台湾出身のリンさんが作る郷土料理が絶品「圓子カフェ」!大阪で美味しい台湾料理を食べるならココで決まり!
長堀橋の「圓子カフェ(まるこかふぇ)」は、台湾出身のリンさんが健康に良い食事をテーマに、スープやタレまで野菜からきちんと作る台湾料理のお店。近所で働くOLさんのなかには毎日通う人もいるというのもうなずける、日々の食事を大事にしたい人におすすめのお店です。
長堀駅から3分の場所に、本格的台湾料理のお店発見
大阪メトロ長堀橋駅から堺筋を北に3分。大通りから曲がって少し入った場所にある「圓子カフェ」。
高層マンションの1階にあり、店頭にメニューが置かれていて入りやすい雰囲気。
ガラス張りの店内には、ソファー席、壁側のカウンター席、大テーブルを囲む席、テーブル席があって、いろんなシーンに対応してくれそう。
オープンキッチンには、台湾茶が入った色とりどりの茶筒が並びます。
台湾出身のリンさんが手抜きなしで作る本格台湾ごはんが絶品!
お店のお料理を作るのは店主で台湾出身のリンさん。ご自身の子供たちに食べさせていたような健康的でおいしい本物の台湾料理を日本にも伝えたいと、お店をオープンされたそう。「もう還暦よ」とおっしゃるリンさん。肌ツヤツヤです。
リンさんをイメージした看板。
さて、ここからは台湾foodをご紹介!メインの料理は「鶏肉飯(ジーローハン)」「滷肉飯(ルーローハン)」「炸醤麺(ジャージャーメン)」「麻辣(マーラー)水餃子」の4種類。
※滷肉飯は、魯肉飯とも書きます。
リンさんが「あまり日本では見かけないけれど、最近人気」と教えてくれた「鶏肉飯(ジーローハン)」。こちらは、リンさんのおばあちゃんが住んでいた台湾南部の緑豊かな街「嘉義(かぎ)」の郷土料理。料理上手だったおばあちゃんの味を、炒めた玉ねぎと鶏ガラでタレを手作りするところから再現。「シンプルな料理ほど奥が深い」とリンさん。
ジャージャー麺も本格的。こちらのタレはなんと鴨肉が使われているそう。大豆と鴨肉と味噌のヘルシーな味わい。添えてあるタケノコは台湾産。主に煮物や汁物に使う日本のタケノコとは違って、台湾のものは繊維が細くて柔らかく、麺によく合います。
次は、豆腐メニュー。台湾では朝ごはんに好んで食べられる「鹹豆漿(シェントージャン)」。豆乳は「澄まし粉」とよばれる食用の石膏でゆっくりと時間をかけて固めるため、舌触りはとてもなめらか。
中にはザーサイ、干しエビ、オニオン揚げパン、ネギ、ゴマ油が絶妙の配合で入り、特製のラー油が味をまとめあげます。揚げパンを入れる際は、一度オーブンで焼いて余分な油を落とすなど、細かな気配りが詰まっています。朝食はもちろん、夜ごはんにも良さそう。
ちなみに、どの料理も+250円で3品のおかずをプラスできますし、ランチタイムに限っては+250円でドリンクもセットできます。
レギュラーメニューにもありますが、このジャスミンティーが秀逸!炭酸が入っているのかな?と思うくらい泡立った状態で出てくるのですが、シロップを入れて混ぜると出てくる自然の泡でした。口に入った瞬間ふわっと甘くて、ジャスミンの花のさわやかな香りが鼻腔をくすぐります。
野菜で作るシロップが凄い!「圓子」の台湾スイーツ豆花
そして、おまちかねの豆花。「圓子カフェ」の豆花は、超シンプルな「圓子豆花」と「人気豆花」」「美肌豆花」「薬膳豆花」「八宝豆花」の5種類。通は「圓子豆花」を選んで自分好みにトッピングしていくのですが、今回は一番人気の「人気豆花」をチョイス。「人気豆花」には芋圓、緑豆、あずき、白玉が入っています。
特筆したいのは、自家製の生姜シロップ。野菜を一緒に煮込み、植物繊維に余分な糖分を吸い込ませるそう。本当にやさしい味で、シロップというよりも甘いお茶のよう。最後の1滴まで残さず飲み干してしまいました。
自分好みにカスタマイズしたい方は、オーダーシートを片手に14種類あるトッピングの中から好きなものをチョイス。オーダーシートには「龍眼」は滋養強壮、「なつめ」は貧血予防など素材の効用も書かれているので、ぜひチェックしてみて。
楽しくておいしい、そして本格的でヘルシー。本場の味をリンさんが丁寧に作る台湾料理の店「圓子カフェ」。家の近くにあったらヘビーローテーションで通いたくなる、行きつけにしたくなるお店です。
Photo:Photo:photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子
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