おでかけ
2021.10.01
【京都】紅葉も有名！大原の歴史スポット半日さんぽプラン
京都駅から地下鉄とバスを乗り継いで40分強でいける大原は、紅葉の名所としても名高い、山里に田園風景が広がるのどかな場所です。由緒ある寺院が点在し、四季折々の自然も美しく、古くから貴人や文人などの隠棲の地として選ばれてきました。現在では、三千院に向かう道などに、食事処やみやげ物店が並び、散策が楽しいエリアです。そんな大原の一度は訪れたい定番歴史スポットを巡るコースをご紹介します♪
京都バス停大原
京都駅から地下鉄烏丸線で20分、国際会館駅下車、駅前から京都バス19系統で23分で行けます。
三千院
緑の苔に紅葉が一段と鮮やかな門跡寺院
宸殿の前、見事な苔庭に杉が伸びる有清園に立つ往生極楽院に、阿弥陀三尊像を祀っています。脇侍がやや前かがみになっているのは来迎の姿を表しているそう。宝物館円融蔵では、天女などを描いたこの堂の舟底天井の原寸再現が見られます。客殿を飾った竹内栖鳳ら京都画壇の襖絵も残っています。
勝林院
美しい仏教音楽、声明の研鑽修行の地
お経に独特の節をつけて唱える天台声明の根本道場として創建され、後にできた来迎院とともに声明を守り伝えてきました。本尊の阿弥陀如来像は、法然が説く念仏について問答された「大原談義」に際し、手から光を発し、念仏者を必ず救うことを示したため、「証拠の阿弥陀」とよばれています。
宝泉院
見どころ満載の勝林院の僧坊
庭園「盤桓園」は、柱と長押、敷居を額縁に見立てた額縁庭園として知られ、南面に樹齢700年という五葉松が太い幹を広げています。他に江戸中期の鶴亀の庭なども。廊下の天井は、関ケ原の戦い前に鳥居元忠らが奮戦自刃した伏見城の床板を供養した血天井だといわれています。水琴窟の音も必聴です。
寂光院
平清盛の娘・建礼門院が、平家滅亡後に過ごした
寂光院に入った建礼門院を、後白河法皇が訪ねた「大原御幸」に由来する「汀の桜」や、御庵室跡の碑に『平家物語』が偲ばれます。本堂は平成に放火焼失後、再建されました。宝物殿には火災に遭った本尊地蔵立像と、胎内の多くの小地蔵などを収めています。
大原の立寄りスポットも紹介！
雲井茶屋 味噌庵
「大原温泉湯元 京の民宿 大原の里」が手掛ける、寂光院の手前にある店です。昔ながらに仕込んだ自慢の味噌鍋2200円のほか、白みそアイス520円などもあります。
『地図で楽しむ！ 京都の歴史さんぽ』発売中！
歴史にまつわる情報を盛り込んだ「京都の歴史地図帳」がコンセプト。史跡コメント入り地図帳をはじめ、京都で起こった大事件の解説、有名人物ゆかりの地の紹介など、「歴史」と「地図」から、京都を楽しむための情報が満載です！
監修は、各種メディアで活躍中の京都高低差崖会崖長の梅林秀行さん。
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●「有名人物ゆかりのスポット」は、新選組、小野小町、安倍晴明、源義経、伊藤若冲などを紹介
●「エリア別歴史さんぽコース」として、大原のほか、祇園、南禅寺～岡崎、大徳寺～鷹峯などもご案内
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●この記事は『地図で楽しむ！ 京都の歴史さんぽ』に掲載した記事をもとに作成しています。
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