新緑の季節に。オーブン不要の抹茶のグラデーションレアチーズケーキ【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.32】
例年より梅雨入りが早く、慌てている今日この頃。憂鬱な季節ですが、雨に濡れた新緑が美しいのもこの時期。通年おいしい抹茶のお菓子ですが、特にこの時期は見た目も爽やかなので、ついつい手を伸ばしてしまいます。オーブンを使わずにできるレアチーズケーキは、蒸し暑い季節にもぴったり。ゼラチンを極力少なくした配合なので、とろける食感です。見た目よりもとても簡単なグラデーションレアチーズケーキ、雨の週末にチャレンジしてみませんか?
深緑色に癒される、京都のお抹茶
今回のお取り寄せは、京都のお抹茶。
お茶会でも使用される宇治抹茶の高峰、旬の時期に一枚一枚手で摘み取った最高級碾茶を丁寧に石臼で挽きあげた逸品です。
深い緑が美しいお抹茶は、お菓子作りにもぴったり。
私は、少量のお湯と砂糖を入れよく練って、牛乳を注いで抹茶ラテにするのも好きです。
他にもパン生地に加えてこね、大納言をまきこんでお豆と抹茶のパンを作ったりと、濃茶でいただく以外にもいろいろと活用できます。
【レシピ】抹茶のグラデーションレアチーズケーキ
材料/15cm丸型1台分
【抹茶のグラデーションチーズケーキ】
【底生地部分】 市販のビスケット…100g 無塩バター…50g 【レアチーズ部分】 クリームチーズ…200g グラニュー糖…80g ヨーグルト…200g 生クリーム…200g 粉ゼラチン…5g 水…25ml 抹茶…5g お湯…25ml |
①
クリームチーズは室温に戻しておきます。
ゼラチンは分量の水に振り入れ、ふやかしておきます。
底の取れる丸型に、敷紙を敷きます。
②
ビニール袋にビスケットを入れ、麺棒で細かく砕きます。
溶かしバターを混ぜ、まんべんなく混ぜます。
フードプロセッサーをお持ちの方は、材料を全部入れてガーっと!
③
②を丸型に入れ、底が平らなグラスなどで、まんべんなく押さえつけて固めます。
冷蔵庫に入れてさらに冷やし固めます。
④
柔らかくしたクリームチーズにグラニュー糖を加え、ゴムべらで練ります。
ついつい泡立て器を使いたくなりますが、クリームチーズがどんどん羽の中に収納されていき、大変なことになりますので(笑)、ゴムべらで作業することをおすすめします。
ヨーグルト、生クリームの順に混ぜていきます。
生クリームを入れたあとは、泡立て器に持ち替えても大丈夫です。
目安はお玉ですくって落とすととろとろと流れ落ち、しばらくしたら流れた跡が消える程度。固いようでしたら、少しずつ牛乳(分量外)を加えてみてください。
最後に、ふやかしたゼラチンを600wのレンジで10秒ほどあたため、クリームチーズ生地に加えてまんべんなく混ぜます。
⑤
抹茶を分量のお湯で溶かします。ダマが残らないよう、まんべんなく混ぜて。
ボウルに、1:2:3:4とチーズ生地を分けます。(だいたいで大丈夫)
⑥
抹茶を加えていきます。
チーズ生地が一番多いボウルには抹茶を加えず、そのまま使います。
一番少ない生地は一番濃く。だいたい3:1:1くらいの割合ですが、お好みなので、様子を見ながら加えていきます。
⑦
型に順番に流し入れていきます。
一番目は、一番多い白い生地。真ん中にたらすようにして、そっと流していきます。
最後に一番濃い生地を流し入れ、冷蔵庫で一晩冷やし固めます。
⑧
型からそっと外して完成。
グラデーションに見えますか?
ホワイトペタル(白い花びら)やピスタチオ、ミントなどを飾って、涼しげなデコレーションに。
失敗しらずのレアチーズケーキ
グラデーションケーキのよいところは無限のアレンジ力。
もっと細かく色を分けると、さらにグラデーションの美しいケーキになります。
濃い色を外側にしてもおもしろい。また、ぽとぽとと落として竹串で軽く混ぜ、マーブルにしてもかわいいのです。
器は、グリーンを引き立たせるべく、白のシンプルなものを選んで。
チーズケーキは、甘さとゼラチンの量さえ間違えなければ、ある程度おいしいものができるのと、なんといってもオーブンが不要なところがこれからの季節のお菓子作りにぴったりだと思います。
よかったら、ぜひ作ってみてくださいね。
photo:kyoko_plus
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