
【静岡・沼津】“日本一深い”駿河湾の恵みを味わう! 沼津港で見つけた「深海魚バーガー」
関東からのアクセスもよく、水揚げされたばかりの新鮮な海鮮が食べられることで人気の沼津港は、静岡県東部エリアの観光スポットとして外せない場所のひとつです。沼津港にあるハンバーガーショップ「沼津バーガー」で、日本一深い海である駿河湾の恵み「深海魚バーガー」を味わいましょう。
潮風ただよう漁港にあるハンバーガーショップ
東名高速道路沼津ICから車で約25分、JR沼津駅からバスで約10分とアクセスが便利な沼津港。沼津といえば干物が有名で、とくに「味」はもちろん「地域性」や「製造技術」などが優れた逸品は「沼津ブランド」として認定され、人気を集めています。
沼津港周辺は徒歩で回ることができ、路地を一本曲がれば、所狭しと干物やみやげもの店が並んでいます。漁港ならではの光景に、ついつい目移り。旅のおみやげを買うのも、楽しみのひとつですよね。
沼津港の入口にある「港八十三番地」には、深海生物にスポットを当てた世界初の水族館「沼津港深海水族館」のほか、カフェや食事処が軒を連ねます。
今日のお目当てである「沼津バーガー」も港八十三番地にあり、沼津港深海水族館のすぐ隣りに位置します。窓から差し込む光が気持ちいい開放感のある店内は、ひとりでの立ち寄り、仲間とともに数人で、デートのランチにもおすすめです。
地産地消バーガーや、深海魚のご当地バーガーが人気
ご当地食材を使用したメニューが揃う「沼津バーガー」のなかでも、人気メニューは、深海魚の漁獲量が日本一の沼津港ならではの「深海魚バーガー」です。
パティには、深海魚のメギス(ニギス)を使用。バーガーの開発のためにさまざまな種類の深海魚を試した結果、“最も合う”と選ばれた、栄誉ある深海魚です!
カットした断面図を見てみると、このボリューム感! かかっているのは、トマトソースとタルタルソースをブレンドしたオリジナルソース。あっさりとした味わいのフライに、奥深さを与えています。
ふわふわとしたバンズに、たっぷりのシャキシャキきゃべつ、サクサクふんわりのパティ…さまざまな食感を楽しむことができますよ。
地元の水産加工会社が作った「サバメンチカツ」を使ったバーガーも、おすすめのひとつ。沼津港で水揚げされたサバ、沼津市戸田の「戸田塩」を原料に作られたメンチは、サバ特有の臭みがまったくなく、これ以上ないほどの肉感です。
その食べ応えと食感の良さは本当に驚き!老若男女のみなさんに食べてほしい!
このほかにも、サメ、金目鯛、まぐろやアジフライなど多彩なバーガーメニューが揃います。
深海をイメージしたドリンクや、サイドメニューも充実
「沼津バーガー」で提供しているメニューは、店内でのイートインはもちろんのこと、持ち帰りも可能です。少し歩けばすぐに海が見える、絶好のシチュエーションでのランチも最高ですよ。
サイドメニューには冬季限定のスープや、「イカたらナゲット」も並びます。モチモチとした食感のナゲットはピリリと辛く、これはお酒が欲しくなる.…!
「ディープシードリンク」は、深海をイメージしたというビジュアル力抜群のドリンク。さわやかなブルーのなかには…シーラカンスだ!
普段はカップの底(深海)に沈んでいるのですが、今回は撮影のため、特別に浮上させていただきました。
「何が潜んでいるかは、お楽しみなんです」とのことでしたが、実はこのランダムで提供される深海魚たち、店内で仕込んでいる特製グミなんです。
この日は、三ヶ日みかんのオレンジジュースと、ノンアルコールのカシスシロップを使用した“カシオレ風”グミでした。
深海魚を使ったメニューの開発を積極的に行う「沼津バーガー」。これからも、深海魚の魅力で楽しませてくれることでしょう。
■沼津バーガー(ぬまづばーがー)
住所:静岡県沼津市千本港町83-1
TEL:055-951-4335
営業時間:9~18時(17時30分LO)、土・日曜、祝日は~20時
定休日:無休(臨時休あり)
Text:横畠花歩
Photo:くふうしずおか
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