フルーツ王国・うきはで味覚を刺激する旅へ【きふね】

フルーツ王国・うきはで味覚を刺激する旅へ【きふね】

福岡県 泊まる フルーツ カフェ BBQ ジャム・コンフィチュール
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福岡の街中から1時間ほど車を走らせるだけで一転!のどかな山里風景が広がる福岡県うきは市。一年を通しておいしいフルーツがとれる地として知られるこの町で新しい旅が始まっています。県外からの移住者がフルーツの魅力を活かしたカフェやショップ、宿などを次々にオープンさせているのです。さぁ、フルーツ王国・うきはの新たな魅力を再発見していきましょう。

Summary


近場の魅力再発見

このエリアの新しい魅力は、これまで“買う”、“収穫する”だった町自慢のフルーツが、バリエーション豊かに楽しめるようになったこと。古民家で楽しむジャム作り体験、地元のフルーツを使ったおいしいモノなど、盛りだくさん!遊びの達人たちが営む宿「きふね」での田舎暮らし体験も注目です。人の温かみにも触れられる地元の旅が待っています。

1日目

フルーツ王国のもう一つの顔、白壁の町へ
白壁の町並み(町歩き)

まずは、この町の温故知新を感じる場所へ。うきは市は、“フルーツの町”とともに“歴史の町”という一面もあります。中心部に位置する吉井エリアは、江戸時代、有馬藩の城下町・久留米と日田天領(現・大分県日田市)を結ぶ豊後街道の宿場町として賑った場所。江戸中期には周辺農山村の産物の集散地として発展し、「吉井銀」と呼ばれる金融活動で資力を蓄えた商人の町となりました。明治15(1882)年、東京に日本銀行が設立された2カ月後、この地に「吉井銀行」が誕生していたというから驚きです。
現在は、150年ほど前に造られた白壁・土蔵づくりの商家が軒を連ねる静かな町です。のんびり30分ほどで回れる町歩きにちょうどいいサイズ。数カ所ある市営の無料駐車場に車を止めて歩きましょう。おしゃれな雑貨店やパン屋、カフェなど、話題のお店もあちこちに点在しています。

体験ポイント

経済・文化の中心として栄えた当時の面影が色濃く残る町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。のんびり歩くだけでも楽しいのですが、ショップめぐりもお忘れなく。おしゃれなカフェで一休みしながら楽しみましょう。また、毎年2月11日から約2カ月間行われるひな祭り期間は最も華やぐシーズン。旧家に伝わる豪華絢爛なひな人形と出会えます。

【DATA】
住所:福岡県うきは市吉井町
交通:大分自動車道朝倉ICから車で約10分


徒歩で約6分(白壁の町中心部から)  
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新旧いろいろ“メイドインうきは”が勢ぞろい
うきはせれくと & UKIHA STAND!(ショッピング)

2020年7月にオープンしたこの店は、その名の通り、うきは生まれのいいものを集めたセレクトショップです。「うきはには、地元の人さえ気づいていない、いいものがまだまだ埋もれているんです」と語るのは、北海道出身の店主・太田さん。
地元フルーツを原料に、全行程手作業、自然発酵にこだわる小さな醸造所「SU」の果実酢など、作り手の“想い”とともに商品を紹介してくれます。もちろん、「炭酸水で割って飲むとおいしいですよ」と、楽しみ方もレクチャー。
地元「松野牧場」の牛乳を使った店オリジナルの商品。牛乳の味わいがダイレクトに楽しめるプレーン、地元フルーツを使ったシャインマスカット、柿の全3種(680円~)。濃厚なのに後味すっきり、想像する練乳とは一味も二味も違います!そのおいしさにハマる地元の人も急増中とか。
松野牧場の牛乳と地元フルーツのおいしい共演をその場で堪能するなら、お隣「UKIHA STAND!」へ。こちらも太田さんが手がけるフルーツスイーツのテイクアウト専門店で、地元民も愛する人気店です。
地元農家が愛情たっぷりに育てたフルーツを贅沢に使ったスムージーやソフトクリームはどれも絶品なのですが、おすすめは「柿氷(かきごおり)」(581円)。富有柿をそのまま凍らせて削り、松野牧場産のソフトクリームとともに味わうのですが、これが驚きのおいしさ!食感がふわふわで、ミルキーな柿がなにより新感覚!柿好きはもちろん、そうではないあなたにこそ、試して欲しい地元の新しい逸品です。

