで出会ったのが、なんとロケットの部品を作る工場。

左手前が真新しい焼き型。使っていくうちに飴色に変わっていきます
左手前が真新しい焼き型。使っていくうちに飴色に変わっていきます

本物そのもののピーナッツやクルミの型は、ロケットの部品をつくる精密な技術で作られているのです。そんな裏話も楽しい「種実最中」、新・京都名物に決定です。

おもてなしにぴったりの風呂敷包みの贈答品をお取り寄せ

最中12個作れる最中種、ナッツバター、あんこの缶詰が入った種実(落花生)12個入り3024円
最中12個作れる最中種、ナッツバター、あんこの缶詰が入った種実(落花生)12個入り3024円

「種実最中」、食べたくなってきていますよね?今の時代にはぴったりのお取り寄せで、おうちで楽しむこともできます。3種類のうちピーナッツとアーモンドがお取り寄せ可能。あんこ、ナッツバターがそれぞれ缶入りになっていて、賞味期限はたっぷり30日あります。

パッケージもとてもかわいくて、さらにオリジナルの手ぬぐいで包んだ状態で届きます。紙管のフタをあけたら、小豆のあんこ、ナッツククリーム、最中種がきゅっと詰まっていて、取り出すのも楽しいし、紙袋もついてくるので、プレゼントにしても喜ばれそう!

門外不出のおぜんざいと最中アイスは訪れた人だけのお楽しみ!

あらゆるものが家にいながらお取り寄せできてしまう時代ですが、やっぱり、その土地に行ったからこそ味わえる喜びもあります。「種嘉商店」の場合は、あいす最中とおぜんざい。

あいす最中280円
あいす最中280円

「あいす最中」は正確にいうとミルクジェラート最中。イタリアジェラート協会が開催する国際的なコンテストで3位入賞を果たした専門店のミルクジェラートを取り寄せ、あんこと自家製の求肥の上にたっぷりトッピングしてあります。あんこもジェラートもどちらも控えめな甘さなので、甘いもの×甘いものなのに、とてもすっきりした味です。美味!

おぜんざい380円
おぜんざい380円

おぜんざいは、最中種の蓋付き。蒸らしてやわらかくした種を、さらにおぜんざいに浸してふにゃんとさせて食べるのがおすすめです。お店でついた羽二重餅も入っていて、同じもち米でできているのに食感が違うのも楽しいです。さらに追い最中種がついているので、それはパリパリのまま割り入れてクルトン感覚で。380円というプチプライスもありがたくて、リピートしたくなります。
みなさんも一度試してみてくださいね。

アクセス:京都市営地下鉄「烏丸御池」駅から徒歩3分
料金:価格はすべて税抜き表記です

text:小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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