#レシピがわかる!ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン~ABCクッキングスタジオの500円体験レッスン~
お料理スキルは一生モノ!基礎からしっかり学べるお料理教室・ABCクッキングスタジオは、仕事帰りや休日に気軽に通えて「るるぶ&more.」世代にぴったり。人気の「体験レッスン」は、ABCに初めて来店の方に限り、通常4000円相当のレシピが500円のワンコインで参加できるというお得なもの!実際どんなレッスンなのか、毎月編集部員が潜入レポートします。今回は、編集部員かなごんが、体験レッスンメニュー「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」を作ります。教えてくださったのは、笑顔がキュートな白井先生です。
Summary
ABCクッキングスタジオ、うわさの500円体験レッスンとは?
全国119カ所以上(2020年10月時点)に展開するABCクッキングスタジオで開催しており、公式サイトから簡単に予約できます。普段のレッスンで習えるレシピは季節限定メニューから定番メニューまで幅広いので、包丁の持ち方やカットの仕方など基礎から学びたい初心者から、ホームパーティーで素敵な料理を披露したい料理好きまで、いろんな方のニーズに応えてくれます。さまざまな職業の生徒さんが通っているので、料理を一緒に頑張る友達も見つかるかも!?
編集部が体験!体験レッスンメニュー「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」
朝食やランチに、あるいはちょっとお腹が空いた時にぴったりなのが惣菜パン。その代表格ともいえるのが、ツナマヨコーンパンです。
今回ご紹介する「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」は、ミッキーマウスをモチーフにした一品。幅広い人に愛されてきた味わいを生かしつつ、見た目を可愛らしくアップデートしたツナマヨコーンパンゆえ、日々の食事をより楽しいものにしてくれます。また、友達や同僚にプレゼントすれば、喜んでもらえること間違いなし♪ディズニーの魔法で、毎日の暮らしに彩りを!
繊細で奥深い、イーストの性質
パン生地の材料として用意されたのは、強力粉やドライイースト、砂糖、卵、水など。ツナ缶、マヨネーズ、コーンなどは、パンのフィリング(具材)になります。
白井先生「今日は、最初にパン生地を仕込みます。その後、パン生地を発酵させている間にフィリングを作り、パン生地と合わせて焼き上げます」
強力粉とドライイースト、砂糖が入ったボウルに溶き卵を入れます。この時注目したいのが、イーストの特性。イーストは、温かい環境で砂糖を栄養源に発酵します。
白井先生「イーストが卵に浸かりすぎてしまうと、イーストが溶けにくくなり、発酵が鈍くなってしまいます。強力粉の表面に小さなくぼみを作り、そこに卵を流し入れるようにしましょう。ちなみにこのくぼみは、パンづくりの世界では『卵ポケット』とよばれています」
かなごん「パンをうまく発酵させるためには、細部にまで気を使う必要があるんですね。それに『卵ポケット』という言葉は、初めて知りました!」
イーストの働きが活発になるよう、40℃ほどに温めた仕込み水を加えた後、材料を木べらでぐるぐるとかき混ぜます。
かなごん「この木べらには穴が開いていますが、どうしてこのような形になっているんですか?」
白井先生「混ぜていると、穴の間を生地が通っていくのがわかりますよね。つまり、穴が開いていることで、生地がより混ざりやすくなるんですよ」
かなごん「ちゃんとした理由のもと、こういう形になっているんですね!道具に関する知識も教えてもらえると、料理に対する理解がより深まりそうです」
生地の状態をプロがチェックしてくれるから、安心♪
生地が“とろろ”のようになめらかになったら、強力粉とバター、塩を加え、さらに混ぜます。たっぷりの強力粉を前にして、奮闘するかなごん。
白井先生「今回は、強力粉の量が多めです。もう少し量を増やすと、食パンを作る時と同じくらいの分量になりますよ」
生地がほどよくまとまってきたら、台の上に取り出します。
白井先生「バターが固まっている部分とパサパサと乾燥している部分がある、いわゆるムラがある状態なので、手のひらを使ってバターを全体に馴染ませていきましょう」
固まっているバターを手のひらでのばしたら、生地を縦方向に「のばしごね」します。生地がなめらかになり、ブツッと切れない状態にするのが理想です。
白井先生「左手で生地を軽く押さえ、右の手のひらで生地を台にこすりつけるように大きくのばしましょう。 生地量が多めなのでこねムラにならないようにしっかりとこねていきましょう!」
