南信州の春旅へ!名桜と絶景をゆるりと眺めるおいしい飯田めぐり

南信州の春旅へ!名桜と絶景をゆるりと眺めるおいしい飯田めぐり

長野県 6151 &mores 絶景 写真 和スイーツ・和菓子
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お元気ですか、6151です。おでかけ気分が高まる春。自然に囲まれてお散歩しながら思わずゆっくりと背伸びをしたくなる季節によく似合う場所を求めて。身軽なジャケットに着替えカメラを片手に、今回は長野県・飯田市へ旅してきました。

summary

いざ、南信州・飯田へ!

今回は、長野県の最南端に位置する南信州へやってきました。今回訪れた飯田市は日本の真ん中、長野県の南部にあり南アルプスや中央アルプスなどの山々に囲まれた自然豊かで季節毎に美しい景色を感じることのできる地域です。

南信州には歴史や文化も多く受け継がれ、古くから今も伝統的な技が残っています。豊富な日照時間と美しい水の恩恵を受け、おいしい果物が沢山育つことでもよく知られています。果物好きにはたまらない…!また、飯田駅は東京⇔名古屋間で開通予定のリニア新幹線の停車駅にもなっていて、いまから知っておきたいホットなスポットなのです。

【桜めぐり】圧巻の一本桜、名桜から樹齢300年の老桜まで

桜point① 杵原学校の枝垂れ桜

「一本桜」が多く残されている飯田市。ここでしか見ることのできない美しい樹形の桜達が春を迎えると咲き乱れるのだそう。

あいにく、取材の際は開花には至っていませんでしたが、花が咲いていない時期に見ても立派な幹と枝ぶりの桜の姿を眺めてきました。

昭和24年に山本中学校として建築された「杵原学校」。吉永小百合さん主演の映画『母べえ』などのロケ地としても使用された建物は国登録有形文化財だそうです。春になると、校舎前の枝垂れ桜を楽しめる名スポット。

廃校になった校舎の見学もできるのだそう。木造の古い建築と立派な枝垂れ桜の姿はまるで映画の中に入り込んだようなシーンに間違いない。と春に想いを馳せつつ静かにシャッターを切りました。

■杵原学校の枝垂れ桜
住所:長野県飯田市竹佐377-1
電話:0265-22-4851(まちなかインフォメーションセンター)
桜の見頃:4月上旬~中旬ごろ

桜point② 専照寺の枝垂れ桜

専照寺の夜桜ライトアップ

正面本堂前、枝垂れ桜を背負うようにして座る石作りの釈迦牟尼仏。山門をくぐり抜けた先に見えるピンク色の桜の花弁とお寺の雰囲気を一度に楽しめる贅沢なスポット。

■専照寺の枝垂れ桜
住所:長野県飯田市伝馬町2-9
電話:0265-22-4851(まちなかインフォメーションセンター)
桜の見頃:3月下旬~4月上旬ごろ

桜point③ 旧座光寺麻績学校校舎

麻績の里舞台桜
麻績の里舞台桜

「舞台校舎」と呼ばれる旧座光寺麻績学校校舎。

歌舞伎舞台と学校とをあわせた学校建物としては県下で最も古い建物で昭和60年に長野県宝に指定されているそう。

その横に聳える大きく美しい樹形の一本木の見事な枝垂れ桜は飯田の町並みと山々を背景に見下ろすことができる絶景スポットです。

同じエリアには「麻績神社」もあり石段を登ってさらに上へ登って行くことも可能。お散歩がてらお参りしてお花見、なんてルートもいいですね。

■旧座光寺麻績学校校舎
住所:長野県飯田市座光寺2535
電話:0265-22-4851(まちなかインフォメーションセンター)
桜の見頃:4月上旬~中旬ごろ

ほかにも桜の名所がたっぷり。

大宮通り桜並木
大宮通り桜並木

桜の名所がマッピングされたパンフレット「桜守の旅」には花の見頃時期やライトアップの情報も載っているので桜めぐりのお供にも。

パンフレットに記載しているだけでも50カ所以上の桜スポットが。夜桜ライトアップも色々な箇所で実施されるので、1日じゃきっと廻りきれない程の桜の数にわくわくが止まらない…春になったら一度はこの目で見てみたい、咲く頃に必ず足を運びたくなる! 枝垂れ桜も多く、絵画のような繊細な花姿を堪能できそうです。

