ド定番スポットからアニメの聖地や隠れた絶景まで!編集部員がゆく春の鳥取2泊3日のドライブコース
待ちに待った春がやってきました!今回は、るるぶ&more.編集部員えみーるが春の鳥取県へお出かけ!春の鳥取をたっぷり満喫できる2泊3日のモデルコースをご紹介します。初めて訪れた鳥取県…、桜にあま~い苺スイーツ、春の海の幸などなど、たっぷり満喫してきました。
Summary
1日目 コナンくんに砂丘に海の幸!初日からぎゅっと盛りだくさんです!
1. 鳥取県は空港から楽しすぎる!「鳥取砂丘コナン空港」
10:35 「鳥取砂丘コナン空港」に到着。
羽田空港から、約1時間15分。到着しました、初の鳥取県!いよいよ2泊3日の旅がスタートです。(初めての鳥取県に、浮かれ気味です。)
鳥取県の空の玄関口のひとつとなっているのは、「鳥取砂丘コナン空港」。鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」と、鳥取県出身の漫画家・青山剛昌先生の人気作品「名探偵コナン」を生かして、2015年に「鳥取砂丘コナン空港」と愛称化されました。
空港内のいたるところに「名探偵コナン」に登場するキャラクター達が。ファンにはたまりません。アニメ「名探偵コナン」のテーマ曲も流れていて、空港に到着した瞬間からワクワクしてしまいます…!
「鳥取砂丘コナン空港」といえば、「喫茶ポアロ」が再現されていることでも有名ですよね。インスタグラムで見たことある!という方も多いのでは。漫画にも登場している「喫茶ポアロ」を、この目で見ることができるなんて…。感激です。
空港内には、怪盗キッドが隠れていたり、「名探偵コナン」に登場したキャラクターが勢ぞろいの「キャラクターウォール」があったり。あなたの好きなあのワンシーンも大きな壁紙で楽しむことができちゃうかも!空港内では「名探偵コナン」のデジタルスタンプラリーも開催されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※現在は、減便しておりますのでご利用前にご確認ください。
車で15分
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2. まずは腹ごしらえ!きらきら輝く海の幸をいただきます。
12:00 鳥取県といえば日本海の海の幸!海鮮丼は外せません。
空港から、早速おいしいお昼ご飯をもとめて「鮮魚市場 かろいち」内の「市場料理 賀露幸(いちばりょうり かろこう)」にやってきました。今回は、一番人気の「特選海鮮丼定食」をいただきます。どーん!っとのったカニの甲羅が目を引くこちらの海鮮丼。ぷりっぷりのカニはもちろん、ぷちぷちいくらに、あま~いいかなどなど、新鮮なお魚がたっぷりのっています。
「日替わり海鮮丼」(1650円)は、日によって海鮮の種類が変わるので、旬のお魚に巡りあえることも。その時期に旬の、新鮮なお魚をいただきたい!という方は、こちらもおすすめです。
「市場料理 賀露幸」内には、通常のお席に加えて舟座敷もあります(空席状況により)。こんなお席で海鮮丼をいただけることって、なかなかないのでは。自然とテンションがあがっちゃいますね。
ひろ~いお船に一人だと少し寂しかったので、次はお友達と来たいです~!笑
※季節により営業時間が変更になることありますので、ご利用前にご確認ください。
3.おなかがいっぱいになったら「かろいち」内をぶらぶら。
13:30 鳥取県といえば日本海の海の幸!海鮮丼は外せません。
海鮮丼でおなかが満たされたら、「かろいち」へ。こちらでは旬の魚介類を多数取り揃えていて、地元住民も太鼓判を押すほどなんだとか。
実際に訪れてみると、朝採れたての新鮮なお魚が目白押し。つやつやぴかぴかでどれも本当においしそう!お魚には、「今朝どれ!」や「本日入荷!」などのポップがついていたので、新鮮なお魚選びの参考に。
鳥取県は「松葉ガニ」が有名ですが、実はカニ以外にも美味しいお魚がたくさんとれるのです。春のこの時期なら、「のどぐろ」、「甲いか」、「もさえび」がおすすめ。もちろん、旬のお魚はおうちへ郵送することも可能なので、お土産にもばっちりです。
さらに場内には、「とうふちくわの里・ちむら」があり、鳥取県の名産品「とうふちくわ」や食べ歩きにぴったりな揚げ物などを販売しています。おすすめは、一番人気の「ねぎ玉ごぼう天」(249円)。ぷりぷりの魚のすり身と玉ねぎの自然なあまみ、ごぼうのしゃきしゃき感が最高にマッチして美味でした~!
