【京都・かき氷専門店「鹿の子」を徹底レポ】かき氷マニア絶賛の創作かき氷が美味しすぎる…!

【京都・かき氷専門店「鹿の子」を徹底レポ】かき氷マニア絶賛の創作かき氷が美味しすぎる…!

京都府 食・グルメ かき氷 カフェ スイーツ るるぶ&more.編集部
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いっときテレビで取り上げられて一大ブームを巻き起こしたかき氷。全国各地に名店と呼ばれるお店がありますが、京都でオススメしたいのは、ここ「鹿の子(かのこ)」。春や夏は季節のフルーツを生のまま濃いジュースにした蜜で、秋冬になれば、パティシエ顔負けの創作スイーツかき氷で楽しませてくれる人気店。気になるメニューやお店のこだわりを徹底紹介します!「京都水族館」や「京都鉄道博物館」などおでかけスポットも近いので、ぜひ足を運んでみて!

Summary


フレッシュすぎる人気No. 1。生のいちごから作る手作り蜜のかき氷

京都でかき氷といえばどこ?と信頼できる筋から聞いて気になっていた「鹿の子」。女性店主の鹿間さんが作るふわふわに削った天然氷と手作り蜜が評判のお店です。

場所は、梅小路公園の前。京都駅の隣、梅小路京都西駅から徒歩1分にある「京果会館(きょうかかいかん)」の2階です。京都水族館や京都鉄道博物館などのおでかけスポットもあり、目の前の梅小路公園ではイベントが行われたり、中央卸売市場の場外市場で新鮮な肉や野菜が買えたりと注目のエリア。

「鹿の子」はかき氷で有名な喫茶店で、取材日(2021年4月16日)現在はランチなども提供されていましたが、今後は、かき氷専門店になる予定。

生いちご 1000円
生いちご 1000円

何しろ、かき氷が泣けてくるほどおいしいのです。今回、そのおいしさの秘密が知りたくて、かき氷を作っているところを逐一、写真に撮らせていただきました。

じゃーん!主役はそう、農家から届くフレッシュなもぎたていちご。

ヘタをナイフで丁寧に取りさり、ぽんぽんぽんっとジューサーに。

攪拌されて、いい色が出ています。この時点でもう美味しそう。

重厚なかき氷機でふわふわふわと淡雪のように氷を削り、作りたてのいちごの蜜をとろり。さらに氷をふわふわふわ。そして蜜をとろり。何度も氷を削る手を止めては蜜をかけて、どの部分をすくっても蜜の味がしっかりと染みたかき氷に仕上げます。

氷の上に、カットしたいちごを添えてできあがり。天然氷が売りのお店ですが、2021年は、気候の不順により、八ヶ岳の天然氷(蔵元 八義)ではなく、奈良の日の出製氷の氷を使われています。「天然氷かそうじゃないかで、そんなに味が変わるんですか?」と疑問をぶつけてみると、「変わらないですよー!日の出製氷さんの氷は上質ですし、削り方が一番大事。削り方で味がまったく変わります」とのこと。

撮影用にぎゅっと固めてもらった氷ですが、それでもスプーンをいれると、パウダースノーに足を突っ込んだときのようなふわふわ感。もう、そのまま口へ。感動するくらい、いちご。いちごだけだと酸味が強いですが、練乳が入ってちょうどよい柔らかな甘さです。一般的にはゴールデンウィークを過ぎる頃には、見かけなくなるいちごですが、夏は「夏いちご」の品種を入荷されているので、いつでも楽しめますよ。

夏はパイナップル。ざくっと1/4カット、まるまるすべてかき氷に

人気No. 1のいちご以外にもいろんな種類が用意されています。フレッシュな果実を使ったかき氷は夏が本番。さっぱり美味しい生パインヨーグルトをはじめ、スイカ、メロン、マンゴー、いちじく、珍しいところではさくらんぼまで、生果実そのままの蜜が楽しめます。

人気のため復活した生パインヨーグルトは、すっきりと爽やかな酸味。「鹿の子」のかき氷は、旬のフルーツを使って作るので、一度限りの登場のものもあり、鹿間さんも何種類あるのかわからないほど。時折、お客さんのリクエストで復活します。

生パインヨーグルト950円
生パインヨーグルト1100円

小さなお皿にはヨーグルトベースのソース。生パインかき氷に乗せて、味を変えて楽しみます。ここでひとつお伝えしておきたいのは、提供には少し時間がかかるということ。たとえばさくらんぼであれば、種をとって、ジューサーにかけるところからスタートするので、作り置きの蜜と違って時間がかかるのは必然。そのかわり、このうえなく新鮮なかき氷が食べられるのです。

通は、秋冬を狙う。デザート感覚の創作かき氷

黒ごまきな粉みるく1150円
黒ごまきな粉みるく1150円

一年を通してかき氷を楽しめる「鹿の子」ですが、暑さのピークを過ぎて、少し鹿間さんに余裕ができ始めると、手の込んだ創作かき氷が登場し始めます。例えばこちらは秋頃から登場する「黒ごまきな粉みるく」。以前に、ある年のお正月限定で登場した特別メニューですが、復活を望むリクエストの声を受けて再登場!氷の中にはほうじ茶のパンナコッタや求肥(ぎゅうひ)などが仕込まれています。

ほかにも自家製のレモンカードとみるくのシロップ、レモンクリームと自家製練乳、レモンシロップなどさまざまに味を変えたレモンが複雑に混じり合う「レモンパイ」(1300円)、さくらあんみるくとピスタチオみるくがあいがけになった登場期間がとっても短い「さくらピスタチオ」(1250円)など訪れるたびに新しいかき氷との一期一会があるのも魅力的。

京都でオススメのかき氷店はどこ?と聞かれたら、間違いなく名前をあげたい「鹿の子」。暑い日もそうでない日も、一度食べれば「鹿の子」のかき氷の魅力にとりこになること間違いなしです。

■鹿の子(かのこ)
住所:京都府京都市下京区朱雀正会町1-1
京果会館211
TEL:075-708-7150
営業時間:11~17時30分(17時LO)
定休日: 不定休(夏場は無休)
アクセス:JR「梅小路京都西」駅から徒歩1分

Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
text:小西尋子

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。



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