<ちょこっと寄り道>カフェ三連蔵

飯田駅から徒歩10分程のエリア「りんご並木」に面した「カフェ三連蔵」へ。

大きな3つの蔵が連なる建物が目印。飯田大火にも耐えた歴史ある建物を現在はカフェやギャラリーとして利用されているのだそう。

三連蔵カツカレー 野菜トッピング(ランチドリンクセット 1650円)

まずは腹ごしらえ。というわけでランチをいただきます。

頂いたのは「三連蔵カツカレー」。

スパイスとひき肉を10時間以上かけて煮込んだ特製カレーに信州南部ポークを使ったジューシーでサクサクなカツをトッピングした贅沢メニュー!

地元で採れた新鮮な野菜達と一緒に頂くカレーは口の中に旨みが広がる優しいお味。辛いカレーが苦手な方にもおすすめ、ボリューミーだけどぺろっと平らげてしまえる身体が喜ぶ”推し”カレーでした。

建物の雰囲気も趣があって日当たりの良いテラスでのんびり和みながら思わずうたた寝してしまいそうな居心地の良さ。フリーWi-Fiもあるところがうれしいですね。

■カフェ三連蔵
住所:長野県飯田市通り町2-1
電話:0265-23-0023
時間:11時30分~17時
定休日:火曜

【絶景めぐり】高さ80m、足元に広がる天龍峡の絶景体験!

天龍峡大橋とそらさんぽ

三遠南信自動車道・天龍峡IC~千代IC間に架かる「天龍峡大橋」。

全長280m高さ約80mと巨大な橋ですがその車道下に設けられた歩道「そらさんぽ天龍峡」を歩いてみることに。

風を感じることのできる網と鉄骨のスケルトンな長い橋で足元の絶景を楽しみつつスリリングな気持ちで歩き進みました。

橋の中央には天龍峡を見渡す展望スペースもあり、天龍川にかかる鉄橋を走り去る電車を撮影する為に足を止める方も少なくないのだそう。

展望スペースには電車が鉄橋に姿を時刻表も貼り出されていてなんだかとっても親切。折角の旅を素敵な写真で思い出に残して欲しいという心遣いが伝わりますよね。

四季折々の景色を楽しみつつ、ゆったりと電車の登場を待つ旅なんて何だか大人の旅の楽しみ方だなぁ。四季全部で天龍峡と走る電車の写真を残してみたいな、という小さな野望も生まれてきました。「そらさんぽ」から眺める景色は物語に出てくる一頁のようなワンシーンに出会える絶景スポットなのでした。

■名勝 天龍峡
住所:長野県飯田市川路・龍江
TEL:0265-27-2946(天龍峡観光案内所)
営業時間:8時30分~17時30分

遠山郷へのドライブでも絶景を堪能

飯田駅から車で1時間半ほどの場所にある「遠山郷」周辺も自然の絶景を楽しめるスポット。標高800~1100mの斜面に、民家や田畑が広がる「下栗の里」は春夏秋冬で見える景色が違って、何度も行きたくなります。

■下栗の里
住所:長野県飯田市上村下栗
TEL:0260-34-1071(遠山郷観光協会)
営業時間:10~17時

アルプスの山々を360°パノラマで楽しめる「しらびそ高原」では、雲海・夕日・星空など自然が作り出す奇跡の景色を心ゆくまで楽しめるとか。アウトドア派の方は「しらびそ高原山岳オートキャンプ場」でのネイチャーステイもおすすめ。

