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キュンと甘酸っぱい!あんずとミントの型なしタルト【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.34】

キュンと甘酸っぱい!あんずとミントの型なしタルト【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.34】

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梅雨も明け、本格的に夏がやってくる!今回は、フリーザーバッグ等の保存袋で簡単に生地を作り、型に敷きこむ手間を省いた、ラフでおしゃれな型なしタルトのレシピをご紹介します。フィリングに使ったのは、6~7月が旬のあんず。キュンと甘酸っぱく濃厚なあんずのコンポートと爽やかなミントをたっぷり入れたタルトは、ついおかわりしたくなるおいしさです。

Summary

キュートな信州産あんずと加工法

今回のお取り寄せは、信州産のあんず。アプリコットとも言われるこの見目麗しい果実は、初夏から夏のごく短い季節に収穫される珍しい果実。
私の住む九州ではなかなかお目にかかれないので、生のあんずを手に取ったのは実は初めてです…!

今回は4種のあんずを食べ比べしてみました!左から順番に…
①ニコニコット
 酸味が少なく生食に向きます。
 生産者も消費者も笑顔になるあんずであることから「ニコニコット」と命名されたそう。
②ハーコット
 生食に適した少ない酸味と甘みが特徴。ハーコットは気候に左右されやすく栽培が難しいため、高級あんずとして知られています。
 皮ごと食べられるので、丸かじりもおすすめです。
③おひさまコット(サニーコット)
 生食に向いた、大粒で糖度の高い品種。
 太陽のように黄色く大きなあんずであることから「おひさまコット」と名付けられました。
④信州大実
 大粒で酸味が少なく香りが強いのが特徴です。糖度があるため、生食にも加工にも。

どのあんずも品種改良を重ね、生食でもおいしく食べられるようになっています。
とはいえ、爽やかな酸味が特徴のあんずは、酸味を和らげるためにもやっぱり加工するのがオススメ。まずは、あんずを手軽に楽しめるコンポートの簡単レシピをご紹介します。

あんずのコンポートは、固めのものを選んで。
水:グラニュー糖を2:1の分量で鍋に入れ、沸騰したところに、皮はそのままで、種を外したあんずを入れて、1分間弱火で煮ます。

さっと火を通したらそのまま冷まして。
粗熱が取れたら、種と皮を取り除いてから保存容器に入れてください。

【レシピ】あんずとミントの型なしタルト

材料/15cm2枚分
【あんずとミントの型なしタルト】

【タルト生地】
薄力粉…150g
粉砂糖…50g
バター…80g
卵黄…1個分

【アーモンドクリーム】
アーモンドパウダー…75g
グラニュー糖…60g
バター…75g
卵…1個

あんずのコンポート…10~15個分
ミント…適量
粉砂糖…適量


フリーザーバッグ等の厚めの保存袋に、タルト用の薄力粉と粉砂糖を入れます。
バターは適当な大きさに切り、使うまで冷蔵庫で冷やしておきます。


粉類を入れた袋に冷蔵庫で冷やしたバターを入れ、袋の外からバターが米粒大の大きさになる程度までよく揉みこみます。


卵黄を入れ、さらに揉み込みます。


ひとまとまりになったら、袋の口を閉め、冷蔵庫で1時間ほど寝かせます。
型抜きクッキーにもおすすめの生地なので、余った分は冷凍しても。


【アーモンドクリーム】
同じく、厚みのある保存袋に常温に戻したバターとグラニュー糖を入れて、上からよく揉みます。
柔らかくなったら卵を加え、よく混ざったらアーモンドパウダーを加えてさらに揉みます。
こちらも冷凍保存ができます。


(写真は半量を延ばしています)
冷蔵庫から出したタルト生地を袋の上から麺棒で5mmほどの厚さに伸ばします。
今回、絵的によろしくなかったので、袋を入れ替えましたが、そのまま使っても大丈夫です!(笑)


袋のわきをカットして、生地を取り出し、クッキングシートの上に生地を置きます。
フォークで穴を開け、縁から2cmほどのところにアーモンドクリームを乗せます。


あんずのコンポートは半割のものを4等分にカットして水気を切り、ちぎったミントと一緒にタルト生地にのせます。


まず、対角線上にパタンパタンと折ります。計6か所折り込み、つなぎ目の部分はちょっとつまんで立たせて。
180℃に予熱したオーブンで20分から25分焼きます。


完全に冷めたら、粉砂糖を振り、ミントを散らして完成です。
ラフに取り分けて召し上がれ。

型なしタルトのアレンジ

焼くことでさらにジューシーになったあんずは格別の味わい!
酸味があるので、バニラアイスなどを添えるとピッタリです。
私はさらに、あんずとバニラのコンフィチュールを添えて、贅沢にいただきました(笑)

コンフィチュールは柔らかめの実を選んで。
種を取って皮ごとざく切りにしたあんず1に対して、半量のグラニュー糖を振りかけ、水分が出たら弱火にかけてへらでかき混ぜながら煮詰めます。
仕上げにレモン汁大さじ1を入れて、瓶などで保存します。
バニラビーンズ、ラベンダーなどで香りづけしてもおしゃれでおいしいですよ。
甘さ控えめなので、お早めに召し上がれ。

気軽に作れる型なしタルト。
アーモンドクリームを作るのが手間だな…という時は、市販のカステラやスポンジ生地を下に敷いてもOK。
りんごやベリー類、かぼちゃやバナナなど、あんずの代わりにのせるフィリングも無限大。
見た目と同じく、作り方もラフでいいのが、こういうお菓子のいいところです。
よかったらぜひ作ってみてくださいね!


photo:kyoko_plus

●掲載の内容は記事制作時の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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