かなごん「もうすでに、生地の弾力がすごい!モチモチ感が伝わってきて楽しいです♪」
ときおり、白井先生が生地の状態を確認します。パン生地はとても繊細ゆえ、理想的な生地の状態は、初心者にはわかりにくいもの。ABCクッキングでは、こまめに先生がチェックしてくれるので、安心して作業を進めることができます。
白井先生「生地に弾力が出て、まとまってきましたね。この状態でOKです♪」
仕上げ作業として、アルファベットの「V」の字を描くように生地をこねる「V字ごね」を。
白井先生「軽く台に押しつけるようにしながら、生地の表面を馴染ませていきましょう。なお『V字ごね』をすると生地の温度が上がり、きめを整える効果があります」
「V字ごね」と「丸め直し」について
白井先生「『V字ごね』を終えたら、『丸め直し』という作業を行います。『丸め直し』をすることで、生地の内部で発生したガスが内部にとどまり、パンがふわっと膨らむんですよ」
かなごん「一つ一つの作業に、きちんと意味があるんですね。でも、生地のサイズがちょっと大きいので、苦戦しています(汗)」
白井先生「生地の表面に膜を張るイメージでつるんと丸めたら、とじめをしっかりとじましょう。ただ綺麗にしようと触りすぎてしまうと、生地が乾燥してしまうので注意してください!」
「丸め直し」を終えたら、1次発酵へ。
生地を発酵させている時間を使って、フィリングを作ります。ツナ缶とコーン、塩こしょう、マヨネーズを合わせれば出来上がり。
白井先生「このフィリングはアレンジが効くので、ご自宅でぜひ色々と試してみてくださいね。例えばカレー粉を入れたり、トマトソースを入れたりすると、また違った風味が楽しめますよ」
どんどん質感が変化していく生地に夢中♪
数十分後、ふっくらと膨らんだパン生地が登場。内部にガスが溜まった結果、かなりボリューミーに。
かなごん「こんなに大きいパン生地、初めて見ました。テンションが上がります♪」
「グー」の形にした手で生地を押さえつけ、ガス抜きをします。また、すでに周囲には、芳しい酵母の香りが漂います。まるでパン屋さんの厨房にいるかのような気分になれるはず。
かなごん「生地がふわっふわ!発酵前の生地と、全然手触りが違いますね」
スケッパーで生地を分割していきます。
切り分けた生地は再度丸め直し、少々休ませます。
白井先生「ここで丸め直しをすることで、さらに生地が柔らかくなり、成形しやすくなります。反対に、生地を休ませる時間をしっかりととらなかった場合、生地が大きく広がらなかったり、しぼんだりしてしまいます。また気泡をより細かく均一にする意味もあります。」
かなごん「生地の弾力が増して、ゴム風船みたいになってきましたね。だんだんと触感などが変化していくのが、本当に楽しいです♪」
ミッキーの顔は、目からウロコのアイディアにびっくり!
ミッキーの形になるよう、生地を成形していきます。ミッキーの顔の“土台”を作るため、生地を平たくのばし、イングリッシュマフィン用の型でくり抜きます。型抜きした後の余った生地は、どうするのかというと……。
白井先生「八の字になるように生地をねじり、ミッキーの顔の“土台”にのせましょう。くぼみの部分が、フィリングが収まる場所になりますよ」
かなごん「すごいアイディアですね、面白い!自宅で再現して、夫に自慢しちゃいます(笑)」
顔のくぼみの部分にフィリングを入れ、ピザ用チーズをトッピング。その後、生地を二次発酵させます。
発酵を経て、さらにふっくらとしたパン生地の表面に卵を塗り、粉チーズをオン。
かなごん「一つ一つ、形に個性があるのが楽しいですね♪愛着が湧いてきます」
この後、いよいよオーブンでパンを焼き上げます。
素材が絶妙に調和した、何度でも食べたくなるパン
數十分後、きつね色に染まり、香ばしい香りをまとったミッキーマウスがお目見え。パン作りのハイライトともいうべき、楽しい瞬間です。
かなごん「とっても可愛いしおいしそう!頑張って作ったかいがありました♪」
間を置かずに乾燥パセリをトッピングすれば、「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」のできあがり♪
オーブンから取り出して間もない「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」は、チーズがとろ~りととろける魅惑の一品。粗熱をとったら、熱々のうちに味わうのがオススメです。なお、頬張ると、ふんわりとしたパンとカリっと香ばしい粉チーズのハーモニーが楽しめます。あとを追うようにツナマヨの風味が口中にやってきて、素材の絶妙な調和を感じ取れるはず。
何度でも食べたくなるうえ、見た目も可愛らしい「ミッキーマウス/ツナマヨコーンパン」。コツを押さえれば自宅でも再現可能なので、定番&得意メニューに加えたくなること必至です♪ABCクッキングスタジオで、楽しく学んではいかが?