絶景スポット「百万人テラス」が登場!蔵王ロープウェイで空中さんぽ
大自然のパノラマが広がる山形県蔵王温泉エリア。冬の風物詩・樹氷も間近で眺められる蔵王ロープウェイに、2020年6月新たなスポット「百万人テラス」が登場しました!雲の高さでソファやベンチに寝そべって、気分爽快♪春夏秋冬楽しめる蔵王ロープウェイを特集します。
「蔵王ロープウェイ」ってこんなところ
山形駅からバスで約40分。ハイキングやスキー客でにぎわう蔵王温泉エリアに「蔵王ロープウェイ」はあります。
こちらのみどころはなんといっても蔵王の山々を見渡せる大パノラマ!蔵王山麓駅から樹氷高原駅経由で地蔵山頂駅まで約20分の空中さんぽが楽しめます。
そして2020年6月には樹氷高原駅に新たな絶景スポット「百万人テラス」が誕生。フォトジェニックで爽快な景色が楽しめるとあって、SNSでも話題となっています♪今回は「蔵王ロープウェイ」の魅力をまるっとご紹介します!
どんな景色が見られるの?
冬の風物詩・樹氷でも有名な蔵王は、春・夏・秋・冬、一年中楽しめるレジャースポット。秋と冬にはこんな風景が楽しめます♪
新緑や紅葉、そして深雪…どの時期も違った顔を見せてくれる蔵王。とってもキレイですね。取材した時期はちょうど紅葉の中頃。グラデーションのように色づく山肌は感動ものでした!
標高1661m!天空に浮かぶ絶景スポット【地蔵山頂駅】
まずは麓から一気にワープして地蔵山頂駅へ!目指すは標高1661mから見渡す絶景です。
ゴンドラから見える景色にワクワクしていると、「このロープウェイはとてもぜいたくな造りをしているんですよ」と、この日取材をアテンドしてくださった蔵王ロープウェイの齋藤さん。
山肌を縫うロープウェイは急勾配なものも多いですが、ここではあえて支柱を高くし、時速を抑えてゆっくりと稼働するように設計されているとのこと。確かに鳥のような目線で風景が流れていくのが分かります!
「蔵王ロープウェイは西向きにあるので午前中に来るのがオススメです。夏も冬も光がいい方向に当たります。夕方は太陽が沈むのが見えるので、それもまたオススメですね。地蔵山頂駅の左側に見えるのはカエデで、アオモリトドマツも真下に見えてきました。」(齋藤さん)
ゴンドラも広々とした造りで居心地がよく(山麓線は最大53人乗り、山頂線は最大18人乗り)、時おり乗客の方と会話をしながら、あっという間に地蔵山頂駅に着きました。
地蔵山頂駅には「山頂テラス」というデッキが設けられていて、外に出ることができます。
1600m超の高さからは山形の市街地や宮城の方までも見渡すことができ、高原のひんやりとした涼やかな空気がこれまた気持ちいい…!
全高約2mの大きなお地蔵さんにお参り
駅舎の外に「蔵王地蔵尊」がいらっしゃると聞き、お参りしてきました。
整備された石畳を100mほど進むと、現れたのは高さ2m超えの大きなお地蔵さん!どれだけ大きいか写真を見てわかるでしょうか?
37年もの歳月をかけ1775年に造立されたこのお地蔵さん。建立後は遭難者が少なくなったと言われ、いつしか「災難よけ地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
そのため“あらゆる願いが叶い、不慮の災難を逃れられる”と伝えられています。毎年春(5月24日)と秋(9月24日)には「蔵王地蔵尊大祭」が行われるのでぜひ一度見に行きたいですね。
トレッキング客もたくさんいて、高山植物を愛でながらおさんぽも楽しめました。ちょうどよい涼しさで肌に触れる空気がこれまた気持ちよいです♪
冬は樹氷イベントやライトアップも開催
冬の時期に山頂で楽しみたいのが「樹氷」。“蔵王の樹氷”とは針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできたもので、別名「スノーモンスター」とも呼ばれます。
12〜2月に最盛期を迎え、ナイトクルーザーツアーやライトアップなどイベントもたくさん。ナイトクルーザーツアーは暖房付きの特殊雪上車に乗って、普段はロープウェイから眺める景色を間近で見ることができます。大自然が創り上げた芸術を間近で楽しめるのでオススメです♪
山頂のレストランでは山形名物も
山頂駅には食堂「レストラン山頂」もあります。こちらでは山形名物のいもこ汁(山形芋煮)や玉こんにゃくのほか、定食やドリンクなども楽しめます。
郷土料理・山形芋煮は醤油ベースの汁に牛肉や野菜を煮込んだもの。こちらのレストランでマイタケ、ヒラタケ、ゴボウ、こんにゃく、サトイモなどたっぷりのキノコや野菜が入っていました。冬のシーズンになると蕎麦やうどんが入ってさらにボリュームたっぷりになるそうです。ちょっと冷えた体に染み渡る味で、体もこころもほっこりとさせてくれました。