体験ポイント

これまでありそうでなかったうきはブランドが揃うショップ。ジャムや果実酢、コーヒー、お茶などの食品から工芸品まで、15名ほどの作り手の商品が並びます。「UKIHA STAND!」でのおいしい体験もぜひ。


【DATA】
住所:福岡県うきは市吉井町1366-1
交通:大分自動車道朝倉ICから車で約10分
営業時間:11:00~16:00
定休日:火・水曜

徒歩約1分  
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うきはっ子が集う、居心地抜群の古民家カフェ
Hostel&Cafe Farolito(ランチ)

ランチは、白壁の町並みに2020年5月にオープンした「Hostel&Cafe Farolito」。世界を旅してまわり、スペインの宿で共に働いていた2人、八代さんと谷川さんが手がけるカフェバー併設のゲストハウスです。この町ならではののんびりとした時間のなかで地元食材を使ったメニューを楽しむことができます。
「Farolito」とはスペイン語で「灯台」を意味し、「町の新たなシンボルになろう」という想いが込められているそう。その想いはもう叶っているようです。オープンして半年ほどにも関わらず、いつでも地元の人で賑わう人気店なのです。「この古い空間と、店主がつくる空気感が心地いいんだよね」と、常連客は口を揃えます。
日替わりで4種が登場するオールのランチ(715円)も魅力。取材時の「トマトチキンカレー」は、野菜の甘みとカルダモンの香りが効いたコク深いカレーでした。居合わせた常連さんが「おいしいよ~」とおすすめしてくれた季節のクレープも思わず追加注文。この日はいちじく(550円)。農家さんから直接仕入れたいちじくを丸々1個分というだけあってジューシーさがたまりません!地元の味を楽しむならぜひ。
ちなみにゲストハウスは個室2室と、5ベッドがあるドミトリールームがあります。あまりの居心地のよさに地元の人が宿泊することもあるといいます。

体験ポイント

大正時代に建てられた屋敷をリノベーションした居心地のよい空間。ランチからスイーツ、バーまで時間ごとに楽しめます。地元常連客とのおしゃべりもお楽しみ。地元食材を使ったメニューもそうですが、白壁の町並みに溶け込む古民家の雰囲気も味わってください。


【DATA】
住所:福岡県うきは市吉井町1386
交通:大分自動車道朝倉ICから車で約10分
営業時間:12:00~22:00
定休日:月曜、ほか不定休あり

車で約15分  
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うきは遊びの拠点!アートな古民家宿にチェックイン
きふね(宿泊)

「きふね」は、築150年の古民家をモダンにリノベーションした宿。十割蕎麦と地元の食材を使った料理も味わえるレストランもあり、農村の中で新しいひとときを生み出してくれる施設です。
きれいにリノベーションされた部屋。白壁のモダンな空間が若い人たちにも人気となっています。
全2室1棟まるごと貸切(最大6名)として利用できるほか、敷地内のキャンプサイトで快適なグランピングも楽しめます。
出迎えてくれるのは、鍋島さん(写真中央)をはじめとする陽気なスタッフたち。福岡県内で薬局を運営する会社のメンバーである鍋島さん曰く、「患者さんからよく『行くところがない』『楽しみがない』という声を聞いていて、だったら僕らが“遊ぶ場所”をつくってあげようと始めた宿なんです」。すぐそばの川や山を舞台にアクティブ遊び、満天星の下で五右衛門風呂に入るという極上体験など、ここでは楽しみに事欠きません。
夕食は、シェフが目の前で焼いてくれる至れり尽くせりのBBQ。しかも、牛肉、豚のスペアリブ、チキン、地元野菜などかなり豪華!肉は、事前に低温調理したものをグリルで焼くため、外はカリッと、中はふっくらジューシー!
イタリアンシェフならではの技ありソースがまたおいしいんです。取材時は、辛みが効いたネギソース、そしてチーズを思わせるまろやかな柿ソース。もちろん、地元産の柿。加工には不向きだと思っていた柿も敏腕シェフの手にかかれば、新たな魅力を放つアイテムに!うきは食材の魅力をあらためて知ることができます。
BBQで焼いたお肉、チーズをたっぷりかけたサラダ、うきは産棚田米を使ったシメの焼きおにぎり、豪華なディナーを、自然の中で味わえます。
食事の後は、スタッフから「焚き火もできますよ」と魅惑的な提案も。目の前のキャンプサイトに移動して、焚き火タイム。暗闇にゆらゆら炎、パチパチと薪がはぜる音、ぬくもりがぢんわり——なんだか気持ちがゆったり、おだやかになっていく。贅沢な時間です。
一日のシメは五右衛門風呂。頭上に星が降り注ぎ、風を感じながら楽しむお風呂は、「これぞ、田舎暮らし!」が体感できる魅惑のお楽しみです。体の芯までポカポカ。今宵はぐっすり眠れそうです。


