シンガポール発祥の“甘~いトーストサンド”【大食いアイドルもえのあずきの絶品グルメ45】
こんにちは!もえあずこと、もえのあずきです。実際に私が食べてみて本当においしいと思えるグルメ&スイーツをご紹介する連載。今回は、東京・西新宿にあるシンガポールのカヤトースト専門店「Ya Kun Kaya Toast 新宿住友ビル店(ヤクン カヤトースト)」です。2020年に日本初進出を遂げた同店で味わえるのは、シンガポールではおなじみの“カヤジャム”を使ったソウルフード「カヤトースト」。シンガポール旅行気分で本場のグルメを楽しんじゃいましょう!
Summary
シンガポールのソウルフード「カヤトースト」ってなに?
みなさん!シンガポールのソウルフード“カヤトースト”って知っていますか?シンガポールを旅したことがある人は現地で口にしたかな?実は、私も現地でハマったひとり。
海外旅行ができない今、シンガポールで食べたあの味を懐かしむばかりだけれど……、なんとなんと!ここ日本でも現地の味を楽しめるのです!
今回ご紹介する「ヤクン カヤトースト」は、1944年創業のシンガポールを代表するカヤトーストの老舗。シンガポール国内だけでなく、アジアを中心とする世界10ヵ国で100店舗以上を展開するカヤトーストブランドです。
その日本進出第1号店が「新宿住友ビル」に誕生したというんです。しかもシンガポール本店の味を“100%再現”しているというから、これはもう今すぐチェックするしかない!
こちらがその“カヤトースト”!表面をこんがり焼いた食パンに、ココナッツミルク・卵・砂糖・パンダンリーフなどから作られた“カヤジャム”とよばれるペーストをたっぷりっと塗って、さらに薄くスライスしたバターを挟んでいるんです。
カヤジャム独特のカスタードクリームのような濃厚な甘さとバターの塩気、そしてサクサクっとした薄いトーストとのバランスが最高~!やっぱりおいしい♪
カヤジャムのその甘さから、カヤトースト=スイーツ感覚なのかと思いきや、実はシンガポールでは朝の定番メニューとして親しまれているものなんですよ。
カヤトーストと一緒に温泉卵(半熟卵)を食べて、コンデンスミルクの入ったシンガポールのコーヒー「コピ」を飲むのが、シンガポール流・朝ごはん♪
シンガポールや東南アジアで主に飲まれている「コピ」は、コーヒーの中にコンデンスミルク(加糖練乳)とエバミルク(無糖練乳)が入っていて濃厚な甘さが特徴。こんな風に必ず散蓮華(ちりれんげ)やスプーンが付いてくるのですが、これはカップの底にたまったコンデンスミルクをかき混ぜるためのものなんです。
ブラックコーヒーに絡むコンデンスミルクの甘さは、一度口にするとやみつきに!
日本限定!「カヤあんこトースト」
次にご紹介するのは、日本限定の「カヤあんこトースト」です。粒感を残しつつ、しっとりとやわらかく仕上げたあんとカヤジャムの黄金のハーモニーが美味。カリッとした全粒粉入り食パンとも相性抜群です!
食パンといえば、みなさんもう気が付いたかな? カヤトーストで使っている食パンって、なんだかとても薄いと思いません?そうなんです!このパンの厚みもカヤトーストのおいしさを左右するポイントのひとつ。
一般的な8枚切りをさらに半分にスライスしているんですよ。なんと驚きの16枚切り!高度な技ゆえに、お店でも限られた人しか携われないのだとか。薄くスライスすることで、焼き上がりがよりカリッ&サクサクの食感になるんですね!
「カヤあんこトースト」単品だけでも十分満足できる量ですが、温泉卵が付くセットにするのがおすすめです!
「カヤトースト」をローカルの食べ方で!
ここからはシンガポールならでは!のローカルの食べ方をご紹介します!温泉卵を醤油やホワイトペッパーで味付けをしたら、スプーンでほどよい具合に混ぜ混ぜ。
ある程度混ざったら、カヤトーストに温泉卵をかけていただきます。もちろんトーストと温泉卵を別々に食べてもOK!でも騙されたと思って一度トライしてみて。
ん~、さっきまでスイーツっぽかったのに、温泉卵を絡めると一気にお食事感が!半熟卵を吸い込んだ食パンがジューシー&ふんわりとしていて食べやすい。
私が食べたのは「カヤあんこトースト」ですが、カヤジャムだけのシンプルな「カヤトースト」も温泉卵と合うのでぜひ試してみてね!
カヤジャム&カヤピーナッツバターを使ったふわふわ「蒸しパン」
最後にご紹介するのは、ふわふわ食パンを使った「蒸しパン」です。片面にカヤジャム、そしてもう片面にはオリジナルのカヤピーナツバターを塗った一品。
蒸しパンの高さは6cm弱。パン自体はふわふわ&フカフカだけれど、かなりボリューミーです。濃厚なピーナッツバターとカヤジャムを楽しみたい人は要チェック!
物販コーナーでおうち用の「カヤジャム」をゲット!
お店は、大江戸線・都庁前駅が最寄りの「新宿住友ビル」の地下1階にあります。入店したらまずレジカウンターでオーダーをどうぞ!
シンガポールで私も買った「カヤジャム」(290g 1280円~)。レジの横の物販コーナーで購入できるのはうれしい♪
今回ご紹介したメニュー以外にもカヤピーナッツバターを使った「トースト・カヤ・ピーナッツ」(594円)や「シンガポール チキンライス」(990円)など、シンガポールの味が堪能できる「ヤクン カヤトースト 新宿住友ビル店」。“コピ”をはじめ、豊富なドリンクメニューも魅力です。テイクアウトも上手に活用して、日本にいながらシンガポールの食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■Ya Kun Kaya Tost 新宿住友ビル店
住所:東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビルB1F B-7区画
電話:03-6258-1358
営業時間:7~22時 ※営業時間の変更・短縮については要問合せ
定休日:施設に準ずる(新宿住友ビルの休館に同じ)
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
Hair&Make:長谷川廣樹
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