北鎌倉「三日月堂 花仙」の“名物くずきり”に感動!一級和菓子職人が作る至極の味
鎌倉散策の途中でおいしい甘味を食べたいと思ったら、北鎌倉にある甘味処併設の和菓子店「三日月堂 花仙(みかづきどうかせん)」はいかがでしょう。 一級和菓子職人の資格を持つ3代目・上原義幸さんが作る上品な和甘味は、とっておきのごほうびになること間違いなし!庭を眺めながらゆったりと過ごせる静かな和空間も要チェックです。
凛とした佇まいの北鎌倉の和菓子店
北鎌倉の駅を降りて鎌倉街道を建長寺方面へ歩くこと約10分。風情のある数寄屋門とこの看板が左手に見えてきたら、今回の目的地「三日月堂 花仙(みかづきどうかせん)」に到着です。
創業90年以上の歴史を持つ「三日月堂 花仙」。そのはじまりは東京・上池袋だったそうで、当時はカステラをメインに販売していたのだとか。平成4年(1992)北鎌倉への移転をきっかけに、今のスタイルである甘味処を併設した和菓子店となりました。
庭を彩る季節の花々を愛でながらいただく甘味は、これまた格別。ガラス窓から降り注ぐ日差しも相まって、ついつい長居をしてしまいがちです。
最高級の吉野葛を使った艶やかな「くずきり」
お店を訪れたらぜひオーダーしたいのが、最高級の吉野葛を使用した「くずきり」です。
コシが強くしっかりとした食感が特長の逸品。くずを作る際、最後のひと工程に“裏ごし”を加えることで、このような艶やかで美しいくずきりに仕上がるのだとか。
沖縄・波照間産の黒糖を使用した、濃厚な自家製黒蜜にたっぷりとつけてどうぞ!清涼感も満載。これから迎える暑い季節に、目でも楽しめる癒しのひと品ですね。
甘味処のオススメ!まだまだあります!
おすすめの甘味はまだまだありますよ!こちらの「クリームあんみつ」は、お店自慢の上品な甘さのこし餡と、プリプリ食感の自家製寒天がとにかく美味。ぷるんとした白玉や季節のフルーツとのハーモニーも絶品です。
”白玉好き”にはたまらないひと品がコチラ!つきたてのお餅のようなふわっふわの大粒白玉が楽しめる「白玉ぜんざい」です。北海道産の大納言小豆にザラメ(鬼ザラ糖)を加えて作るぜんざいは、豆そのものの旨みも贅沢に堪能できる逸品。ぺろりとあっという間に食べきってしまうおいしさです。
おうち時間の充実に銘菓をテイクアウト!
甘味処のあとは、おうち用の和菓子をテイクアウトしてみてはいかがでしょう。押さえておきたい代表的な2品がコチラ。
まずは、「可麻久良最中(かまくらもなか)」。北海道産の最上級の大納言小豆にザラメ(鬼ザラ糖)を加えた餡子と、パリパリの皮が好相性。豆の食感もしっかりと楽しめます!2品目は「鎌倉どらやき」。手ごねで生地を作り、特注の銅板で一枚ずつ手焼きで仕上げたひと品です。
上品な甘さの粒餡ときめ細やかでふっくらとした皮。一度口にしたらやみつきですよ。
今回ご紹介したメニューのほか、鎌倉の花をモチーフにした上生菓子とお抹茶のセット(1100円)や夏季限定で登場する「かき氷」(900円~)など、さまざまな甘味を展開する「三日月堂 花仙(みかづきどうかせん)」。次に訪れたときに、どんなおいしさと出会えるかも楽しみのひとつですね!
※新型コロナウィルスの状況や緊急事態宣言などにより、甘味処で提供するメニューが変動する場合があります。訪問前に店舗へお問合せください。
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
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