鎌倉・若宮大路に誕生したフルーツパフェ専門店「fruteria7」で贅沢フルーツ三昧♪
鎌倉・若宮大路沿いのビルの1階に2021年5月にオープンした、フルーツパフェ専門店「fruteria7(フルテリアシエテ)」では、旬のフルーツを惜しげもなく使った、贅沢なオリジナルパフェが楽しめます。実はこのパフェ、フルーツカクテルのレシピからヒントを得て作られている、こだわりのパフェなんです。わざわざ食べに行く価値大あり!の絶品フルーツパフェをどうぞ。
モダンな空間の“フルーツパフェ専門店”
鎌倉駅から若宮大路を鶴岡八幡宮へと進むこと約8分。飲食店の集うレンガ色の建物「津多屋ビル」が見えてきたら、お目当てのフルーツパフェ専門店「fruteria7(フルテリアシエテ)」は、もうすぐそこです。
お店の入口は、ビルの手前にある小道を進んだ先。季節のパフェが掲示された、メニューボードが目印です。
店内は、コンクリートの打ちっぱなしが印象的なモダンな雰囲気。テーブル席のほか、ソファー席やカウンター席もあります。
空間を彩るのは、ドイツのデザイン家具ブランド「KARE DESIGN」のもの。座る位置やどの椅子を選ぶかも楽しみのひとつです。
こちらがオーナーの矢島剛志さん。「fruteria7」をオープンするまでは、都内で20年近くオーセンティックバーや和食店などの経営に携わってきたそうです。
その後、ラム酒の知識を高めたいと、30歳を目前に単身中米へ。当時の日本では、ラム酒に対する正確な知識を得ることが難しく、現地では蒸留所をくまなく回ったそうです。
マルガリータなどのクラシックカクテルも定評のある矢島さんですが、最も得意とするのは、低アルコールのフルーツカクテルです。
その“カクテル”と“フルーツパフェ”が、どう結びつくのかというと…。実は「fruteria7」で展開しているフルーツパフェは、フルーツカクテルを作るアプローチ方法で生み出されているんです。では、さっそく気になるフルーツパフェを注文しましょう!
カクテルのレシピから作る「季節のフルーツパフェ」
パフェは、全3種類。3~4週間味わえる、息の長いフルーツを使ったパフェ1種類と、1~2週間で入れ替わるものが2種類です。訪れた日は、台湾直送の高雄市のパイナップルを使ったパフェが2種類と佐藤錦のパフェでした。
そのときの旬のフルーツを使って構成されるので、残念ながら台湾パイナップルや佐藤錦は、来年までのお預けです。新パフェ情報は、お店のSNSで随時更新されます。訪問前にチェックしてみてくださいね。
「fruteria7」のフルーツパフェは、3つのルールで作られています。①最初(一番上)と最後(一番下)がフルーツそのものになること。②フルーツ以外の素材は、基本的にフルーツよりも甘くないこと。③カクテルをイメージして、カクテルのレシピを一度分解してからパフェの構成を組み立てること。
ちなみに…このパイナップルパフェのイメージカクテルは「Singapore Sling(シンガポール・スリング)」。シンガポールの「ラッフルズ・ホテル」が最初に作ったとされる、ジンベースのカクテルです。メニュー表にも、元となったカクテルや素材の名前が記されているので、ぜひ見てみてください。
そして、そして、先ほどからお皿の上にさらりと置かれているこのアトマイザー…。一体何なのか気になりますよね。
アトマイザーの中身は、カクテルベースやペアリングにマッチするハードリカーやシェリー酒なんです。「Singapore Sling(シンガポール・スリング)」をイメージしたパイナップルパフェには、「タンカレーNo.10」が添えられています。
糖度のない酒類を霧状に吹きかけることによって、フルーツの糖度と香りの揮発スピードを変化させる狙いがあるそうですよ。
フルーツそのものを存分に味わったら、シュッとひと吹きして味変するのがおすすめです。
果汁100%「自家製メロンソーダ」も美味!
最後にご紹介するのは、生のメロンとはちみつ、レモンリキュールを煮詰めて作る自家製のメロンソーダです。お好みでココナッツミルクアイスを加えると、上品なクリームソーダに早変わり。
今回ご紹介したパフェ以外にも、「国産レモンのレモネード」(600円)や「クラフト生ジンジャーエール」(600円)など、自家製のドリンク類も豊富な「fruteria7」。ゆっくりとアルコールを楽しめるそのときがきたら、お店自慢のカクテルなどもぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
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