資生堂ラボ併設!横浜「S/PARK(エスパーク)」は1日楽しめる美の総合テーマパーク

資生堂ラボ併設!横浜「S/PARK(エスパーク)」は1日楽しめる美の総合テーマパーク

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横浜・みなとみらいの「S/PARK(エスパーク)」は、資生堂の研究施設でありながら、インタラクティブな体験型ミュージアムやランニング&エクササイズスタジオ、資生堂パーラー監修のカフェなどを併設する、美の複合体験施設。入場無料で誰でも気軽に訪れることができ、研究所ならではの最先端技術を通じて“美のひらめき”を感じとれるようなほかに類を見ない施設です。

Summary

コンセプトは「美のひらめきと出会う場所」

「S/PARK」はみなとみらい線新高島駅から徒歩すぐの場所にあります。研究施設である「資生堂グローバルイノベーションセンター」の1・2階部分が一般開放されています。入館料は無料。
1階エントランスに足を踏み入れると、ラグジュアリーな空間内でひときわ目立つのが、壁一面に広がるスクリーン。これは「Crystal LEDディスプレイシステム」とよばれ、世界最先端16Kの解像度を誇るモニターに実物大の動物や、実写とCGを組み合わせた美麗な映像が映し出されています。

「S/PARK」のコンセプトは「美のひらめきと出会う場所」。施設内でのさまざまな体験を通して、来館者と研究員が交流することで“美のひらめき”が生まれるような場所を目指しています。

施設内ではそんなコンセプトを具現化したデザインも。天井にある白い付箋をモチーフにしたアートは、来館者と研究員の出会いや交流によって生まれたインスピレーションが舞い上がっていく様子がデザインされています。

この付箋デザインは、ベンチや天井といった館内のあちこちに配されているのでぜひチェックを。

また1階と2階をつなぐ中央大階段は、よく見ると「S」の文字をかたどっています。館内のプロデュースは放送作家で脚本家の小山薫堂氏(ORANGE AND PARTNERS)、空間デザインを佐藤オオキ氏(nendo)が担当。

自分だけの化粧水と乳液が作れる「S/PARK Beauty Bar 」

まずご紹介するのは「S/PARK」の目玉施設ともいえる「S/PARK Beauty Bar(エスパークビューティーバー)」。研究員がお客さまの肌を解析し、ひとりひとりの肌や好みに合わせた「マイコスメ(化粧水と乳液)」1万3200円を作ってくれるというスペシャルな体験ができます。(所要時間約2時間、後日お届け)

「マイコスメ」は肌の解析をした後、スキンケアのベースとなる処方が決定。香りは無賦香または4つの香りから、テクスチャー(さわり心地やつけ心地)は4つのバリエーションから自分好みのものを選んでいきます。ラベルのデザインを選び、好きな言葉や名前を入れたら完成です。ラベルのデザインは季節限定のものもあり、種類豊富。

提供:資生堂
提供:資生堂

「マイコスメ」のカウンセリングが終了したら、併設している工場「S/PARK Beauty Bar Lab(エスパークビューティーバーラボ)」で作ってくれます。撮影は禁止ですが、全面ガラス張りで特別なトレーニングを受けた製造スタッフが作っているところを見られるというのも貴重な体験。自分の肌に合った化粧水と乳液なので、世界に1つだけのお気に入りのものに出合えるはず。ぜひ一度「マイコスメ」を試してみてはいかがでしょうか(2021年10月1日から予約を再開しています)。

「S/PARK Beauty Bar」の魅力はこれだけではありません。資生堂の商品を無料で自由に試すことができる「コスメテーブル」も設置。さまざまなブランドのスキンケア・メイクアップの人気商品や新製品がずらりと並び、なかには男性用のコスメもありました。初めて購入するコスメは、使ってみるまで自分に合うのかがわからないところが悩みの種ではありますが、「コスメテーブル」では試すことができます。

また、「コスメテーブル」では商品を販売していません。気軽に試すことができるのがうれしいポイントです。試す際はお近くのスタッフにひと声かけましょう。

提供:資生堂
提供:資生堂

さらに、人前でコスメを試すのは少し気が引ける…という方でも安心な、半個室で資生堂の商品を試すことができる「コスメブース」も設置。3室あるので、空いていれば誰でも利用することができます。

エクササイズやランニングプログラムが体験できる「S/PARK Studio」

こちらは「キレイはカラダでつくられる」をコンセプトに、研究知見を基にしたオリジナルエクササイズやランニングプラグラムが体験でき、ランニングの拠点施設・ランニングステーションとしても利用できる「S/PARK Studio(エスパークスタジオ)」。美しく調えられた更衣室には、資生堂ブランドのアメニティがずらり。

ロッカーやシャワールームも清潔感たっぷりで使い心地抜群。シューズやタオル、ウエアのレンタルも可能です。手ぶらで横浜の街を走るランニングや、館内スタジオでのオリジナルエクササイズなど、体を動かすことでキレイになれる豊富なプログラムが揃っています(2021年9月現在、予約制で営業中)。