車で15分
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4.鳥取県といえば、やっぱり砂丘は外せません。
14:00 日本にいながら海外気分!鳥取砂丘を満喫。
鳥取県といえば、「鳥取砂丘(とっとりさきゅう)」は外せないスポットですよね。東西16km、南北2.4kmに広がっており、高さ約47Mの砂の丘「馬の背」から眺める景色は壮観です。
サンドボードやパラグライダー、ラクダライド体験などアクティビティも充実しているので、アクティビティを求めて砂丘を訪れるのも◎。そして実は、砂丘にもお花が咲くって知ってましたか?5月下旬から7月上旬にかけて、「ハマニガナ」や「ハマヒルガオ」が見ごろに。春の鳥取砂丘を訪れたら植物も要チェックです。
大きくてひろ~~い鳥取砂丘は、日本ではないどこか異国の地のよう!おもいっきりジャンプするだけで、砂と青い空のコントラストによって素敵な写真を撮影することができます◎
徒歩10分
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5.鳥取砂丘がモチーフのこだわりプリン
15:00 地元食材をたっぷり使用したこだわりプリンをおやつに。
観光地としてもとっても有名な鳥取砂丘ですが、実はプリン専門店が近くにオープンしたことをご存じですか?お店の名前は「TottoPURIN(トットプリン)」。すべて手作業で作られており、地元産の食材を使用したこだわりプリンを販売しています。1日500個ほど作られているプリンは、オープン直後に完売してしまうフレーバーもあるのだとか。
「TottoPURIN」のプリンは、とにかくびっくりするほどなめらか!素材にもこだわっていて、生乳100%の鳥取県産牛乳を使用。加えて乳脂肪45%の生クリームを使用しているため、素材本来の甘さを生かしたなめらか~なプリンに。こんなになめらかなプリンは食べたことない!ってくらいとろ~りとしたプリンです。
お店の一番人気は、「砂プリン」。砂に見立てた粉末カラメルをプリンの上にたっぷりかけていただきます。「じゃりっ」とした食感となめらかなプリンの相性が抜群。まさに新感覚プリン…!
そして5月末までは、「いちごプリン」が販売中です。「いちごプリン」には、鳥取県産のいちご「とっておき」を使用しており、とにかく甘くてフレッシュ。飲めるくらいになめらかなプリンとさっぱりとしたいちごに、プリンをすくう手が止まらず、あっという完食してしまいました。こちらは賞味期限の都合上、オンラインでは販売していないので、お店を訪れたらマストバイな1品ですよ!
■TottoPURIN とっとぷりん
住所:鳥取市福部町湯山2164-657
営業時間:12~16時(土・日曜、祝日10~17時)
定休日:火・水曜
車で30分
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4.日本海とは思えないフォトジェニックな絶景スポット!きれいな海を見に行こう。
16:30 鳥取県にはこんなに透明度の高い海があるんです!
山陰海岸ジオパークの一部である「浦富(うらどめ)海岸」へ。「浦富海岸」は、「日本の渚100選」に選ばれ、「西の松島」とも評される景勝地です。「城原海岸」、「鴨ヶ磯」などポイントごとにいくつかの展望台があるので車で回るsのがおすすめ。日本海とは思えないほどの透明度の高い海に、感動すること間違いなしです。
車で30分
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5.女子必見の「美肌の湯」。吉岡温泉でお肌つやつやに。
18:00~ 女将の笑顔にほっこり癒される。温泉宿でのんびり。
鳥取県は、実は温泉が多いことでも有名。中でも吉岡温泉は、昭和のレトロな雰囲気をそのまま残した温泉街です。1000年以上前の応和2年(962年)時に開湯されたと言われる歴史ある温泉には、「美肌伝説」なるものがあり女子必見!「薬師湯新生館」もそんな温泉旅館一つです。
なんだかはじめて来たとは思えない、ほっとする雰囲気と名物女将の笑顔に、旅の疲れも癒されます。お風呂は24時間入浴可能なところも嬉しいポイント。吉岡温泉街には、足湯や昭和レトロな小道など、お散歩スポットが盛りだくさんなので、空いた時間でふらりと散策するのもおすすめです。
■吉岡温泉 薬師湯 新生館 よしおかおんせん やくしゆ しんせいかん
住所:鳥取市吉岡温泉町753
Tel : 0857-57-0221
チェックイン:15時(最終チェックイン19時)
チェックアウト:10時(応相談)
1泊:「定番会席プラン:9900円」※入湯税150円別途
車で40分
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2日目 都会の喧騒を忘れて城下町&温泉街で鳥取のレトロを楽しもう
1.倉吉を散策して、レトロな春をみつけよう。
10:00~ SNS映えバッチリな城下町で、春さんぽ。
鳥取砂丘コナン空港から車で約45分の倉吉市は、白壁の土蔵や商家の町家が残る、かつての城下町。玉川沿いには、漆喰の土蔵が建ち並び、川にかかる石橋と赤い石州瓦が倉吉特有の町並みを形成しています。白壁だけでなく、商家の主屋を主体とする景観もレトロな雰囲気で魅力的。春のあたたかい陽気のなかで、レトロな町並みをお散歩しましょう。
