癒しのカフェでSDGsを考える。「新宿ダイアログ」の新しい取り組みに注目

癒しのカフェでSDGsを考える。「新宿ダイアログ」の新しい取り組みに注目

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新宿駅から徒歩6分、ビルの2階にある「新宿ダイアログ」は、「世界のみんなと、ごいっしょに」をテーマにしたカフェ・バー。おいしい料理やドリンクがいただけるのはもちろん、SDGsをはじめとした世界的な取り組みや問題を考えられる場所として多くの方が集まっているそうです。一体どんな場所なんでしょうか?早速お店に行ってみました!

Summary

都心にいながら自然に癒されるカフェ・バー

「新宿ダイアログ」は、曜日によってオーナーが変わり、さまざまな料理やドリンクを楽しめるカフェ&バー。さらに、SDGsをはじめとしたさまざまな社会の取り組みを知ることができる珍しい場所なんです。

木を基調とした店内は落ち着いた雰囲気で、大きな窓からは新宿御苑の緑を眺めることができます。都心にいるとは思えないリラックスした癒しのひとときを過ごしてください。

カウンター席もあるので、おひとりさまも大歓迎。ちょっとした休憩にコーヒーを飲むもよし、ランチでがっつりお食事を楽しむのもよし。水曜から日曜は夜のバータイムもオープンしているため、ディナーに訪れることも可能です。

曜日で変わるこだわりカフェメニュー。ヴィーガン対応も

「f-on」の「本日のおやき」「お味噌汁」
「f-on」の「本日のおやき」500円と「お味噌汁(小鉢セット)」300円

「新宿ダイアログ」では曜日や時間によって運営店が変わります。土曜日は「ノムカフェ」、水曜日は「Teru cafe」、日~火曜と木・金曜は「f-on」、水〜日曜の17時以降は「ダイアログ瞬&まいける」と、それぞれ違うメニューが楽しめるのが魅力。お店によって食事内容はまったく異なりますが、どれも素材にこだわり、身体にやさしい手作りのメニューを揃えているのが特徴です。


「f-on」は”新宿のえんがわ”をテーマにしたカフェ。日本のファーストフードをイメージしたという自家製の「おやき」が自慢のお店です。具材はその日に揃う新鮮な素材を使用するため、日によって変わります。
この日は、野菜とお肉がたっぷり入った「ズッキーニと豚のしょうが焼き」をいただきました。注文を受けてからひとつひとつ丁寧に焼く生地は、あつあつでふっくら。ズッキーニ、生姜焼き、おやきと珍しい組み合わせですが意外にもすべての味わいがマッチ。ボリュームも満点で、大満足の一品でした。

ほかにも「切り干し大根とポテト」やデザートにもなりそうな「豆乳クリーム小豆」など、ユニークなメニューが日替わりで登場。どれもここでしかいただけないオリジナルばかりです。野菜は化学合成農薬を使わず、自然の力を生かして栽培を行う、東京・瑞穂町にある「きりり農園」のものを使用。野菜たっぷりのお味噌汁もサイドメニューにおすすめですよ。


土曜の「ノムカフェ」は無農薬の野菜を使った「旬の野菜のサンドウィッチ」650円が看板メニュー。オーナーが自身の畑で栽培した野菜を使用しているため、安心、安全なうえにとれたてで新鮮な野菜をいただくことができちゃうんです!自家製の薬草茶など身体にやさしいメニューがたくさん揃っていますよ。


水曜の「Teru cafe」はヴィーガンのメニューを提供するカフェ。ヴィーガンタコライスや大豆ミート唐揚げなど、動物性食品を一切使わずにおいしくておなかいっぱいになる料理ばかりです。「季節によって変わるヴィーガンスイーツ」500円〜も人気。ブルーベリーやアップルタルトなど、旬のフルーツをたっぷり使ったスイーツをぜひ一度食べてみてください。

クリームソーダ
「クリームソーダ」

水〜日曜のバータイムはカフェの雰囲気から一変、「ダイアログ瞬&まいける」が運営するバーになります。バーといってもメニューはさまざま。カラフルな「クリームソーダ」各900円や「大豆パスタの黒味噌坦々」1500円など、お酒を飲まない方でもお腹を満たせるメニューがあるのでぜひ気軽に訪れてみてくださいね。

よく耳にするSDGsとは?「新宿ダイアログ」は未来を考えるきっかけになる場所

料理やドリンクもバラエティ豊かに揃いますが、SDGsをはじめとした社会の取り組みを知ることができるのも「新宿ダイアログ」の大きな特徴。SDGsとは、国連が定めた17の目標のことです。ジェンダーや教育の平等、環境保全、まちづくりや経済成長など、さまざまなテーマが掲げられ、持続可能な世界を作るために世界が一丸となって取り組んでいます。

「新宿ダイアログ」がSDGsの取り組みのひとつとして行なっているのが「新宿ダイアログのSDGs寄付」。店内にはSDGsの17の目標がひとつずつカゴになった観覧車のようなオブジェが飾られており、自分が興味のある取り組みにチケットを入れることでそのテーマにまつわるNPOや支援団体に寄付ができる仕組みとなっています。

ドリンクを1杯オーダーするごとに、50円分のチケットが配布されます。最近よく耳にするSDGsですが、どのような取り組みなのかあまりご存知ない方も多いのでは?この機会にぜひ、現在世界が抱える問題や目標を考えてみてはいかがでしょうか。「世界規模の目標」と聞くと難しく考えがちかもしれませんが、「働きがいも経済成長も」や「海の豊かさを守ろう」など、内容を見てみると私たちの身近にある問題をわかりやすく掲げてくれていることがわかります。店内にはSDGsやLGBTQに関する書籍や雑誌も置いてあるので、気軽に手にとって読んでみてください。

さらに、3階はワークショップスペースとなっており、「百年先を想って今を暮らす」というテーマのもと、さまざまな出店者がたくさんの品物を持ち寄る「MOMOTOSE市」や、生ゴミを肥料に変えるコンポストの使い方講座など、さまざまな企画を定期的に行っています。気になる方はぜひお店のFacebookをチェックしてみてくださいね。ワークショップが開催される3階は、レンタルスペースとして貸し出しも行なっています。

新宿駅すぐの緑豊かなカフェで、おいしいものを食べながら私たちの未来をちょっと考える時間を作ってみるのもいいかもしれません。


Text:霜越緑(エフェクト)

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

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