■しらびそ高原
住所:長野県飯田市上村979-53
TEL:050-3583-2302(しらびそ高原 天の川)
営業時間:軽食コーナーは10~15時30分(しらびそ高原 天の川)
定休日:しらびそ高原 天の川は期間中無休(4月中旬~11月中旬のみ営業)


<ちょこっと寄り道>テンリュウ堂

JR天竜川駅を降りて直ぐ、徒歩3分の場所に見えてくる瓦屋根の趣ある日本家屋が目印の「テンリュウ堂」。元々はお土産屋さんとして営業していたお店をリノベーションした築90年程の古民家カフェです。

広々とした木造の店内、大きなガラス戸から差し込む光に照らされた古い木肌のテーブルが並び地元で活躍する作家の器やアクセサリーなどギャラリーとしても楽しめる空間になっています。

ランチプレート(900円)は、地元の新鮮な野菜などを仕入れているため毎日その日の食材に合わせて日替わりでメニューを考えているのだそう。

旬な食材を使った丁寧な手作り料理をたっぷり味わえる贅沢なプレートは食材の仕入れによってお値段も日替わり。この日はチキンやトマト、チーズにきのこなど色とりどりの野菜を使った元気が出るビタミンカラーなプレートでした。

店内に併設されたブルーの壁が可愛らしいアトリエは、洋菓子作家の「Mio」さんの工房。アイシングクッキーや焼き菓子などの手作りスイーツはお店でもいただけます。

淡い彩りのユニコーン、可愛いアイシングクッキーをお土産にいただいて気分ほくほく。コーヒー豆の販売もしているそう。ほっと一息吐くのにぴったりのカフェに気分上々なのでした。

■テンリュウ堂
住所:長野県飯田市川路4919
電話:0265-55-2052
時間:11~16時 (LO 15時30分)
定休日:不定休

【和菓子めぐり】伝統を守る"和菓子のまち"の銘菓たち

200年以上も愛される”きんつば”の名店「和泉庄」

文政元年創業から今まで続く老舗和菓子店「和泉庄」へ。

名代大きんつば 1個180円

長い歴史を経て受け継がれてきた「名代大きんつば」は小豆本来の旨みを出すため、控えめな甘味に仕上げる伝統的な味を守り続ける手作り銘菓。

たっぷりと詰まった餡は小豆本来の味を優しい甘さ、ひとつでお腹いっぱいになってしまいそうなイメージでしたが気が付くと二つ目に手が伸びてしまっている。癖のないさっぱりとした後味、長く愛される物には理由があるよねと納得してしまうお味です。

よく餡子のつなぎに寒天などを使用するのだそうですが、和泉庄の「大きんつば」はつなぎを一切を使っていないのだそう。たっぷり小豆の味を楽しめる点でも一役買っているきんつばなのです。

桜小きんつば 1個135円

直径5.5cm、厚さ2.5cmの「大きんつば」の他にも直径4cm、厚さ2cmと一口サイズになった「小きんつば」も。

1月~5月の期間限定で塩漬けした桜の花があしらわれた「桜小きんつば」も楽しめます。シンプルな大きんつばもいいけど、少しの塩っけとほのかに香る桜が春の訪れを感じる…好きです。熱いお茶を淹れて気がついたら一人でぱくぱく食べてしまうおいしさ。

お土産に買って帰りましたが、もっと買えばよかった!と思ったら通販でも購入可能みたい。なんと東京・歌舞伎座にもお店を出していて、こちらでは歌舞伎座限定「いろはきん」(6個入り 1000円)がお目見え。