「美」について考えを深めることができる「S/PARK Museum」

2階に上がると見えてくるのが「S/PARK Museum(エスパークミュージアム)」。「SCIENCE × ART」「LIFE OF BEAUTY」「INNOVATIONS IN BEAUTY 」「FUTURE」と4つのゾーンから構成されています。各ゾーンではユニークな展示や体験コンテンツを通して「美」にまつわるさまざまな考え方や日々の暮らしを豊かにするヒントが隠されています。

「SCIENCE × ART」のアート展示の一部をご紹介。写真は赤、白、黒、金、銀の色ごとに商品をカテゴライズ。赤なら生命感、かわいらしさ、情熱的、白なら純粋、清潔、清楚などの印象を与えるように、化粧品容器の色に込められた意味を体感することができます。

「SCIENCE × ART」のサイエンス展示では、「洗顔」「スキンケア」「サンケア」「ファンデーション」「メイクアップ」「香り」といったジャンルに分けられたテーブルも必見。一般的な理科の原則が実際の化粧品にどのように応用されているかを実験や映像などを通して、五感を使って学ぶことができます。

こちらは「サンケア」のテーブル。スイッチを押すと水を弾く白い粉が塗布された皿に水滴が落ち、皿が傾き動くことで水滴がそのままの形を保ったまま動き回るという展示です。この水を弾く技術は、水に濡れても落ちにくい日焼け止めの商品などに応用されています。

「スキンケア」テーブルではテクスチャー(手ざわり)の違いを感じることができる展示も。みずみずしいのか、さらりとしているのか、コクがあるのかなど、使用感の違いが商品などによってまったく異なるということがよく分かる展示です。

「フレグランス」テーブルでは香りの調合を体験することが可能。ボタンを押すと複数の香りが調合され、オレンジ、はちみつ、紅茶などの香りを実際に感じることができます。

「SCIENCE × ART」の近くにはミュージアムショップを併設。ほとんどがここでしか手に入らないオリジナルアイテムで、おみやげにもぴったり。トートバッグやハンドタオル、文房具など種類豊富です。

そのほか「LIFE OF BEAUTY」には資生堂の企業文化誌『花椿』やその前身の『資生堂月報』の展示があったり、「INNOVATIONS IN BEAUTY」には直近の研究事例や開発中の製品プロトタイプの展示があったりと、とにかくみどころたっぷり。時間に余裕をもってじっくり見学してくださいね。

体を内側からキレイにするメニューが揃う「S/PARK Cafe」

最後にご紹介するのが1階エントランスすぐにあるカフェ「S/PARK Cafe(エスパーク カフェ)」。資生堂パーラー監修のカフェで、体の外側だけでなく内側からキレイにしてくれるような“野菜中心の”という意味の“ベジセントリック”がコンセプトです。ランチは「ランチプレート」が人気で、種類豊富なデリから3種類選べるヘルシーなセットです。

大きな窓が特徴の店内は自然光がやさしく入り込む穏やかな空間で、食事はもちろん読書を楽しむ人の姿も。思いおもいに過ごすことができます。

「さつまいものモンブラン」700円
「さつまいものモンブラン」700円

資生堂パーラー監修ということもあり、スイーツにも注目。写真は「さつまいものモンブラン」。やさしい甘さのモンブランとスポンジケーキの相性が抜群!クリーミーでまろやかなモンブランは口の中でしっとりと溶けていきます。上にちょこんとのるのは水飴で固めたカシューナッツ。

左から「バナナスムージー」600円、「ブルーベリーロール」600円
左から「バナナスムージー」600円、「ブルーベリーロール」600円

ほかにも「ブルーベリーロール」をはじめ日替わりでさまざまなスイーツを楽しむことができます。「ブルーベリーロール」はブルーベリークリームとふわふわの生地のバランスが絶妙で、あっという間に完食。バナナをたっぷり使用した秋限定「バナナスムージー」は濃厚で、これだけでも満足感たっぷり。定番スムージーにはラズベリー(フランボワーズ)や人参、パイナップルを使った「赤スムージー」600円とキウイやケール、セロリなど緑野菜が入る「緑スムージー」600円があります。

資生堂の研究員と自分の肌について相談をして「マイコスメ」を作ったり、美にまつわる展示を体験して考え方を深めたりと美容漬けになれる「S/PARK」は、まさに美のテーマパーク。普段どうしても忙しい生活を送っている人こそ、ぜひ肩の力を抜いて「S/PARK」を訪れてみて。生活に対する意識を変えてくれるような“美のひらめき” に出会えるかもしれません。

※S/PARK Beauty Studioは2021年9月現在予約制で営業

Text:Maui Hara(オフィス・オハナ)
Photo:Maui Hara(オフィス・オハナ)
 
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