日本茶のイメージが変わる?京都に予約制日本茶カフェ「麩屋柳緑」オープン!
2021年4月29日(木)、京都・麩屋町通りに日本茶サロン「麩屋柳緑(ふやりゅうりょく)」がオープンしました。宇治茶の一大生産地である京都・南山城村(みなみやましろむら)でとれた香り高い日本茶と、フレンチのシェフが監修したスイーツがいただけます。一杯ずつ丁寧にいれられた日本茶の旨味と甘味に酔いしれて。
1階はテイクアウト&日本茶ショップ
「麩屋柳緑」があるのは、京都市営地下鉄「京都市役所前駅」から南へ徒歩5分ほどの麩屋町(ふやちょう)通り沿い。
近年、日本茶を茶葉から楽しむ機会が減りつつある中、茶葉に親しみ、茶葉からお茶をいれることの楽しさや日本茶の奥深さを知る機会を多くの人にお届けしたい、そんな思いで運営されているのだそう。
お店は2階建てで、1階は南山城村で作られる「村茶」に特化したショップ、2階は日本茶カフェ「naturam RYU-RYOKU by Kazuya Sugiura」という構造。大正~昭和初期の京町家をリノベーションした和モダンな雰囲気で、居心地も抜群です。
1階はショップでありながら日本茶について知ることができる“日本茶サロン”の役割も担い、さまざまな種類の茶葉の展示も行われています。
京都府唯一の「村」であり、京都府茶品評会の煎茶部門で20年連続1位を受賞する南山城村(2019年現在。2020年は品評会開催中止)。茶葉は少量サイズでも販売しているので、いろいろ買って試し飲みするのも楽しそうです。
スイーツは、南山城村にある道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」のもので、とろりとなめらかで濃厚なプリンや、抹茶あんやほうじ茶あんをたっぷりサンドしたどら焼き、春摘み抹茶を使用したソフトクリームなどがラインナップ。※イートインも可能
2階の予約制日本茶カフェで日本茶&スイーツを満喫!
2階は、1階とはまた趣が異なった、プライベートサロンのような日本茶カフェ。事前予約制・カウンターだけの贅沢なつくりで、日本茶をとことん楽しめます。
メニューは各種日本茶・コーヒー・和紅茶のほか、スイーツが3品。東京・二子玉川の一軒家レストラン「naturam(ナチュラム)」の杉浦オーナーシェフが監修しました。
お茶は、和紅茶・ほうじ茶・煎茶・水出し煎茶・宇治抹茶の5種類がそろいます。迷ったら、旨味と甘味が楽しめる煎茶「香煎」がおすすめです。口に含んだ瞬間に広がる香りと芳醇な旨味、そして爽やかな渋味を堪能して。
“一皿の上で表現する日本の四季”をコンセプトにしたスイーツも、ぜひいただきたい。店名を冠した「RYU-RYOKU」は、南山城村の茶畑風景からインスピレーションを受けたのだとか。
南山城村の抹茶を使ったテリーヌに、抹茶クランブルと京都・美山町のミルクアイスクリームを重ね、抹茶ミルクフォーム、抹茶チョコ、エディブルフラワーをオン。抹茶の濃厚さと爽やかさを両方味わいつつ、ねっとり・サクサク・ふんわり・ぱりっ、とさまざまな食感も楽しめる、実に豊かなひと皿です。
水出しと氷出し、いれ方で変わる日本茶の味わい
日本茶はいれるお湯や水の温度によって味わいがまったく異なるので、お腹に余裕があれば冷たいお茶もぜひ試してみて。
こちらは、「玉雫」を氷と水でじっくりいれたもの。渋味は一切感じず、上品かつすっきりとした飲み心地が際立ちます。これからの蒸し暑い季節にもぴったり!
いつもの日本茶のイメージをがらりと変える「麩屋柳緑」。日本茶本来のおいしさを、ぜひ体験してみては。
■naturam RYU-RYOKU by Kazuya Sugiura予約サイト
https://airrsv.net/fuya-ryu-ryoku-yoyaku/calendar
Text & Photo:木村桂子(ウエストプラン)
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