飛騨の”ローカル”を体感!古民家リノベーション宿「SATOYAMA STAY」

飛騨の“ローカル”な古民家暮らしを体感!リノベーション宿「SATOYAMA STAY」

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岐阜県・飛騨古川に誕生した宿「SATOYAMA STAY」。街並みに溶け込むように古民家風に建てた母屋と築120年の蔵を再利用した離れを備える「NINO-MACHI」と、和風スナックとして親しまれていた築80年の木造建物をリノベーションした「TONO-MACHI」の2つがあり、飛騨古川の町家暮らしを体験できる宿なんです。飛騨古川のローカルの魅力に触れる癒しの時間を体験しに訪れてみませんか。

Summary

飛騨古川の「LOCAL」を感じる、古民家・リノベーション宿

飛騨古川は高山と同じように江戸時代に幕府が直轄した領地で、「天領」として発展しました。鯉が泳ぐ瀬戸川添いに白い土蔵が立ち並び、古き良き時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。そんな飛騨古川の壱之町、弐之町、参之町といった古い町並みの中に、話題の宿「SATOYAMA STAY」がオープン。

オーナーの山田慈芳さんとスタッフの山田さんが温かく迎えてくれます
オーナーの山田慈芳さんとスタッフの山田さんが温かく迎えてくれます

「SATOYAMA STAY」は、世界中を旅した山田拓さん、慈芳さん夫婦が、東京から移住し始めた「SATOYAMA EXPERIENCE」というツアーサービス事業のひとつ。国内外の観光客に、里山の暮らしを見たり、聞いたり、感じることができるサービスを提供しています。ガイドが飛騨の里山の文化や歴史を自転車で案内する「里山サイクリング」や、冬は白銀の山里を歩く「里山スノーシュー」などを行っています。

2021年は「SATOYAMA EXPERIENCE」を始めて10年の記念の年。古川の美しい町並みを残したいという思いから、使われなくなった古民家を再利用した「SATOYAMA STAY」をまずは2軒オープン。地元の職人と地元素材にこだわった、古川の町に調和した古民家宿がこの先も増え続けていきそうです。

今回宿泊した、飛騨古川駅から徒歩8分ほどの「SATOYAMA STAY NINO-MACHI」は弐之町に位置しています。メイン棟は地元の大工や家具職人などの匠の技で古川の町並みに溶け込むデザインで建て直し、建物奥に佇む築120年の蔵棟は元を残しつつ客室にリノベーション。部屋数はメイン棟の2階に3室と離れの蔵1棟なので、ゆったりと過ごせるのが魅力です。

オーダーメイドの飛騨家具に囲まれた「SATOYAMA STAY NINO-MACHI」のロビー。古川のきれいな水がセルフで飲めたり、コーヒーや飛騨のジュース、地ビールなども味わえたりと、ロビーでの過ごし方もさまざま。「SATOYAMA EXPERIENCE」のサイクリングやスノーシュー、ツアーなどのすべてのサービスの受付もこちらのフロントで行えます。

1階のロビーの隣はモダンなワークショップルーム。宿泊時は朝食会場にもなりますが、クッキングスタジオやコワーキングスペースとして活用できます。壁には古川の陶芸家が作った般若心経の陶文字アート作品が飾られ、旅の疲れを癒してくれるスペースです。

日本の「禅」の心を追求した、気になるお部屋のこだわりは?

今回宿泊した “NINO-MACHI”のお部屋の様子をチェックしていきましょう。ロビーの奥に通路があり、木の温かみのある階段を上がると3部屋の客室があります。

メイン棟の部屋は全部で3室。南向きで明るく、全室テラス付きです。
201号室と202号室は梁のデザインにこだわった天井を張らない設計。高い天井にローテーブルやローチェア、低い畳のソファが置かれ、より部屋の広さを引き立てています。天気がいい日はテラスでゆったり過ごせます。

203号室は一番こぢんまりとした造りで、シングルベッドのタイプ。天井の明りとりから柔らかな日差しが入り込みます。

どの部屋も、家具や天井、梁などには飛騨地方や岐阜県産の木材を使い、壁も和紙や漆喰などの自然素材。またベッドに使用している和紙は、希少とされる飛騨の山中和紙を使用しています。

キッチンスペースから外へ出る「離れ(蔵)」は築120年の建物を1棟貸し切ることができます。離れは2階建ての造りとなっていて、1階は布団を敷いて寝ることもできる蔵座敷とバス、トイレ、2階は広いリビングにシングルベッドが2つ。2階のお部屋は、屋根裏部屋に来たかのようなわくわく感を感じさせてくれました。

