泊まる
2021.05.28
“作品”を旅する、夢心地のひとりステイ。日本橋の新感覚アートホテル「BnA_WALL」【第10回 東京ヒトリホテル】
ひとりステイのスペシャリスト・マロ（＠ohitorigram）が、ひとりで泊まりたい都内のホテルを紹介する「東京ヒトリホテル」。第10回目となる今回は、東京・日本橋に、2021年2月にオープンしたばかりのアートホテル「BnA_WALL」（ビーエヌエー ウォール）。このホテルはなんと、客室の床や壁、インテリアや小物にいたるまで…アーティストさんが空間全体を手掛けていて、“作品”に泊まることができちゃうんです！ひとりで作品の世界観にどっぷり浸ってきた様子を、早速お届けします～。
Summary
「桜色の絨毯の部屋」の優しくて、可愛い空間にうっとり
「BnA_WALL」は、高円寺や秋葉原でも展開をしてきたBnA HOTELが運営する、日本橋のアートホテルです。
アートホテルは昨今話題ですが、このホテルのすごいところは、全客室が、アーティストさんが手がけた“作品”だということ。客室は全26室で、お部屋のタイプはなんと14タイプもあります！
悩みに悩んだあげく、私が今回選んだのは女性アーティストのコリュさんが手がけた「桜色の絨毯の部屋」。
その名の通り、桜色の絨毯が床一面に敷き詰められており、壁の絵をはじめ空間全体も桜色に統一されています。お部屋に一歩足を踏み入れた瞬間、あまりに優しく、可愛らしい空間が広がっていて、思わずため息…。
入口のアーチも、この柔らかい空間を演出していて、もうどこを見ても見惚れてしまう空間なのです。
床と壁を眺めてこんなにふわっと幸せな気持ちになれる空間は、ほかにないはず…。
この机や椅子も、コリュさんがこの客室のために手がけたもの。机の脚が丸みを帯びた生き物のような姿になっていて、ガラスの天板を持ち上げているようでなんとも愛くるしい一品です。
ひとりだからこそ、好きなだけ時間をかけられるうえに、美しい光景を一瞬たりとも逃すことなく堪能できちゃいます。
コンセントの差し込み口まで…アーティストのディテールへのこだわりを堪能
コリュさんがこだわったポイントは、これだけではありません！
例えば、この優しいゴールドが印象的なベッド脇の照明スイッチは、コリュさんが滞在して感銘を受けたヨーロッパのモーテルのお部屋がモチーフとなっているそう。
思わず全部確認してしまったのですが（笑）、コンセントの差込口も、すべてこのゴールドが塗られていました…！こんなディテールにもときめける空間、本当に素敵ですよね。
このブルーグレーのカーテンも、桜色の壁とマッチしていて…どこを切り取っても本当に絵になります。カーテンレールがゴールドなのもポイント！（ここまでくるとオタクの域ですね（笑））
照明も丸みを帯びていて、優しい雰囲気を醸し出しています。ベッドでごろんとしたときのこの景色があまりにもぐっときて、思わず写真を撮ってしまいました。
“作品の中”で解説を聞きながら、アーティストの想いに心を馳せることができるなんて、本当に贅沢。「アートって難しくて分からない…」という人も楽しめること間違いなしです！
エントランスには巨大壁画も！バーで一杯飲みながらアート空間を満喫
お部屋だけでなく、エントランスも圧巻のアート空間なんです！まず入って驚くのは、こちらの巨大な壁画。
1階ラウンジの吹き抜けから地下ファクトリーにまで繋がる壁画は、ホテルのコンセプトである「変化を楽しむ」を象徴しているもので、アーティストによってシーズンごとに描き変えられる仕様になっています。
下を覗くとこの通り。創作の跡が残されているのが下に見えて、なんだかワクワクしますよね。
ウェルカムドリンクはここでいただけるので、壁画を鑑賞しながら、ゆったりすることができます。
いかがでしたでしょうか？みなさんにもぜひ、作品を旅するというこの特別な体験を、ひとりで存分に味わってほしいなと思います。
しかも、スタッフさんがとっても親切で、客室やエントランスの作品について細かく教えてくださったので、「ひとりステイ、あんまりしたことないから不安だ…」という人も心強いはず。（喫煙室のアートも、スタッフさんが教えてくださって気づくことができました！）
滞在した記念に、お部屋のシールをくださるあたりが、めちゃくちゃ愛を感じました…。次はどのお部屋にしようかな？
■BnA_WALL
住所： 東京都中央区日本橋大伝馬町1−1
TEL：03-5962-3958
チェックイン時間：16時～
チェックアウト時間：～12時
宿泊料金：
「桜色の絨毯の部屋」（Superior queen）1室2万8000円（2名まで・想定価格）
ほか、
Standard semi-double 1室1万6000円（1名・想定価格）
Standard queen/twin 1室2万5000円（2名まで・想定価格）
Superior queen 1室2万8000円（2名まで・想定価格）
Deluxe king 1室3万3000円（2名まで・想定価格）
Deluxe suite 1室4万4000円（2名まで・想定価格）
※料金はすべて、税・サービス料込
text:マロ
1992年東京生まれ。物心ついた頃から"ひとり行動"が大好き。「ひとり時間の楽しさ」をもっと多くの人に伝えたいと、2017年におひとりさま専門メディア「おひとりさま。」を設立。Instagramアカウント（＠ohitorigram ）のフォロワーは3万人超。ひとりで行きたいお出かけ情報を日々発信するとともに、ホテルや飲食店とコラボして“ひとり向けプラン”の企画・プロデュースも手掛ける。現在は、「KAIKA東京」「LYURO東京清澄」でおひとりステイプランを販売中。
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