目指すは秋保大滝!地元ライターが秋保観光の裏ルート教えます
マイナスイオンがミストのように降り注ぐ秋保(あきう)大滝。元秋保在住ライターが秋保観光のモデルコースを道中の風景も交えてご紹介!日本有数の迫力を誇る大滝が「こんな間近で見られるの!?」と感動すること間違いなし。麓の絶景スポット・磊々峡や立ち寄りスポットも紹介します!
Summary
磊々峡
巨大な岩が眼下に広がる美しき渓谷・磊々峡からスタート
秋保観光のスタートは磊々峡(らいらいきょう)から。旅館街の中心に広がる絶景スポットです。
秋保大滝から続く名取川の流れがひときわ狭くなるエリアで、巨岩奇岩がそびえ立つ様子は圧巻。峡谷は深さ約20mほどもあり、遊歩道が整備されているので間近で迫力を感じることができます。
磊々峡のちょうど中心に位置するのが「覗橋(のぞきばし)」。橋のうえから峡谷を見下ろすと、なにやらハートの形をしたくぼみが…。実はこれ自然にできた岩のくぼみで、恋人の聖地としても認定を受けているんだそう。
こういうくぼみを見ると、お金を投げ入れたくなるのはなぜでしょう…笑。 みなさん橋の上からくぼみを目がけて「エイッ!」とチャレンジしています。
磊々峡・覗橋をめぐる際、便利な駐車場は2つ。1つは観光案内所でもある里センター。観光パンフレットなど情報収集しつつ、裏手は遊歩道にもつながっているので便利です。
もう1つは覗橋のたもとにある駐車場。こちらは降りてすぐハートのくぼみや遊歩道にアクセスできます。
■磊々峡・覗橋
住所:宮城県仙台市太白区秋保町湯元枇杷原
TEL:022-398-2323(秋保温泉郷観光案内所)
羽山橋
地元人憩いの穴場スポット・羽山橋!川原へ降りてリラックス
旅館の集まる湯元エリアを抜け、目指すは秋保大滝!ここで私がおすすめするのは通常の県道62号線を通るルートではなく、田舎風景を楽しみながら寄り道もできる裏ルート。
裏ルートとは、木の家ロッジ村やホテルきよ水のある県道131号線。閑静な雰囲気で、緑ゆたか。窓を開けて走ると空気がとってもおいしいんです!
突き当たりを右に曲がると、下り坂に。すると現れるのは羽山橋(はやまばし)!ここでは車を止めて、川原へ降りることができます。
細い道を下っていくと広がるのは穏やかな水面とそびえ立つ岩のコントラスト。この日はファミリーが水遊びをしていました。レジャーシーズンになると混むこともありますが、大自然を満喫できる隠れスポットです。
■羽山橋
住所:宮城県仙台市太白区秋保町境野
TEL:022-398-2323(秋保温泉郷観光案内所)
秋保大滝不動尊
目線の高さで楽しめる秋保大滝不動尊の展望台へ
さて次は、今回のドライブ旅のハイライト・秋保大滝。大滝観光は2つの楽しみ方があるんです。一つは展望台から滝を見下ろし、もう一つは滝つぼから見上げるパターン。まずは展望台からご紹介します!
展望台のある秋保大滝不動尊の境内の奥へと進むと…少しずつ滝の流れ落ちる音が聞こえてきます。
落差約55m、日本三名爆に数えられることもある大滝…思わず拝みたくなるような神々しさです。紅葉の時期はこんなにあざやかになりますよ!
■秋保大滝
住所:宮城県仙台市太白区秋保町馬場字大滝
TEL:022-398-2323(秋保温泉郷観光案内所)
秋保大滝 滝つぼ
マイナスイオンを全身で浴びる!秋保大滝滝つぼへGO
次はいよいよ滝つぼへ。滝つぼへの道のりはちょっぴりハード!でもそこで出会える景色は、一瞬で疲れを吹き飛ばしてくれるほど感動的なんです。
先ほどの展望台から滝つぼへとつながる山道もあるのですが、往復が結構ツライ。なので一度車に戻って、滝つぼ駐車場まで車で行くことをオススメします。意外と情報が少なくて知らない人も多いのか、みなさんかな〜り辛そうに歩いていました(汗)
滝つぼ駐車場に停めたら、いざ滝つぼへ!約10分ほど山道を下ります(滑らない靴や動きやすい服装で行きましょう)。
ちょっと疲れてくるとひと休みの椅子があったり、滝つぼの様子が見えてきて「がんばろう!」という気持ちに。ゴロゴロと転がっている岩を注意しながら進むと、滝が見えてきます。
先ほどとは違って、至近距離で見ると超豪快&迫力満点!!ひたひたと美しく流れ落ちる滝もステキだけれど、秋保大滝は圧巻の一言。ひと汗かいたあとはやっぱり大自然を満喫したいですよね。
滝つぼに叩きつけられた水流は弾け、マイナスイオンをたっぷり含んで水しぶきとなって降り注いできます。まるでミストのようでとにかく気持ちいい!国内でもマイナスイオンの濃度を競ったらトップクラスなんだそうですよ。
下流のほうを見渡すと渓谷美が広がっていて、どんなに疲れていても「あぁ来てよかったな」としみじみ思えちゃいます。(帰りの上り坂は日頃の運動不足を鍛えると思ってがんばりましょう…)
秋保大橋
帰り道は秋保大橋を通ってのどかな田舎ルート
秋保大滝を堪能したあとは、ただ同じ道を戻るだけではつまらない!駐車場を背にして右手へと車を走らせてください。すると見えてくるのは秋保大橋からの絶景!とある秋保の重鎮いわく「この景色が秋保で一番好き」とのことでした。
グングン進むとのどかな田園風景が広がり、古民家が立っていて、人びとの営みも垣間見れます。こういう何気ない風景がずっと記憶に残っていたりするんですよね。
秋保ヴィレッジ アグリエの森
ひと休み&おみやげ探しは秋保ヴィレッジ アグリエの森へ
ふたたびふもとに戻ってきました。秋保温泉街の入り口には仙台名物・喜久福でも有名なお茶の井ヶ田さんが運営する「秋保ヴィレッジ アグリエの森」があります。
地元の新鮮な野菜や特産物が一堂に揃う巨大な産直マーケットは、腹ごしらえできるフードコートも備え、おみやげも充実のラインナップ!
朝9時からオープンするので旅の最初に訪れるのもよいですが、ここにはなんと足湯があるんです!秋保大滝の山下りでパンパンな足をいったんここで癒やしてみてはいかがでしょうか(笑)
秋保のおみやげ探しや「地場産のものを味わいたい!」というときは、とにかくなんでも揃うアグリエの森はオススメです♪
■秋保ヴィレッジ アグリエの森
住所:宮城県仙台市太白区茂庭字中谷地南32-1
TEL:022-302-6081
営業時間:9〜18時(12〜2月は〜17時)
定休日:元日
朝からひとしきり秋保の大自然を満喫したあとは、旅館へチェックインするもよし、仙台の街なかに戻ってグルメを堪能するもよし。今回のプランは半日で楽しめるので、ぜひ秋保に癒されに来てくださいね。
Text & Photo:ジェンティーレ 恵
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