【台湾現地レポ】本場の台湾カステラのおいしさに迫る!「源味本鋪現烤蛋糕店」

【台湾現地レポ】本場の台湾カステラのおいしさに迫る!「源味本鋪現烤蛋糕店」

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近年、日本で大人気の台湾スイーツ「台湾カステラ」!発祥の地、台湾の人気店「源味本鋪現烤蛋糕店」でおいしさの秘密を探ってきました。ふわふわ食感、やさしい甘みの台湾カステラは一度食べたら忘れられないおいしさです。焼きたてを切り分けるパフォーマンスも必見!

summary

士林夜市の今はどんな感じ?

台湾で最も有名なナイトマーケットとも言える「士林夜市(シーリンイエスー)」。外国人観光客をメインターゲットとしていた士林夜市は、新型コロナウィルスの世界的な感染流行が始まって以来多大な経済打撃を受けており、以前のような賑わいは減ってしまったものの、昼間は地元の人たちが買い物に訪れる生鮮市場として、夜はアフターファイブに夕食を食べにくる人たちが集う場になっています。

本場台湾ではビックリ?!日本の台湾カステラブーム

日本や韓国では、近年「台湾カステラ」が大ブームになっていますが、発祥元の台湾では「古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)」や「布丁蛋糕(ブーディンダンガオ)」などと呼ばれています。

「古早味」というのは、「昔ながらの」という意味があり、「蛋糕」は「ケーキ」です。「昔なつかしいケーキ」、もしくはプルプルした食感が「布丁(プリン)」のようだ、ということで「プリンケーキ」とも呼ばれているんですよ。

台湾で「台湾カステラ」と言っても、おそらく現地の人は「?」となってしまうかもしれません。(ちなみに日本でブームになった「台湾チーズティー」も、台湾では「奶蓋茶(ナイガイチャ)」と呼ばれています)

台湾カステラ 台湾では「淡水土産」として定着

士林夜市にお店を構える「源味本鋪現烤蛋糕店(ユェンウェイベンプーシェンカオダンガオディェン)」は、台湾カステラ(古早味蛋糕)の人気店です。源味本鋪現烤蛋糕店のブランドは2010年に立ち上げたものですが、オーナーはそれ以前から台湾のローカルマーケットで古早味蛋糕を販売していました。

ふわふわでおいしい古早味蛋糕が、口コミで人気となり、2010年に淡水に一号店を開き、「源味本鋪現烤蛋糕店」という店名を付けました。

現在では“淡水に行ったら源味本鋪の古早味蛋糕を買って帰る“というのが台湾の人たちの淡水観光のお決まりと言われるほど、有名な淡水土産にもなっています。

士林夜市の支店は、以前は廟の近くの路地裏にありましたが、新型コロナウィルスが発生以降、今まで夜市に出店していたお店の多くが店じまいをしてしまったために、メインストリートの店舗に空きが出たことをチャンスとみて、今までより大きな場所に移転しました。現在は、文林路を入ってすぐの分かりやすい場所にお店があるので、今後は迷わずお店にたどり着けると思いますよ!

台湾カステラは焼きたてをぜひ!

忙しい日には、オーブンを止める事無く焼き続けているので、数十分に1回は焼きたてを買えるチャンスがあるかも!もし運よく焼きたてを買うことができたら、まずはぜひ温かいうちに少し食べてみてください。まるでプリンのように、プルプルと揺れ動く焼きたてのカステラは、かぶりつくと「シュワ~」という音がして心地よく、まるで空気の泡を食べているかのように口の中で消えていってしまいます。焼き目のついた表面は香ばしさがあり、食べ飽きません。

濃厚チーズ味の台湾カステラも要チェック!

オリジナル味(原味)は、1箱90元。卵、小麦粉、牛乳、植物油、砂糖のみを使ったシンプルなケーキですが、卵白は気泡がきめ細かく、弾力が出るまでしっかりと泡立てます。少ない材料だからこそ、作るのには手間暇がかかります。横22㎝、縦13㎝という大きさですが、ふわふわの食感と甘さ控えめなやさしい味わいで、お腹にたまる感じがしないので、1箱1人でぺろりとたべられてしまうほどです。

こちらも人気のチーズ味(起司)は、1箱130元。中に入ったチェダーチーズがとろりと溶けたビジュアルは、食べる前から涎が出そう!表面には、粉チーズがトッピングされ、香ばしさとサクッとした食感をプラスしています。

チェダーチーズの塩気と卵の優しい味わい、ほのかな甘さが相まった絶妙なおいしさは、一度食べたら忘れられないほどです。中はふわふわ、しっとり、表面と底の焼き目のついた部分はサックリとして、食感のギャップもたまりません。

何時間か経ってケーキが冷めてくると、食感が変わり、やわらかくてふわふわながらも、温かい時にはあまり感じなかった素材本来の味わいが強まります。できてたてを食べるか、冷ましてから食べるかはお好みでお楽しみください。

本場台湾での台湾カステラおすすめアレンジ

店長の賴さんのおすすめのアレンジは、一度冷蔵庫に入れて冷たくしたカステラをオーブンで3分ほど温めて、表面をサクッとさせること。ふわっとした食感に、表面の香ばしさが増して、おいしいんだそう!

また、胡椒鹽(台湾でよく使われるコショウがとても細かい塩コショウ)を付けて食べるのも好きなんだそう。カステラには卵がたっぷり使われているので「卵焼き」と同じと考えると、確かに塩コショウも合いそうですよね!

焼き上がりのカステラをカウンターで切り分けていく作業は、エンターテインメント性もたっぷり!オーブン紙をはがすために、大きなカステラを頭上でくるりとひっくり返していくのは、熟練の技が光ります。

見ても、食べてもおいしい本場の「台湾カステラ」!台湾旅行の際にはぜひ本物のおいしさを堪能してみてくださいね!

■源味本鋪現烤蛋糕店(ユェンウェイベンプーシェンカオダンガオディェン)
住所:台北市文林路101巷14號
TEL:02-2881-8985
営業時間:8~20時
定休日:月曜

Text:石井三紀子
Photo:石井三紀子

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