春の京都・長岡京市で限定御朱印・御城印を集めよう
だんだんと寒さも和らぎ、外に出るのが楽しみな季節になってきました。まだ外出しづらいこの時期ですが、そろそろおさんぽに出かけたい方も多いのでは? そんな時はご朱印・ご城印を集めに長岡京市内のお寺やお城を巡り歩いてみませんか?今回は、春にしか手に入らないかわいい御朱印や春のイベント、新緑の情報を紹介します。
Summary
勝龍寺の切り絵御朱印に桜デザインが登場!
まずご紹介するのは、平安時代の大同元年(806年)に空海が開基した勝龍寺。大干ばつや大飢饉の年、住職の祈祷により雨が降り、龍神に勝ったという逸話から勝龍寺の名前が付いたそうです。
勝龍寺は、季節ごとに授与されるさまざまなデザインの御朱印が人気を集めています。多くの御朱印は切り絵で作られているそう! その切り絵を手掛けるのが、副住職の奥様のKAMICOさんです。それでは、この春に授与される御朱印をチェックしていきましょう。
切り絵で作られた細川ガラシャと桜がかわいらしいご朱印[調和](授与料1000円)。
細川家の九曜紋は、カラフルな色合いに仕上がっています。この御朱印は、個性も文化も異なる世界のさまざまな人種の人たちが一つに繋がっているということを表現。個性を認め合える世界、自然と調和した世界を作っていこうという願いが込められています。こちらの御朱印の授与期間は2021年4月21日(水)までです。
春限定の御朱印はもうひとつあります。ご朱印[春風](授与料 1000円)は[調和]と同じく、桜がモチーフ。大きく描かれた麒麟に桜をプラスし、色合いもピンクを基調としていて、春の訪れを感じられる一枚です。また、明智光秀のゆかりの地、越前の手すき和紙を使用していることもポイントです。
これら[調和」と[春風]の授与期間は2021年4月21日(水)まで。2021年4月29日(木)~5月31日(月)には、新緑バージョンの授与も予定されています。
勝龍寺の新イベント・ほてい市限定の御朱印って?
勝龍寺の最新イベントもご紹介! 2021年4月4日(日)から毎月第一日曜日に勝龍寺では「ほてい市」が行われます。ほてい市とは、勝龍寺の本山がある宝塚の清荒神(きよしこうじん)からきた七福神の一人、布袋尊にちなみ、もっと愛されるお寺を目指そうと企画されたマルシェ。長岡京市のお店のクッキーやハーブティー、パンや焼き菓子店などが出店します。長岡京市産のアロマミストや花束作りが体験できるエリアも! 家族で楽しめそうなイベントですね。
ほてい市では、龍にのった布袋尊を切り絵で表現した御朱印(授与料1000円)を授与します。青い龍にのっているのは、かつての勝龍寺の寺号「恵解山青龍寺」に由来したもの。こちらは、ほてい市でしか授与されない御朱印なので、忘れずにいただいてくださいね。
勝龍寺
住所:京都府長岡京市勝竜寺19-25
時間:9~16時
休み:なし
アクセス:JR長岡京駅から徒歩10分
駐車場:なし
柳谷観音 楊谷寺の毎月17日限定御朱印&NEW御朱印帳に注目
古くから、眼にご利益があるとされている柳谷観音 楊谷寺。近年では、四季折々のフォトジェニックな花手水や、押し花があしらわれた御朱印がSNSで若い世代を中心に話題となっています。
人気の「押し花朱印」(授与料1000円)は、季節を感じられるようにと2016年から授与し始めたそう。毎月17日の縁日限定でいただくことができ、デザインは月替わりです。写真は、2021年3月限定の紅白梅を使った押し花朱印で、春らしい梅の押し花と、うぐいすの絵があしらわれ、見ているだけで癒されます♪
ほかにも限定で授与される御朱印が。[ご縁日限定 眼力稲荷社](授与料500円)は、キツネとこちらをじっと見つめている目のイラストが印象的。こちらのキツネは「眼力稲荷」といって先見の明があり、最善の道を示してくれるといいます。決断を迫られているときなどにぜひいただきたい御朱印ですね。
次にご紹介するのは、中央に「美心」と書かれた、豊臣秀吉の側室・淀殿ゆかりのご朱印[弁天堂](授与料300円)。柳谷観音 楊谷寺の観音様を信仰していたといわれている、淀殿にちなんだ御朱印です。「美心」の文字には、内面を美しく磨くことの大切さが込められているのだとか。こちらは、いつ参拝してもいただくことができます。
御朱印集めを始めたいけれど、まだ御朱印帳を持っていない…という方に耳より情報です! 柳谷観音では、御朱印帳も購入することができます。あじさい花手水(授与料2000円)は、手水鉢に浮かんだアジサイをモチーフにしたデザインで、初夏を連想させる涼しげで華やかな御朱印帳。京友禅の職人さんの手によって、一冊一冊丁寧に作られているのだとか。いつも持ち歩いて、大切に使いたい一冊になりそうですね。
柳谷観音 楊谷寺の青もみじ情報
柳谷観音 楊谷寺は、青もみじの名所としても有名なんですよ。初夏になると、柳谷観音のある立願山全体が美しい新緑に覆われます。キラキラとした木漏れ日が降り注ぐなか、広い境内を散策できるので、気分爽快!
柳谷観音 楊谷寺では、2021年4月25日(日)~5日5日(水)に新緑ウィークを開催します。通常は毎月17日の縁日にしか公開されない上書院ですが、新緑ウィークの期間中は毎日公開されるそう。普段はなかなかお目にかかることができない、上書院のなかから緑の絶景を楽しめるチャンスです!今年の初夏は、ぜひ柳谷観音 楊谷寺で青もみじを楽しんでみてくださいね。
■柳谷観音 楊谷寺
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
時間:9~16時
休み:無休
アクセス:JR長岡京駅または阪急長岡天神駅から車で約15分
駐車場:あり(有料)
https://yanagidani.jp/
勝龍寺城で築城450周年記念 限定御朱印をゲット
2021年は細川藤孝が織田信長の命を受け、勝龍寺城を近世的な城郭として改修してから450年を迎える記念の年。これにちなんで限定の御城印(授与料300円)の授与を開始します。
今回の限定御城印で注目したいのは、左下にあしらわれた2種類の瓦のデザインです。これらは勝龍寺城の発掘調査で出土したもので、上部の「軒丸瓦」とよばれる丸い瓦は、明智光秀が築城した坂本城と同じ型を使った瓦、下部の平たい瓦「軒平瓦」は信長の居所であった本能寺跡から出土されたものと同じ系統の瓦だそうです。細川家と明智光秀、織田信長との繋がりがよく表れていますね。
授与期間は2021年12月末まで。阪急長岡天神駅前、JR長岡京駅西口と阪急西山天王山駅東口の市内3か所の長岡京市観光案内所と、神足ふれあい町家でいただけます。今年限定のメモリアル御城印なので、お早めに!
今回は、長岡京市で春にいただける御朱印・御城印を紹介しました。それぞれに込められた思いを知ると見え方も変わってきますよね。これを機にぜひ御朱印・御城印巡りに出てみてはいかがでしょうか。
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