関西の“かきごおらー”が足繁く通う、京都二条「京氷菓 つらら」のかき氷がやっぱりすごかった
京都のJR「二条駅」から徒歩約10分の場所に、整理券が配布されるほど話題のかき氷専門店「京氷菓(きょうひょうか) つらら」があります。気温が高くなればなるほどお店人気も上昇。かき氷を削るガリガリ音にワクワクし、テーブルに到着したインスタ映えするまんまるのかき氷にうっとり、ひと口食べればおいしさが口いっぱいに広がる「京氷菓(きょうひょうか) つらら」の人気メニューをご紹介。
話題の京都のかき氷専門店
住宅街の中にひっそりと佇む「京氷菓 つらら」。オーナーの近藤さんのご実家だった京料理店をリニューアルし、2019年7月にかき氷専門店としてオープンしました。
実はスイーツにはそれほど興味がなかったという近藤さん。ある時、友人に誘われるがまま訪れたお店で出された、“進化系かき氷” に衝撃を受けます。「それまでは単なる甘いものだと思っていたけど、甘くなくてもいいんだ!ってびっくりして。それからいろんなかき氷を食べ歩くようになりました」。
“好き”が高じてオープンした同店は、そのおいしさからあっという間に評判を呼びすぐに人気店に。
味わいはもちろんルックスにもこだわった一杯
使用する氷は、48時間以上かけてゆっくりと凍らせた純氷。これを溶けるか溶けないかぐらいの絶妙な温度で保管します。氷が冷えすぎないので急いで食べてもキーンとなりにくく、適度な柔らかさとジューシーさも楽しめるのだとか。
その上で、固めすぎない程度のほどよい力加減でまんまるに整えていきます。
「父が切り盛りする京料理店をそばでずっと見てきました。“丸いものは丸く”といった父の料理の美学を受け継いでいるのかも」と近藤さん。
つららの定番といえば、こちらの「いちごミルク」です。かき氷にミルクシロップといちごシロップを重ね、中にはカスタードクリームを忍ばせつつ、ミルクエスプーマとフレッシュいちごをトッピング。
「かき氷って、突き詰めていくとマニアックな材料を使いがちなんです。もちろん、そんなコアなかき氷もおいしいのですが、うちはかき氷初体験の方にも開かれた存在でありたいなって。定番の「いちごミルク」にはそんな思いを込めているんです」。
なるほど、1000円でお釣りがくるうれしい価格設定も、「なかなか厳しいのですが…」と苦笑いする近藤さんの“かき氷初心者さんへの気持ち”が詰まっているんですね。
「予想していた味と違う!」驚きを楽しもう
では、上級者向けのコアなかき氷をお願いします! とお伝えして登場したのが、こちらの「瀬戸内レモンミルク」。ミルクシロップとレモンシロップを全体にまぶし、レモンカード、ロータスクッキー、ピスタチオ、グラノーラをイン。トップにはレモンクリームをたっぷりのせています。
一度食べるとハマる人続出で、スタッフからの人気もNo.1! 9月末頃までの限定メニューとあって、楽しみにしている人も多い一杯です。
レモンとミルクのかき氷ってよくありそう…!? と思うことなかれ、おそらく想像の斜め上をいくはず。とろっとろのレモンクリームとミルクシロップの相性の良さ、クッキーやグラノーラの食感と風味、芳醇なレモンの香り、驚きのクリーミーさ。かつてないおいしさで、あっという間にぺろりでした!
かき氷を愛する人たち、通称「かきごおらー」が集うのも納得。定番メニューもアレンジメニューも絶品の「京氷菓 つらら」をぜひ体験して。
Text:木村桂子(ウエストプラン)
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