2. お散策に疲れたら、「久楽(KURA)」でほっとひと息。
11:00~ ユニークな珈琲でのんびりカフェタイム。
倉吉白壁土蔵群を散策して、すこし疲れたな~っと感じたら、築100年の古民家をリノベーションした古民家カフェ「久楽(KURA)(くら)」でひとやすみ。
1階がイートインスペース、2階がカフェスペースになっています。1階には、石臼が置いてあり、200円で自分でコーヒー豆を挽いていただくことも可能です。2階は、レトロで味のある空間になっています。
1階で挽いた珈琲は、白壁の見える2階の窓際席でいただくのがおすすめ!「久楽」の珈琲は、砂糖の代わりに小豆を入れていただく伝統の「石臼珈琲」(600円)。小豆の甘さと珈琲の深い苦みが絶妙にマッチして、くせになること間違いなしです。
珈琲のおともには、写真映え間違いなしの「くらだんご」を。春のこの時期は、いちごがトッピングされたくらだんごが登場(5月まで提供予定)。ちょこんっとのったいちごがかわいすぎる~!あま~いあんこと酸味のきいたいちごが相性ばっちりでとっても美味で春を感じました…!
かわいい形のボトルに入った「クラボトル」も販売しているので、街歩きのおともにぴったりです。こんな風に並べて撮影して、写真映えもgood!
車で20分
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3.日本で一番美しい廃線。「旧国鉄倉吉線廃線跡」
13:00~ 倉吉の廃線跡×竹林でおさんぽ
白壁土蔵群から車で20分ほど移動すると、「旧国鉄倉吉線廃線跡」があります。倉吉線の関金~山守間は、1958年に開通し、1985年3月に廃線となっています。廃線から30年以上経った今でも、線路やホームが残されていて自由に散策することができます。
竹林の中を線路が続いていて、まるで時が止まったよう。差し込む日差しが神秘的で、なんだか気持ちがしゃきっとした気がします。「泰久寺(たいきゅうじ)駅跡」から、竹林の廃線までは、往復で10分程度。竹林の中は、穏やかで心地良い雰囲気で、何時間でもいることができそうでした…。
■旧国鉄倉吉線廃線跡 きゅうこくてつくらよしせんはいせんあと
住所:鳥取県倉吉市大鳥居~松河原~泰久寺
TEL:0858-24-5371(一社)倉吉観光MICE協会
営業時間:散策自由
料金:散策自由
車で20分
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4.飲んでよし!浸かってよし!吸ってよし!な効能抜群な温泉へ
14:30~ 風情ある温泉街で縁結びも。時間を忘れてのんびり散策。
三朝温泉(みささおんせん)は世界屈指の放射能泉で、ラドンの含有量は世界的にみてもトップクラスなんだとか。三たび朝を迎えると元気になるともいわれていて、身体が喜ぶ要素が盛りだくさんの温泉です。
温泉街には「恋谷橋(こいたにばし)」と呼ばれる橋があり、2011年に公開された映画「恋谷橋」の舞台としても人気。橋の中央には、縁結びの「かじか蛙」の像がちょこんと置かれていて、この蛙を撫でることで、ご縁を授かることができるのだとか。「縁結び」とは、女子旅にはなんとも嬉しいご利益です!私もしっかり撫でてきました~!笑
三朝温泉にはいくつかの無料の足湯があるので、ふらっと散策したついでにいろんな足湯を試してみるのも、とってもおすすめ!三朝橋の下流にあるかじか橋の中央に設置された足湯「かじかの湯」や、温泉の薬効がお祈りしてある「お薬師さん」が祀られている広場にある「薬師の湯」などの足湯スポットや日帰り温泉施設が。さらに三朝橋から見下ろす河原には無料の「河原露天風呂」があるので、宿泊予定はなくても、散策するだけで楽しめちゃいます。
少し早いですが、2日目は温泉街をのんびり散策してそのまま旅館へ。三朝温泉街には、個性的で趣向を凝らした旅館が22施設あるので、気になる旅館へ宿泊してみましょう。
■三朝温泉温泉街 みささおんせんおんせんがい
住所: 鳥取県東伯郡三朝町三朝
TEL: 0858-43-0431(三朝温泉観光案内所)
営業時間:散策自由
料金:散策自由
車で50分
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3日目 春旅には欠かせない!春爛漫な満開の桜スポットへ
1.鳥取で桜をみるならここ!約500本の桜が咲き誇る、桜の名所へ
11:00~ 日本有数の桜の名所で春を感じましょう。
「鹿野城跡公園(しかのじょうせきこうえん)」は、鳥取県内でも有名な桜の名所。約500本のソメイヨシノが植えられていて、春にはあたり一面を桜の花が彩ります。鳥取県内で桜を観るなら、ここ!と、地元の人もイチオシのスポットです。城下町の面影がなお残り、ひっそりとした佇まいとレトロな雰囲気に心が穏やかになること間違いなし。
取材時は、桜が開花していなかったのですが(残念…。)、鹿野城跡公園の桜は、毎年3月~4月中旬頃に開花予定。開花すると写真のような感じになります。お堀の水面に桜が映り込んで幻想的な風景も。夜はライトアップもされているので、いつ訪れても楽しむことができますよ。(桜が開花しているときに訪れたかった~~涙!)