【DATA】
住所:福岡県うきは市浮羽町山北694-1
交通:大分自動車道杷木ICから車で約10分
チェックイン:16:00ごろ
チェックアウト:10:00
定休日:火曜、第2水曜
料金:1泊2食付き1棟3万6000円(3名まで。1名追加ごとに8000円)、キャンプ1名1500円(テント持ち込み1張3000円、ベルテントやタケノコテントなどの貸出は1張1万8000円・2万円)


※料金は2020年12月下旬時の料金となります。

2日目

ツヤツヤ!釜炊きごはんが主役の朝食
きふね(朝食)

土間の方に目をやると、竃からモクモク湯気が上っています。食欲を刺激する光景です。
朝食は柿畑を望むレストランにて。蕎麦出汁が効いた卵焼き、梅干し、新鮮卵など、釜炊きごはんがすすむおかずたちが顔を揃えます。噛むほどに甘みが広がる粒立ちご飯はもちろん、地元米。全戸地下水という、うきはならではのおいしい水もポイントのようです。
トントントンと小気味良い音。オープンキッチンのガラス越しに、そば職人・熊本さんがお昼の営業のためのそば打ちをしているのも見ることができます。そばつゆ作りのカツオのいい香りも漂っています。

体験ポイント

ここでの過ごし方は自由。大自然をフィールドに気ままに楽しむも、遊びの達人でもあるスタッフがサポートするカヌー体験などのプログラムに参加するのもおすすめです。薪割り、焚き火、五右衛門風呂、テントサウナもあります。

車で約5分  
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イチゴに梨、巨峰。一年中いつでもフルーツ狩り!
うきは果樹の村やまんどん(収穫体験)

大正10年ごろが起源とされる「うきは果樹発祥の地」に広がる2.3ヘクタールの果樹園をもつ「やまんどん」。一年を通してさまざまなフルーツ狩りが楽しめます。「甘みが違う!」と評判の理由は、地下100mから湧き出す天然水。果樹栽培にはすべてこのミネラル豊富な水を使っているのです。
ちなみに、水は自由に汲んで帰ってOK。取材時にお会いしたのは、片道30分かけて毎週訪れるというお父さん。「湧き水はあちこちあるばってん、ここのが一番!焼酎と割って飲むのがうまか」。
取材時は富有柿シーズン。受付で試食をしてからいざ、果樹畑へ。「シャキシャキ食感が好きなら固くて色は浅め。熟したのがいいなら濃いめを選ぶといいですよ」とは、オーナーの末次さん。太陽の光を受けてキラキラ、「おいしいわよー」とアピールをする柿をハサミでチョキッと収穫していきます。
思う存分収穫したところで受付に戻り重量測定。1kg(3~4個)で500円と、さすが農園価格です。なにより新鮮!スーパーで買うのとは大違い!安くておいしいフルーツが手に入るのは、うきは旅だからこそ。
1~5月に収穫体験ができるイチゴ。高設栽培で腰をかがまず、楽チンに収穫できます。
8~9月に収穫体験ができるブドウ。巨峰など品種もさまざまですが、一番人気はシャインマスカット。
「やまんどん」では、お菓子作り名人であるオーナーの奥さまが作るスイーツもお楽しみ。果樹園を望む高台にある「夢語寄家(むごよか)」で楽しめます。果樹園でとれたフルーツを使ったケーキがずらり30種以上!あれこれ悩んで選んだのは「柿タルト」(396円 ※テイクアウトは388円)。湧き水コーヒー(495円)とともにオーダー。
サクサクタルト生地、とろ~りクリームは甘さ控えめで、柿本来のやさしい味わいが口いっぱいに広がります。フレッシュな柿のシャキシャキ食感もたまりません!

