【大阪・福島】「cafe12」のふわっふわでエアリー食感のかき氷を堪能しよう
Instagramから人気が高まり、夏はもちろん、一年中ファンが訪れるかき氷専門カフェ「cafe12(カフェトゥエルブ)」。ブームが続き、さまざまな店がかき氷のメニューを提供するなかで、「独立系」といえる“超”個性的なかき氷を生み出し続けています。夏限定と通年のかき氷を実食、おいしいヒミツにも迫ります!
Summary
路地裏に立つ、かき氷とチーズケーキ専門のカフェ
JR大阪駅から大阪環状線で一駅の福島駅界隈は、古民家を利用した個性的な飲食店が集まるエリア。一年中かき氷とチーズケーキを提供する「cafe12」は、民家が立ち並ぶ路地に立っています。
角をいくつか曲がった細い路地にあり、隠れ家的な雰囲気が漂うお店です。かき氷が描かれた看板を目印に訪れてみて。
オーダーしたい、期間限定のかき氷
取材当時メニューは定番約9種と、期間限定の約4種があり(時期で変動、限定は1日8食の場合あり)、迷いまくった後に夏限定の「チョコミントEP(エスプーマ)」をオーダー。運ばれてくると、まるでアートのような美しいビジュアルにビックリ!円柱型のかき氷に傘のようにミルクのエスプーマがかかり、チョコレートソースで模様が描かれています。1本だけピュッと延びた豆苗も遊び心満点!
ひと口食べてみると…まったくシャリシャリしないエアリーな食感に、またもや驚き。エスプーマも氷もすべてふわっふわで、まるで清涼感のある甘い空気を口に含んでいるかのよう。ミントシロップは3種、チョコレートシロップはアメリカ産とポーランド産の2種をブレンドし、深い味わいプラス。まるで高級ケーキのようなおいしさです。
食べ進めると、中にミントシロップと塩で味付けされた特製のバニラアイスクリームが!砕いたオレオクッキーも入って、ザクザクした食感がかなりよいアクセントに。
一年中味わえる、定番のかき氷もチェック
通年の「イチゴレアチーズ」もオーダー。イチゴソース・練乳・シロップをそれぞれ氷をはさみつつ3回かけて、氷にしっかり味付け。中には濃厚なクリームチーズとブルーベリーが入っています。イチゴやブルーベリーの酸味とスッキリした甘さで、後味も抜群でした。
ほかでは味わえない、オンリーワンな味のヒミツは?
元会社員で2016年から店を始めた店主の上田義人さんに味のヒミツを伺ってみました。
氷は、製氷工場で徹底的にろ過した水を-10度で48時間以上かけて凍らせた「純氷(じゅんぴょう)」を使用。氷の結晶が大きいためシロップが薄まらず、味を引き立ててくれるそう。また氷が溶けた水もおいしいのだとか。
できたての氷はふわっふわ!溶けにくいのも「純氷」の特徴です。
台形に形を整え、「シロップや練乳→氷」をたっぷり3回繰り返すのが「cafe12」流。それゆえ、隅々まで味がいき渡り、また食べる部分で微妙に異なる味が楽しめます。
かき氷とは思えないコク深さのヒミツは、シロップやソース。高品質のものを数種類ブレンドし、味や色に深みを出していること。また、中にクッキーやフルーツなど違う素材のお楽しみが仕掛けられることが多く、食感の違いが楽しめるのもポイントです。
メニュー名からもそそられる、独自メニューも大きな魅力。2021年7月半ばごろに終了予定の「コーンdeストロベリー」1430円や、既に終了した「塩杏仁とヨモギバターミルク」1430円もとても人気の高い期間限定メニュー。冬に登場した奈良漬と薄揚げが入った「白味噌奈良漬けクリームチーズ」1430円も、随分とファンを喜ばせたそうですよ。
刺激的なメニューを癒しの空間で
かき氷は初めて出会う驚きの味ですが、空間は窓の外にグリーンを臨む、ウッディで落ち着いた雰囲気。お気に入りのかき氷を選び、ゆっくりと堪能してください。
今まで食べたことのない「食べるエンタメ」的なおもしろさ満載の「cafe12」のかき氷。味はもちろん、店主がある時はお客さんのカバン、ある時はブランドアイテムなど、あらゆるものからインスピレーションを得て作り出すというナイスなビジュアルにもテンションがあがります。食べるだけで元気になりそうなかき氷。夏の思い出にぜひ訪れてみてください。
Photo:沖本 明
text:こばやしみもざ
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