やみつきになる!栗の渋皮煮とおしゃれな焼き栗【kyoko_plusのレシピ&テーブルコーデvol.37】
急に肌寒くなり、やっと秋がやってきましたね!秋はおいしいものがたくさん。芋栗南瓜、ぶどうに梨に柿…ぱっと思いついただけでもこんなに!栗、大好きなのですが、やっぱりちょっと手間がかかるので敬遠しがち。そんな時は簡単にできる焼き栗はいかが?ちょっとおしゃれなアレンジでいつもと違った栗の味を楽しめますよ。また、栗といえば渋皮煮。鬼皮の処理が大変なのでなかなかチャレンジできないと聞きますが、いくつかポイントを押さえれば意外と簡単にできるんです。栗の皮むき、はまっちゃいますよ!
実がぎっしり!甘さも充実、愛媛の晩生栗
丸々と太った立派な栗は、愛媛県産。短い栗のシーズンですが、終盤に収穫される晩生栗は、早生栗や中生栗よりも甘さが増し、味に深みが出てくるのが特徴です。
栗の保存は冷蔵庫のチルド室で。新聞紙などで包み保存袋に入れ、低温保存すると1カ月ほど日持ちするうえに、甘味が増すそうです!
さらに保存したい場合は冷凍も可能。なるべく空気が入らないように密封するのがポイントです。
季節の食材を長く楽しめるのはうれしいですね!
【レシピ】焼き栗アレンジ
材料/2人分
【焼き栗アレンジ2種】
栗…お好きなだけ 岩塩…適量 オリーブオイル…適量 ローズマリー…適量 はちみつ…適量 有塩バター…適量 |
1.
①栗の丸いほうに包丁で軽く切れ目を入れます。滑りやすいので気を付けて。
②厚手の鍋にアルミホイルを入れ、栗と水大さじ1を入れ、ふたをして30分ほど弱火で加熱します。
③写真のように栗が割れたら火が通った合図です。これだけで焼き栗の出来上がり!
そのまま食べてもおいしいですが、食べ方のアレンジを2つご紹介します。
2.
焼き栗アレンジ①
半分に割った栗に、ローズマリーをちぎってのせ、オリーブオイルをかけて岩塩を散らします。
食べるときはスプーンですくって。
3.
焼き栗アレンジ②
半分に割った栗に有塩バターをのせ、はちみつをたらりん。
熱々の栗にバターがしみ込んで格別のおやつになります。
こちらもスプーンですくって食べますが、手がベタベタになりますので、おしぼりを準備してくださいね(笑)
【レシピ】蜜漬け渋皮煮
【簡単渋皮煮】
栗…1kg 重曹…大さじ3 砂糖…900g あればラム酒またはブランデー…大さじ2 |
1.
①栗をひたひたの水に入れ、重曹大さじ1を加えて、煮立ってから弱火で30分煮ます。
②栗の鬼皮が写真下のように開いてきたら、水にさらします。
(5~6個開いていれば、炊き上がりの合図です)
2.
栗の頭から鬼皮を手で剥いていきます。皮が柔らかくなっているので手でも剥けます!
この鬼皮むきが、渋皮煮作りの最大の関門だと思うのですが、この方法だと手で簡単に剥けるので、ついつい夢中で作業してしまいます…!
3.
お尻の部分も手で剥けるのですが少し力がいるので、包丁や100円ショップで購入できる栗の皮むきグッズを使っても。
むき終わったら、乾燥しないように水に漬けておきます。
4.
さあ、渋皮煮を作りましょう。
①栗を鍋に入れ、かぶるくらいの水と重曹大さじ1を入れ、火にかけます。
沸騰したら火を弱めて10分煮ます。
10分経ったら、火からおろして、鍋に水を流しながら水を入れ替えます。
②ぬるま湯になったら、栗を一粒ずつ流水で優しく洗い、いったんボウル等に入れておきます。きれいに洗った鍋に、再度水と重曹、栗を入れ、①を繰り返します。
2回目ではもろもろとした鬼皮の厚い部分や、筋が浮いてきますので、水で流しながら指の腹できれいにします。(筋はつまようじで取ってもOK。)
再度水を入れ替えます。そして入れ替えた水だけを入れた状態で火にかけ、沸騰したら火を弱めて10分煮ます。
③お湯を捨て、また栗をきれいに洗って、いったんボウル等に入れます。鍋をきれいに洗ってから栗と砂糖を入れて、弱火にかけます。
たまに鍋をゆすって、砂糖を完全に溶かして。
④溶けたら火を止め、冷めるまで待ちます。
粗熱が取れたらまた弱火にかけ、10分ほど蜜を煮含めます。この時お好みでラム酒などの洋酒を入れても。
そのまま一晩おいて、蜜をしみこませて完成です。
こちらのレシピは、最後の段階で加水しないので、ねっとりとした食感で濃厚な渋皮煮になります。
市販の渋皮煮と比べると、一粒一粒の存在感があるので、ぜひ一度作ってみてほしいです。
金箔でおめかしすると、お正月にもぴったり。
刻んでパウンドケーキやホットケーキに混ぜ込んだり、つぶして栗のクリームにしてパンに乗せたりと、楽しみ方はたくさん!
私はほとんどそのまま食べてしまいますが(笑)
意外と簡単にできる栗のおやつ、よかったらぜひ作ってみてくださいね。
photo:kyoko_plus
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