可憐なコスモスと情熱色のコキアが競う。秋色に染まる【ゆにガーデン】
札幌中心部から車で約60分、新千歳空港からは約30分の位置にあるゆにガーデン。四季折々に数多くの花が咲き誇り、春は桜、夏にはバラやユリ、アジサイなどが見事です。そして秋を彩る主役は、可憐なコスモスと鮮やかな赤に染まったコキア! 地元の野菜をたっぷり使ったお料理も楽しみです。
四季折々の花が咲くガーデン。秋の主役はコスモスとコキア
桜にチューリップ、ライラック、ラベンダー、バラ、アジサイ、サルビア‥。丘陵地の自然な地形を生かし、14ヘクタールもの広大な敷地の中、四季折々、数えきれないほどの花々が咲き誇るゆにガーデン。秋にはコスモスが可憐な花を咲かせます。
広々とした園内は、手入れが行き届いた英国風ガーデンと自然のままの木々との調和が見事。コスモスは主になだらかな斜面合計約1000平方メートルに11品種20万本が植えられ、上や下、真横と、さまざまな角度から花の表情を眺められるのが魅力です。
赤、白、グラデーションに加えて、キバナコスモスの群落もあります。コスモス越しに木々を写し込んだり、英国風の建物を写し込んだり。写真を撮るのが楽しくてたまらなくなり、気づいたら100枚以上の写真を撮っていた‥という人も多いはず。コスモスの見ごろは例年9月下旬~10月半ば過ぎまでとなっています。キバナコスモスはやや早めで10月上旬くらいまでが旬!
そして、2020年にお目見えしたゆにガーデンの新しい秋の主役と言えばコキア! 別名ほうき草とも呼ばれる一年草です。8月下旬に清々しい緑を茂らせたコキアは、10月上旬に向けて次第に燃えるような赤へと紅葉を進めます。
2020年に約2万株でデビューしたコキアの丘は、2021年に新エリアを加え、約3万2000株にパワーアップ。北海道最大級の規模となりました。
コキアの赤をバックに揺れるコスモスをパチリ! 「ゆにガーデンだからこそ」の一枚を狙うこともできそうです。
バラやハーブも見逃さないで!ピクニック気分も楽しめます
ゆにガーデンの園内には、英国らしい格式を感じさせるノットガーデンや、白い花とシルバーの葉を組み合わせたホワイトガーデン、花とハーブを組み合わせたフレグランスガーデンなど、15のテーマガーデンが広がります。
それぞれに個性豊かな表情を見せてくれますが、なかでもぜひ訪ねてほしいのがローズガーデン。なかに入るとふわりとしたバラの香りが出迎えてくれ、幸せいっぱいの気分に包まれます。東屋の椅子でほっと一息つくのもいいですね。
園内にはあちこちに椅子が置かれているほか、休憩スペースも点在。自分のペースでのんびり散策できるのも嬉しいポイントです。
地元の新鮮野菜たっぷりのグルメやキュートなおみやげ探しも楽しみ
ゆにガーデンは、お料理のおいしさにも定評があります。レストラン「チャイブ」のバイキングは、地元産の新鮮野菜がたっぷり。ヘルシーで体にやさしい料理を思いっきり楽しめます。
カフェテリア「バジル」はワンプレートランチが人気。2020年9月現在、テイクアウト可能なボックスでの料理提供となっており、レジャーシートを持参して芝生の上でランチを楽しむのもおすすめです。ブランケットの貸し出しもあり!
エディブルフラワーを添えた赤と緑のマリトッツォや北海道産ブルーベリーをたっぷり練り込んだブルーベリーソフトなど、スイーツ類も見逃せません。
フレグランスショップには、花モチーフのキュートなグッズがたくさん! バラの香りのコスメやアロマグッズ、雑貨など、どれもこれも欲しくなってしまうものばかり。このほか由仁町の野菜、特産品を揃えたファーマーズマーケットもあります。
ゆにガーデンのお隣には、コーヒー色のお肌スベスベ温泉として知られるユンニの湯があり、散策帰りの立ち寄りスポットとしても人気です。北海道の秋はほんの一瞬。その分、鮮やかに彩られた美しさがギュッと凝縮されているかのようです。コスモスやコキアに囲まれた秋の風景はいつまでも心に残る思い出になりますよ!
Text:石渡裕美
Photo:石渡裕美
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