鹿野城跡公園内には、「城山神社(しろやまじんじゃ)」も。スサノオノミコトが祀られる、城山場内の鎮謹の神社としても祀られていました。
神社までの道のりは、長くて急な階段もありなかなか険しいものでしたが、神社周辺の厳かな雰囲気と爽やかな空気に気分がすっきりしました。お花見の間に、ぜひ訪れてみてくださいね。
車で10分
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2.鹿野は実はおそばも有名!お昼はさっぱりヘルシーにおそばランチ。
12:30~ 鹿野のそば粉に鳥取県産の醤油を使用したつゆでいただくこだわりそば。
3日目のお昼ご飯は、「鹿野そば道場(しかのそばどうじょう)」へ。鹿野町で栽培された蕎麦を使い、石臼でゆっくりと製粉されたそば粉は、いただく時期によって香りを変えるんだとか。店内は、大きい窓から日の光がたっぷり差し込んで、とってもいい雰囲気。窓からは梅の花を眺めることができ、春を感じました♪
こちらでぜひ食べていただきたいのが、10食限定の「薫りそば」(870円)。
通常のざるそばよりも少し粗めなこちらは、機械を使わず職人の手で挽かれたこだわりのお蕎麦です。「わさび」、「紅」、「柚子」の3種の塩をつけていただきます。「鹿野そば道場」の店長が自ら選んだ3種のお塩。そばの実の風味が際立つおそばに、塩をすこ~しつけるだけで、アクセントがきいたさっぱりした味わいに。
定番の「ざるそば」も。あたたかいおそばももちろんおいしいのですが、お店こだわりの「コシ」を味わうのなら、やはり冷たいおそばがおすすめです。鹿野城跡公園でお花見を楽しんだら、こちらでおそばを味わうのが定番コースなんだとか。
とにかく、そばのコシとおいしさに感動しました…!
車で20分
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4. 旅の最後は白兎神社へ。今回の旅のお礼と次のご縁を結びましょう。
14:00~ 白うさぎの神様にお参り。縁結びもお願いしちゃいましょう。
旅のしめは、神社でお参りを。『古事記』に記される神話「因幡の白うさぎ」 に登場する、白兎神を祀る由緒ある「白兎神社」。神話にちなんで、皮膚に関連する病気ややけどなどに効く神社でもあるのですが、最近では、神話に登場する大国主と八上姫の縁をしろうさぎが結んだことにちなんで、「縁結び」にも効くと有名です。2010年には、「恋人の聖地」にも任命されました。
良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康の五つの縁を示す「縁」と書かれた真っ白い結び石(500円)は、境内の鳥居にぽーんっとなげて、見事鳥居の上にのせることができると願いが叶うといわれています。(私は見事のせることに成功~!)
旅の最後は、おみくじで。「白兎神社」には、陶器のうさぎに入ったかわいらいいおみくじも用意されています。旅の感謝とこれからのご縁に願いをこめて…。
車で10分
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15:00~ 鳥取砂丘コナン空港へ
これにて鳥取2泊3日の旅は終了です!
今回初めて訪れた鳥取県。アニメの聖地になっている場所があったり、レトロで風情のある街並みが多くあったりと魅力が盛りだくさんで、女子旅にもとってもおすすめです。そしてとにかくみなさんとってもやさしくて、あたっか~い気持ちになりました。また、遊びに来たいです~!
Text:小倉笑香
Photo:大塚七恵
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