「離れ(蔵)」の部屋のみ浴槽が併設されています。木材に囲まれた趣のあるバスルームでは、信楽焼の浴槽に浸かってゆっくりお風呂を楽しめます。

「SATOYAMA STAY TONO-MACHI」

また、「SATOYAMA STAY」には今回宿泊した「NINO-MACHI」のほかにもうひとつのお宿が。和風スナックとして親しまれていた築80年の「富乃家」をリノベーションして生まれた「SATOYAMA STAY TONO-MACHI」です。外観はほとんど手を加えず、中も昭和を感じさせるレトロな造りを残しています。瀬戸川と並行してのびる通りは静かで趣があり、古川らしい町家暮らしが楽しめます。

夕食は地元民御用達のお店で。〈Shinanoya〉

「SATOYAMA STAY」では、地元民ご用達のお店でローカル気分を味わっていただきたいという想いから、夕食はあえてつけていないとのこと。宿周辺には素敵な飲食店が多くあるので、ぜひ足を運んでみましょう。

今回訪れたのは、創業80年の「Shinanoya」。現在は3代目のご夫婦が切り盛りし、先代の赤ちょうちんが似合う「信濃家」から、ワインと欧風料理が楽しめる店に2009年ニューアル。

(左)「イベリコ・セボの切りたて生ハム」1690円、(右)「ネギ味噌ピザ」1000円
(左)「イベリコ・セボの切りたて生ハム」1690円、(右)「ネギ味噌ピザ」1000円

ラクレットチーズやイベリコハム、アヒージョ、ブルスケッタなど、スペインやスイス、イタリアのおしゃれな郷土料理とセラーに並ぶワインを合わせてもらえます。ワインは各地のワイナリーでテイスティングして選んだ国産を中心にボトル3500円~、グラス600円~から楽しめます。

仕入れに自信を持つオーナー自慢の「イベリコ・セボ」の生ハムは、目の前で切りたてを提供してくれます。冬の甘い飛騨ネギの薄焼きピザ「ネギ味噌ピザ」は、和風の味わいなので古川の蔵酒と合わせるのもおすすめ!

(左)「飛騨牛の朴歯味噌焼き」1600円、(右)「えごまオムレツ」800円
(左)「飛騨牛の朴葉味噌焼き」1600円、(右)「えごまオムレツ」800円

先代からの人気メニューのほか、飛騨牛、えごまなどを使った飛騨地方ならではの料理も味わうことができます。飛騨牛の甘く上質な脂が絶品の「飛騨牛の朴葉味噌焼き」や、古川でとれた“えごま”が中にもソースにもたっぷり入ってプチプチ感が楽しめる「えごまオムレツ」は、地元ならではのおいしさを味わうことができるメニュー!
旅の「食」の思い出にぜひ訪れたいですね。

地元のフードコーディネーターによる朝食にほっこり

朝食は、地元のフードコーディネーターによる、できるかぎり飛騨の食材を使ったメニューをいただくことができます。
この日のメニューは、飛騨のこしひかりの炊きたてご飯に、白かぶ、あげ、ほうれん草の味噌汁。おかずは、えごま入りだし巻き卵、フキ味噌をのせた”こも豆腐”、赤かぶの漬物、大根とがんもの煮物など、すべて飛騨産の食材を使っています。丁寧に作られたおかずの数々に、朝からほっこりとした気分を味わうことができます。

朝食時のドリンクはフリードリンク。濃厚な飛騨のりんごジュースや飛騨古川の野草茶も味わえます。味のある素敵な茶器に入れて飲むと、一層おいしさと温もりを感じられます。

飛騨古川の町の温かさと地元ならではのローカルの雰囲気を味わうことのできる宿「SATOYAMA STAY」。古民家をリノベーションした少し懐かしさを感じる素敵な宿で、時間を忘れてのんびり癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■SATOYAMA STAY NINO-MACHI
住所:岐阜県飛騨市古川町弐之町11-32
TEL:0577-73-5715
E-mail:reservation@satoyama-experience.com
チェックイン:15時~
チェックアウト:~11時
料金:#201 1万9000円、#202 1万8000円、#203 1万7000円、離れ(蔵)2万円 (2名1室利用時の1名あたりの料金)

■SATOYAMA STAY TONO-MACHI
住所:岐阜県飛騨市古川町殿町7-21
TEL:0577-73-5715
E-mail:reservation@satoyama-experience.com
チェックイン:15時~
チェックアウト:~11時
料金:#101 1万3000円、#201・#202 1万4000円 (2名1室利用時の1名あたりの料金)


Text:鈴木亜里子
Photo:上野英和

●撮影時のみマスクを外しています。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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