人気メニューはトマトのわらび餅!?贅沢さと意外な掛け合わせで話題のわらび餅専門店「まるさんかじつ」が永福町に!
1822年に創業し200年の歴史を誇る、茨城県鹿嶋市の和菓子店「丸三老舗」。その名店が、2021年4月満を持して東京・杉並区に初進出を果たしました。素材を見極める確かな目と、技術力で仕掛けるのはフルーツわらび餅の専門店。わらび餅、白あんなど、和菓子店ならではの素材はもちろん、フルーツにもとことんこだわり、生産者さんの元に直接足を運んで選んでいるそうです。そのフルーツは、甘くてジューシーな贅をつくした旬のものばかり。早速お店へ行ってみました!
Summary
創業200年の老舗が贅をつくした「フルーツわらびもち」で東京初進出!
永福町駅から徒歩1分。活気のある商店街の一角に店舗をオープンさせたのが、フルーツわらび餅専門店の「まるさんかじつ」です。このお店を手掛けているのは、茨城県鹿嶋市で1822年に創業し、200年の歴史を誇る和菓子店「丸三老舗」。
「丸三老舗」が200年も続く人気店なのは、素材に対する一切の妥協のなさと、高い技術力があるから。古くからの伝統を守りつつも、常に新しい技術を取り入れる姿勢を持っているそう。そんな「丸三老舗」が満を持して東京初出店に選んだのが、フルーツわらび餅だというから、これは期待大です!
店内には、その日のわらびもちのラインナップがアクリルケースに入れられ、並べられています。白くて小さなわらび餅が並んでいる様子はとてもキュート。また、その日のラインナップに使われている果物を、そのまま販売していることもあるそう。ぜひチェックしてみてくださいね!
これがトマト!?高糖度のフルーツトマト「オスミックトマト」の「とまとわらびもち」
まずご紹介するのは、「とまとわらびもち」400円。早速食べてみると、かんだ瞬間に果汁があふれだし、衝撃が走ります…!これがトマトなの?と疑ってしまうほど、驚異的な甘さとジューシーさなんです。実はこちらの「とまとわらびもち」の中に入っているのは、高糖度な高級フルーツトマト「オスミックトマト」なのだそう。なんて贅沢な一品なんでしょう!
あんこにトマト…?と一瞬考えてしまったのですが、甘さ控えめの白あんとフレッシュなトマトの相性は抜群です。
また、このわらび餅も絶品。ぷるんとした食感はありつつも、かなり薄めで具材を邪魔することなく、口のなかで溶けていきます。
フルーツと和菓子といえば最近流行しているのがフルーツ大福ですが、白あんとフルーツのくちどけを考えた結果、わらび餅を使うことに決めたそうです。200年の歴史のなかで培われた確かな技術力が余すところなく発揮されることによって、この繊細なわらび餅が作られているというわけですね。
メロンにパイナップル。極上の旬のフルーツとわらび餅の絶妙なマッチング
ほかにも「まるさんかじつ」には、店主の笹沼さんが実際に足を運んで目利きした、選りすぐりの旬のくだものを使ったわらび餅があります。
次にご紹介するのは、「めろん わらびもち」400円。こちらは茨城県の方波見農園が生産する「イバラキング」という種類のメロンを使用しています。
断面を見てみると、果汁でキラキラと輝いています。口にすると、驚くほどの甘さ!そして、果汁があふれてきて、口のなかに広がっていきます。もちろん、わらび餅の相性も抜群。
もう1つご紹介するのは、「ぱいん わらびもち」400円。西表島のピーチパインを使用しているそう。食べてみると、香り高いパインとしっかりとした甘みが口のなかに広がっていきます。どちらもたまらないおいしさです!
「まるさんかじつ」では、旬のフルーツを使うことにこだわっているため、お店に行ったときにどんな果物と出合えるのか、いつもワクワクできます。メロンやピーチパインは7月中旬には終了しますが、新しい顔として桃やぶどうの登場が予定されているそうです。さらにその果物がわらび餅と掛け合わされることで、そのまま食べるのとは違った表情を見せてくれるので、新しい発見があるのも楽しいですね!
店名の「かじつ」は果実と佳日(いい日)を掛け合わせており、「ひと口頬張れば、あなたの今日がきっといい日に。」がコンセプトとなっています。生クリームを使ったフルーツ大福とは違い、直射日光に当てたりしなければ常温での保存もできるため、縁起のよいお土産としても喜ばれそう。ぜひ一度お試しを!
Text:上野郁美(エフェクト)
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