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メッツァ

北欧へプチトリップ気分!「メッツァ」でフィンランドのような森とムーミンの物語の世界を楽しむ【まるで海外な絶景旅フィンランド編】

埼玉県 テーマパーク 公園 フィンランド まるで海外 フォトジェニック
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埼玉県飯能市にある宮沢湖を中心とした「メッツァ」は、北欧のライフスタイルを体感できる「メッツァビレッジ」とムーミンや仲間たちが住む世界を再現した「ムーミンバレーパーク」の2つのエリアから構成される複合施設。まるでフィンランドを訪れたような雰囲気が漂い、どこを切り取ってもフォトジェニックな「メッツァ」で一日を過ごしてみましょう。

Summary

日本にいながらフィンランド旅気分

メッツァビレッジ

北欧料理や地元食材を楽しめるレストランや北欧雑貨のショップなどが並ぶ「メッツァビレッジ」。北欧の生活をテーマにした複合施設で、飲食やショッピングだけでなく、ゆったりと過ごす北欧のような時間も楽しめる場所です。
土地に対する森林との比率がフィンランドと同じで、雰囲気を再現しやすいというのが「メッツァ」が飯能に作られた理由のひとつです。「メッツァ」とはフィンランド語で「森」という意味。宮沢湖の向こうに森が広がる風景を眺めていると、まるでフィンランドにいるような気分になります。

メッツァビレッジ
メッツァビレッジ

「メッツァビレッジ」のロゴにある家と木をモチーフにした木製ベンチは休憩だけでなく、フォトスポットしても人気。斜めから撮って「ムーミンバレーパーク」の「灯台」を入れても、正面から撮ってベンチの形を生かしてもかわいい写真になります。

カヌー体験や木製カップ・ククサ作りにトライ!

メッツァビレッジ

その数20万個と、湖が身近にあるフィンランドでは、カヌーはメジャーなアクティビティ。宮沢湖でもカヌー体験も可能なので、「ソグベルク」でレンタルをしましょう。水面近くを静かに進み、自然との一体感を楽しむことができます(1人1時間中学生以上2000円、小学生1000円、小学生未満500円)。

メッツァビレッジ

また、「ソグベルク」では木材を使ったさまざまなワークショップが行われ、フィンランドみやげとしても人気の「ククサ」を作ることもできます。「ククサ」とは、北欧ラップランド地方に住む遊牧民族、サーメ人に古くから伝わる木製マグカップのことで、木をくり抜いて作られます。「贈られた人は幸せになる」と言い伝えもあるので、プレゼントにもいいですね。
こちらでは、すでにくり抜いて、形作られた木材を磨く作業をします。木材は、ヒノキ、サクラ、ムク、ケヤキなどから好みのものを選びましょう。写真はサクラ材で、手前が磨く前、奥が完成したものです。料金は木材の種類や大きさによって異なり、写真のサクラ材は4400円。

メッツァビレッジ

スウェーデンの名産品であるダーラナホースのペイントやミニミニカヌー作りのワークショップなどもあります。

フィンランド名物を食べながらひと休み

ロバーツコーヒー
ロバーツコーヒー

実はフィンランドは世界屈指のコーヒー消費国。そんなフィンランドの人気カフェチェーン「ロバーツコーヒー」で、シナモンロール(352円)とホットコーヒー(418円)をいただきましょう。本国のレシピを再現したシナモンロールは、ほんのりと香るシナモンとカルダモンが好評。コーヒーはやさしい酸味とまろやかな味わいが特徴のハウスブレンドです。

秋は湖畔でフィンランド式サウナを体験

メッツァビレッジ
写真提供:株式会社温泉道場

今、空前のブームとなっているサウナですが、「メッツァビレッジ」ではサウナ発祥の地といわれるフィンランドのように湖畔でサウナ体験ができる「アウトドアサウナ in Metsä」が開催中(2021年11月28日まで)です。

メッツァビレッジ
写真提供:株式会社温泉道場

サウナは、テントサウナとトレーラー式のアセマサウナの2種類。どちらも熱した石に水をかけて蒸気を発生させ、サウナ内の湿度、体感温度を上げて発汗を促すフィンランド式の入浴方法「ロウリュ」です。

メッツァビレッジ
写真提供:株式会社温泉道場

体が温まってもフィンランドのように“湖にダイブ!”はできませんが、水風呂が用意されているので利用しましょう。外のベンチに座りながら秋風で体を覚ますのもいいですね。目の前に広がるのは美しい湖と森という環境で、より心身がととのいそうです。

■アウトドアサウナ in Metsä
開催期間:2021年9月10日(金)~11月28日(日)※期間中の金〜日曜、祝日のみ開催。
時間:10時~、12時~、14時~、16時~(各回100分、入れ替え制)
実施場所:メッツァビレッジ内ウーテピルス
料金:サウナ4400円(中学生以1000円)※金曜全回、土・日曜、祝日16:00~の回のみ3300円
※予約は「アウトドアサウナ in Metsä」の予約サイトから

「ムーミンバレーパーク」でムーミンたちの生活をのぞいちゃおう

ムーミンバレーパーク

フィンランド旅の気分を味わったら、ムーミンの世界観を楽しめるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」へ。ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンの故郷フィンランド以外で、世界で初めてオープンしたのが、ここ日本です。ムーミンとリトルミイ、そして、物語が書かれた本がゲストを迎えるウェルカムゲートをくぐったら、ムーミン谷エリアへ向かいましょう。

ムーミンバレーパーク

最初に訪れたいのは、パークのシンボルでもある「ムーミン屋敷」。小川にかかる橋を入れて写真を撮るのもいいですが、「コケムス」の前にいるムーミンと一緒に撮るのもかわいいのでおすすめです。 「ムーミン屋敷」は、ムーミンパパが設計図を書いて自分で建てた理想の家。地下から3階まであり、ムーミン一家とリトルミイが暮らしています。