体験ポイント

1〜5月イチゴ、7月中旬ブルーベリー、8〜9月ブドウ、8〜11月ナシ、11月イチジク、11〜12月柿が楽しめます。ブドウだけでも、巨峰など5〜6種あり、皮ごと食べられる大人気のシャインマスカットもあります。スイーツを食べることで、地元の良さを再発見できます。


【DATA】
住所:福岡県うきは市浮羽町山北2212-7
交通:大分自動車道杷木ICから車で約15分
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜
料金:収穫フルーツにより異なる

車で約15分  
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茅葺き屋根の古民家で、おいしい里山体験
里楽(ランチ&ジャム作り体験)

清流が流れる山間の集落、姫路地区にある「里楽(りらく)」。棚田100選にも認定されるつづら棚田があり、茅葺き屋根の民家もちらほら。思い描く理想通りの“古き良き日本の原風景”が広がっています。この土地の風景美と食を同時に楽しめる場所です。
「この風景にやられちゃったんですよ」と笑うのは、店主の林礼子さん。
林さんご夫婦はともに関東出身。田舎暮らしに憧れがあり、雑誌で偶然、売りに出されていたこの家を見て一目惚れ。早々に下見にくると、「福岡空港から1時間くらいで風景がガラリと変わって、この茅葺き屋根の家でしょ。もう即決ですよ」。
「うきはの人って文化的というか、芯をもっているというか。その辺で農作業しているおじちゃんがただのおじちゃんじゃなく、独自の育て方を貫く野菜づくり名人だったりするんですよ。そんなすごい人が養鶏家、お茶農家、猟師と各方面にいっぱいいらっしゃるんです」。そんな“うきはの名人”たちが作る食材を使い、元栄養士である礼子さんが腕をふるうランチは、素材の味をいかした素朴な味わい。ぷるんと弾ける食感の団子と旬の野菜、鶏つくねなど、具だくさんのだご汁定食(780円)は、白ご飯のもっちり甘さ、素揚げされた野菜の味の濃さ、どのお皿も驚きいっぱいのおいしさです。
「里楽」では、事前予約でだご汁やピクルス、苔玉作りなど、さまざまな体験メニューが楽しめます。今回選んだのはジャム作り。使うフルーツも砂糖(きびや白糖)も選べます。今回は、贅沢にも柿、リンゴ、柚子の全部使い!もちろん、すべてご近所産です。
柿の皮むき。りんごの皮は敢えて剥かず、食感が楽しめるよう柿ともに大きめにざく切り。砂糖は市販のジャムよりグンと控えめと、あれこれ自分仕様にアレンジできるのがうれしいポイント。
フルーツをコトコト煮込んでいくのはなんと囲炉裏で!「時間を気にせずゆ~っくりやるのが“里楽”流。オセロやりながら作ることもありますよ」と、礼子さん。
ゆっくりと時間をかけてついに完成したMYジャム。瓶詰めをして入りきらなかった分は、パンにのせてその場でいただきます。見た目ちょっとゴロゴロしすぎかなと思いましたが、食べたらそれがむしろイイ!ジューシーで果実そのまんま!もう市販のジャムには戻れません!ゆったりと流れるうきは時間もおいしいエッセンスになっているのかもしれません。

体験ポイント

自家農園のブルーベリーシーズン(6月下旬〜8月中旬ごろ)なら、自分で収穫したブルーベリーでジャムを作ることもできます。もちろん、ブルーベリー狩りのみもOK。また、ジャムやドライフルーツ、和のハーブ茶など、里楽オリジナル商品の販売もあります。


【DATA】
住所:福岡県うきは市浮羽町新川3918-1
交通:大分自動車道杷木ICから車で約20分
営業時間:11:00~17:00
定休日:火・水・木曜
料金:ジャム作り体験2000円(10:00~・14:00~の2部制、2名以上で要予約)




※営業時間等が変更になる場合があります。おでかけ前に必ず現地・施設へご確認ください。


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Model Course

フルーツ王国・うきはで味覚を刺激する旅へ

白壁の町並み(町歩き)

約6分

うきはせれくと & UKIHA STAND!(ショッピング)

約1分

Hostel&Cafe Farolito(ランチ)

約15分

きふね(宿泊)

きふね(朝食)

約5分

うきは果樹の村やまんどん(収穫体験)

約15分

里楽(ランチ&ジャム作り体験)

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