大阪「まる姫」のジューシーすぎるフルーツ大福!至福の口溶けと果汁感に感動
2020年12月、大阪・南森町にオープンしたフルーツ大福の専門店「まる姫」が、関西のスイーツ好きたちの間で早くも話題に! 「フルーツを存分に楽しんでほしい」と求肥も白あんもあえて薄めに仕立てたフルーツ大福は、口の中で素材同士が溶け合い至福のおいしさを叶えます。手土産にもぴったりの和スイーツをご紹介!
フルーツ大福だけを扱う「まる姫」
Osaka Metro「南森町駅」から徒歩約1分、ビジネス街に位置する「まる姫」は、フルーツ大福の専門店としてオープンしました。
店内はコンクリートをベースにしたスタイリッシュな空間。木や布などナチュラルな素材をところどころに取り入れ、無機質すぎないほどよい温かみを演出します。
「まる姫」で提供するフルーツ大福は、産地にこだわった十数種類のフルーツを大きめにカットし、こだわりの求肥と白あんで包んだ独自のもの。フルーツ大福が好物のオーナーが、「もっとフルーツの甘味が楽しめる、スイーツのような大福ができないか」と考えて生み出されたものです。
フルーツが透けるほどの白あんと求肥
一般的に、白あんは豆と砂糖に加え水飴を混ぜ込んで滑らかさと甘味を際立たせますが、「まる姫」の白あんは水飴なしで仕上げているため、甘さがぐんと控えめ。豆の風味が生き、フルーツの味を邪魔しないほんのりとした甘味を残しました。できあがった白あんは、フルーツの色が透けるほど薄めにまとわせることで、フルーツとの口溶けのよさを演出。
求肥も甘さ控えめに仕立てつつ、わずか数ミリの薄さを実現。繊細で破れやすいため、機械ではなく一つひとつ手作業で丁寧に包んでいきます。
白あんと求肥を薄めにすることで、フルーツ自体の甘味や旨味、食感が存分に生かされ、口に含めばフルーツ・白あん・求肥が一体に。ジューシーなおいしさが口いっぱいに広がります。
付属の糸で切り分け、断面の美しさを愛でる
大福1つにつき1本付属する糸は、大福をキレイにカットするためのもの。このように巻き付け、両端を持って引っ張ればスパッと気持ちよくカットできます。
お店いちばんのおすすめは「安納芋焼芋」。五島列島で作られ蜜をたっぷり蓄えた安納芋を、じっくり加熱して大福に仕立てることで、さつまいもならではのねっとり食感とやさしい甘味が求肥と白あんに絡まってとろけるおいしさです。
定番のいちご大福は、時期によって品種が変化。中まで赤く甘味たっぷりの「あまおう」は、大福というよりいちごそのものを食べているような果実味。また、ひとつ丸ごと包んだ「キウイ」はかじった瞬間に果汁があふれ、白あんのほどよい甘味とも絶妙にマッチします。
平日なら1日500個、休日なら700個を製造していますが、夕方には売り切れることもしばしばという盛況っぷり。ジューシーすぎる「まる姫」のフルーツ大福を、手土産にいかがですか。
text:木村桂子(ウエストプラン)
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