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

1階にあるのは、キッチンとダイニング。テーブルの上には、サンドイッチやクッキー、パンケーキが並び、リトルミイの使っている椅子には、高さを調節するために本が置かれています。

ムーミンバレーパーク

地下室は貯蔵庫になっています。棚にはジャムやピクルスと一緒にキャラメルも。ムーミン一家はキャラメルが大好きで家の各所にあるのですが、食べるのは1日3個までと決められているそうですよ。地下室にはニョロニョロやトフスランとビフスランもいるので、探してみてくださいね。

ムーミンバレーパーク

2階にあるのは、ムーミンパパとムーミンママの部屋とリビング。花や貝殻が好きなママのセンスでかわいらしくコーディネートされています。

ムーミンバレーパーク

3階には、ムーミンの部屋、リトルミイの部屋、ムーミンパパの書斎、ゲストルームが。冒険好きなムーミンの部屋には船や灯台の置物などがいっぱい。壁には仲良しのスナフキンとの写真も飾られています。

ムーミンバレーパーク

リトルミイの部屋は、小さな扉の丸窓からのぞき込んで。ベッドや洋服、すべてが小さくてとてもかわいいですね。

展示施設で物語の世界を体感

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

フィンランド語で「体験」の意味がある「コケムス」は、トーベ・ヤンソンの人生とムーミンの物語の追体験ができる展示施設。館内に入ると壁に描かれたツタがゲストを誘ってくれます。ツタの葉には、ムーミンやリトルミイなど、ムーミン谷の仲間たちが隠れているので、探してみてくださいね。

ムーミンバレーパーク

3階の体感展示「ムーミン谷の自然」では、モノクロのムーミンの原画に色が付けられています。写真は赤く染まった森の中に飛び込むムーミン。深い森の様子もよく表現されています。

ムーミンバレーパーク

見るだけでなく、インタラクティブに楽しめるのも、この展示の特徴。冷気をまとうモランの前あるランプを点けると、モランの心を溶かし、まわりの氷を溶かすことができます。

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

もう一つの体感展示が「それからどうなるの?」。ムーミンシリーズ初の絵本『それからどうなるの?』が3Dで展開し、穴の中を通ったり、絵本に入り込んだかのように物語を楽しめます。

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

3階から2階にかけては、世界最大、8mを超える巨大な「ムーミン谷のジオラマ」があります。橋の欄干に座るムーミンとスナフキン、ニンニと花壇にいるムーミンママ、船に乗ったニョロニョロなど、さまざまなところにたくさんのムーミン谷の仲間たちが。木の間で水晶玉をのぞくムーミンパパや崖の上のヘムレンさんのようにわかりにくい場所にもいるので、よーく見てみましょう。
2階では、映像スペースや常設展と企画展を見られるギャラリースペースも楽しんでくださいね。

パーク内に散りばめられた物語の世界観を堪能

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

アトラクションの中だけでなくパーク内のいたるところに、物語の世界観を感じられるポイントがあります。「リトルミイのプレイスポット」の入口には、ムーミンママが干した洗濯物が。右はリトルミイの赤いワンピース。脚立にはリトルミイの足跡が付けられ、その下には彼女が真似して干したであろう洗濯物を見ることができます。

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

「リトルミイの店」の壁には、いたずら好きのリトルミイらしい落書きがあります。入口の横に描いたのはムーミンパパ。トレードマークのシルクハットとパイプもちゃんと描かれていますね。

ムーミンバレーパーク
ムーミンバレーパーク

おさびし山には、『ムーミン谷の仲間たち』に出てきたメリーゴーラウンドのスワンや『ムーミン谷の惑星』のバスタブに荷物を積んで避難する場面など、物語の挿絵の再現も見られます。近くに挿絵のパネルがあるので、見比べてみてください。

全部欲しくなる!おすすめムーミングッズ

ムーミンバレーパーク

パーク内に5店あるグッズショップのなかで最も規模が大きいのが、「コケムス」内の「ムーミン谷の売店」です。ぬいぐるみ、キッチングッズ、ステーショナリー、お菓子など、扱う商品は2000点以上(2021年10月時点)。「ムーミンバレーパーク」の限定商品もたくさんあります。

ムーミンバレーパーク

種類の多いぬいぐるみのなかでも人気なのが、ムーミンアングリーフェイス(3300円)。ムーミンは怒っていても愛嬌がたっぷりでかわいいですね。

ムーミンバレーパーク

こちらは、髪やバッグに付けて園内を歩きたい、ムーミンとリトルミイのクリップ付きぬいぐるみ(左1780円、右1980円)。ほかに、スナフキン、ニョロニョロ、スティンキーなどもあります。

ムーミンバレーパーク

お菓子みやげにニョロニョログミ(1320円)はいかがですか? パッケージもヨーグルト味のグミもニョロニョロの形で、食べるのがもったいなくなりそうですね。

秋が深まると森の木々が赤や黄色に色付き、一面に美しい風景が広がる「メッツァ」。北欧のゆったりとした時間とともに、紅葉を楽しみに訪れてみてはいかがですか?

©Moomin Characters™️


【メッツァビレッジ】
営業時間:10~18時(土・日曜、祝日は〜19時)
定休日:不定休
料金:入場無料


『日本で見つける まるで海外な絶景旅』発売中!

国内にいながら"まるで海外"を訪れたような気分が味わえる、日本全国のフォトジェニックな絶景スポットを紹介しています。全国の主な書店やネット書店で発売中です。

まるで海外な絶景旅

Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:斉藤純平


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