京都・祇園で出会った"20秒の奇跡"!『お団子とかき氷|茶寮和香菜』のみたらし団子とIRO-MOCHI-が絶品
世界遺産の清水寺、春の桜、秋の紅葉が美しい高台寺を中心に素敵なお店が立ち並ぶ祇園の東エリア。石塀小路の手前で、えもいわれぬこうばしい香りに誘われて、進んだ先にあったのは『お団子とかき氷|茶寮和香菜』。散策に食べ歩きできる「さくふわみたらし団子」と、食べる宝石箱のような完全予約制「IRO-MOCHI-」をいただいてきました!
清水寺散策の途中に、おだんご休憩
高台寺から清水寺界隈は、産寧坂やねねの道などの街並みも含めて京都の一大観光名所です。八坂の塔を目指して、美しく整えられた石畳を歩き、左手に石塀小路が見えてきたあたりで、醤油の焼ける香ばしい匂いが漂ってきました。
その正体がこちら、「外さくっ 中ふわっ」のさくふわみたらし団子。作り置きをいっさいせずに、焼きたてを提供されている『お団子とかき氷|茶寮和香菜』さんです。
イートインとテイクアウトがありますが、団子を焼くのはいつも店先。まるい窓から顔を出した店員さんが、備長炭の炭火で粒の大きな団子を1本ずつ丁寧に焼いていきます。
京都の街中で見かけるみたらし団子に比べて1粒の大きさがかなり大きめ。団子の材料はもち米100%!究極の水加減で、ぎりぎりまで柔らかい団子に仕上げてあります。
「できるだけ20秒から30秒以内に最初のひとくちだけでも食べてくださいね」と、焼け待ちのお客さんに説明する店員さん。
表面に焦げを作って焼いた団子に、とろみのついたタレをからめるのですが、お焦げの部分がタレを吸い込んでしまわない間のさくっとした食感が醍醐味!この奇跡の食感が続くのは20秒、だから“奇跡の20秒”なのです。
タレはジュレ状になっていて、垂れにくく工夫されています。持ち歩きやすく、美しく食べられるのが嬉しいですね。写真を撮るのも忘れてかぶりついてしまいました…。焦げ目のところのさくっと感がいい!そして、団子の餅がアツアツふわふわ。これは、1本食べるだけで満足感あります。
新作「IRO-MOCHI-」は売り切れ続出の完全予約制
さて、店内に入って新作メニューの「IRO-MOCHI-」をいただきます。白くてもちもちの団子に色とりどりのホイップクリームが絞られた「IRO-MOCHI-」は、SNSで話題。提供に時間がかかるので完全予約制です。
「IRO-MOCHI-」は、木箱に入って提供されます。開ける瞬間のワクワクがいい…!みたらし団子をイートインする場合は、1ドリンク注文が必須ですが、「IRO-MOCHI-」は、料金の中に1ドリンクが含まれています。
左上からあんバター、抹茶、ほうじ茶、チョコミント、いちご、ピスタチオの6種類。さくふわみたらし団子も食べたいから、1人で食べるにはちょっと量が多いかな?と思う人は1ドリンク追加すれば2人でシェアしてもok。
ドリンクは、抹茶・抹茶ラテ・ほうじ茶ラテ・コーヒー・みかんジュース・りんごジュース・コーラ・ビール(小瓶)から選べます。さらに「IRO-MOCHI-」の追加でみたらしだんごを注文すると、50円引きのスペシャルプライスに。
店員さんのイチオシはピスタチオ。こちら殻付きのピスタチオを茹でて、薄皮をむいて、すり鉢ですりつぶすところまで全部手づくりだそう。かわいらしいメニューの裏側にそんな手仕事の手間暇がかかっていることに感動!クリームはふわっと軽く、ピスタチオやほうじ茶などの素材の味の主張がしっかりあって美味。ほうじ茶の上には炊いた黒豆を、抹茶の上には砕いた栗をのせて、細部まで気持ちを込めて作られています。
夏の看板メニューは、バーナーで炙る焼きかき氷
夏季になると登場する、もうひとつの看板メニューが、バーナーで炙るかき氷。泡のかき氷、エスプーマの上に粉糖をかけます。その粉糖をバーナーで炙ることで、キャラメリゼされて表面がカリカリの食感になるというもの。取材当日は、まだ登場していませんでしたが、この夏、新作が誕生する予定だとか!夏が来るのが楽しみですね。
京都に住んでいても、行くたびにワクワクした気分になれる清水寺・高台寺エリア。すてきなお店も多いし、いろいろなお店をハシゴしたいときに、1本から食べられるみたらし団子は魅力的です。人気のIRO-MOCHIは完全予約制なので、予約をお忘れなく!
Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
text:小西尋子
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