春以外の季節にも抹茶や栗などを使った限定きんつばがあるそう。次の季節がより楽しみになりますね。

お気に入りの飯田銘菓が絶対見つかる「みつばつつじ」

お土産探しに火がついたぞ。というわけで、飯田の美味しいお菓子を探すべく訪れたのは「みつばつつじ」りんご並木店。

飯田駅から徒歩8分程、ショーケースに所狭しと銘菓の並ぶお菓子屋さんです。

和洋どちらも取り揃えていて、好きなお菓子をチョイスした自分だけの特別BOXを作ることも可能なのだそう。

季節のお抹茶セット 500円

お土産に悩みつつ、イートインスペースで季節のお菓子とお抹茶セットをゆっくりと堪能。時期によってお菓子は変わるそうですが、この日頂いたのは「さくら巣ごもり」と「市田柿のミルフィーユ」。

まろやかな黄身餡をホワイトチョコレートでコーティングした「巣ごもり」は飯田市でも人気の定番スイーツ。季節ごとに変わるフレーバーはいちごや桜、ブルーベリーなど種類も様々。

oeuf ピュア・フルーツ ともに3個入り 518円、6個入り 1037円

パッケージが可愛い「oeuf(ウフ)」は「巣ごもり」をコロンと小さな一口サイズに仕上げた新しいバージョンなのだそう。プレーンな味の「ピュア」(青色)とフレーバータイプの「フルーツ」(オレンジ色)の2種類、小さな小箱に入っているので嵩張らず見た目にもGoodでお配りにも自分用にもおすすめ。

市田柿のミルフィーユ 100g入り1080円

出会ってしまった〜!と思わず叫んでしまった「市田柿のミルフィーユ」、見た目は干したサーモンのようですがこちら…なんとですね…干し柿にバターを挟んでミルフィーユに仕上げてしまったという魅惑のスイーツなんです。

南信州地域に江戸の時代から続く伝統的な干し柿「市田柿」の自然な甘味と濃厚な口溶けのバターの塩加減が絶妙で噛むたびにとろける味わいが楽しめる絶品です。ワインやシードルとのマリアージュもとてもおすすめです。

おいしいお土産を沢山手に入れて、おうちでも旅の気分を楽しんじゃおうと思います。

■みつばつつじ りんご並木店
住所:長野県飯田市通り町2-23
電話:0265-52-6188
時間:10~17時
定休日:水曜、元旦

<ちょこっと寄り道>おみやげには「水引」もおすすめ

おいしいものたちだけじゃない、飯田市には美しい伝統も数多く残されています。そのひとつでもある「水引」。

ご祝儀袋や贈答品などに掛けられている事で知られる水引を扱う明治10年に創業の老舗の水引店「田中宗吉商店 水引そうきち」へ伺うと色とりどりの水引きたちがお出迎え。カラフルな水引はその場で選んで購入することもでき、WEB通販も可能。

水引あまびえ 600円(税別)
水引アクセサリー 1000~3000円(税別)

最近は水引仕立ての「あまびえ」のガチャや、手作りできる制作キットなども人気なのだそう。疫病退散を願いながらお家で楽しめる手作業時間、集中と出来上がりの達成感はストレス解消にもなりそう。店頭には水引のピアスなどのアクセサリーも。

東京2020オリンピック公式水引グッズ キーホルダー 3000円(税別)
一本松竹梅 25000円(税別)

この時期ならではのグッズといえば東京2020オリンピック公式商品としても認められた飯田水引グッズの販売も。WEBでは購入できない限定商品なので、店頭でしかお目にかかれない「水引一本松飾り」や「あわじ平梅編みキーホルダー」など特別なアイテム達も取り揃えています。

◆田中宗吉商店 水引「そうきち」
住所:長野県飯田市今宮町3丁目37番地
電話:0265-22-3935
時間:9時〜18時
定休日:土、日曜、祝日

今回、初めて足を踏み入れた南信州・飯田市。

大自然に囲まれ四季折々の風景を楽しめる絶景から美しい水と大地に育まれた美味しい食材など想像していたよりもずっと癒しが詰まった土地や文化にふれることができました。

お土産をどっさり抱えて幸せ満載、次は絶対桜の季節にゆるりとした時間を過ごしたいなぁと思う帰路なのでした。リニアの開通が待ち遠しい!

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Sponsored:株式会社南信州観光公社

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