【台湾現地レポ】台北迪化街のおしゃれすぎる唐辛子専門店「杜甲A-Ma」をのぞいてみた!

【台湾現地レポ】台北迪化街のおしゃれすぎる唐辛子専門店「杜甲A-Ma」をのぞいてみた!

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台北の歴史ある街 大稻埕のメインストリート 迪化街沿いに、唐辛子・花椒の専門店「杜甲A-Ma」が2021年新オープン!台湾土産の新定番になりそうなスパイスがたくさん揃うオシャレなお店。マーラー好きさんには見逃せないお店です。

Summary

台北の歴史あるエリア 大稻埕・迪化街

台北の一番西側に位置する大稻埕エリアは、川沿いにあり、古くから貿易拠点として栄えました。赤レンガを使ったバロック調の建物が続く街並みは、歴史を感じられる重要な場所でもあります。以前は最寄りのMRTの駅がなく、観光には不便な場所でしたが、現在は南側には北門駅、北側には大橋頭駅ができ、アクセスも便利になりました。

大稻埕エリアのメインストリート、迪化街には、漢方食材や、からすみ、台湾茶などを販売する乾物店が立ち並びます。日本では手に入りにくい薬膳素材なども売られているので、料理好きな方にはたまらないショッピングスポットにもなりそう。海外旅行に行って、その土地ならではの調味料をお土産にするのも楽しいですよね!

2021年1月にオープンした唐辛子専門店「杜甲A-Ma」

大稻埕エリアの信仰の中心「台北霞海城隍廟」は、恋愛の神様「月下老人」が祭られていることも有名で、台湾全土だけでなく、世界中から良縁を求めお参りに訪れる人がいます。そんな台北霞海城隍廟を迪化街沿いにさらに北へと進むと、2021年1月にオープンしたばかりの唐辛子・花椒専門店の「杜甲A-Ma(ドゥージャ アマア)」があります。

入り口には、本物の唐辛子をこれでもか!というほどたくさん使った大きな壁掛けの飾りがあり、お店に入る前から舌を刺激されているような気分です!店内に入ると、モダンさと大稻埕の歴史を組み合わせた洗練されたデザインに目を奪われます。壁側に施されたアーチ形のデザインは、大稻埕の古い家屋に使われている「騎樓」という1階外部分の廊下をイメージしています。

台南のおばあちゃんの味を受けつぐ無添加のおいしさ

「杜甲A-Ma」という店名は、オーナーの祖母、杜甲おばあちゃんから取ったそうで、A-Maは台湾語の阿嬷(アマァ:おばあちゃんの意味)を表しています。

共働き社会の台湾では、祖母が孫の面倒を見るという家族も多く、オーナー自身も小さいころから杜甲おばあちゃんと過ごす時間が多かったそう。当時、そんなに裕福な家庭ではなかったため、おばあちゃんの用意してくれる食事は、白ご飯と、ご飯によく合うソース、そして漬物や野菜が少し。とてもシンプルな食卓でしたが、オーナーはその杜甲おばあちゃんの味が大好きでした。

そんなおばあちゃんとの思い出の味を元に、オーナーは台南のマーケットにて台湾風の漬物などの販売をし始めましたが、業者から仕入れるラー油には添加物が多いことを知り、自分でこだわりのラー油を作り始めたそうです。

ラー油を作る時には揚げた唐辛子が大量に出るので、さらにその唐辛子を利用してスナック菓子を作ると、そちらも大人気に。そこで唐辛子を使ったスナック菓子の販売も本格的に始めることになりました。

杜甲おばあちゃんの味を受け継ぎ、シンプルながらも温かな食卓の思い出を世界に広めていこうと「杜甲A-Ma」のブランドを立ち上げ、おしゃれでオリジナリティーあふれる唐辛子・花椒の商品を販売しています。

「杜甲A-Ma」のおすすめ商品 台湾土産にぜひ!

「八味粉」(30g/120元)は、日本の「七味」に見立ててオリジナルの配合で作った商品です。中華圏で8は末広がりで縁起が良いので、八種のスパイスを配合したんだそう。唐辛子の他にも、花椒、八角、シナモンなどを配合しています。

塩も入っているので、そのまま料理のシーズニングとしても利用できます。グリルチキンやフライドポテトなどにつけて食べるのもおすすめなんだとか!花椒独特のスーッとするしびれる辛さが後を引きます。

唐辛子の調味料と言ったら、外せないのはラー油!スパイスの配合を変えたラー油を4種類発売しています。なかでも特に人気なのは「小川椒辣油」 (100ml/280元) 。花椒をきかせたラー油で、ごま油の香ばしい香りの後にしびれるような辛さが続くのが特徴。

ほんのりレモンの香りもまとって、しつこさがないのもポイントです。マーラー風味のピリ辛チャーハンや、餃子のつけダレに加えたりと、使い方のバリエーションも豊富です。

ガツンと来る辛さを求めている人は「大紅袍辣油」(100ml/400元)がおすすめ。「大紅袍」という高級花椒を使用したこだわりのラー油です。しっかりと「麻」のしびれる辛さを堪能できるラー油で、本格的な麻婆豆腐や、よだれ鶏(口水雞という蒸し鶏に辛みのあるソースをかけた四川風料理)などのソース作りにも使えます。インスタントヌードルの「味変アイテム」としても活用できますよ!

台湾風混ぜ麺セット「杜甲香麻涼拌麵」 (2食入り/300元)もぜひチェックしたい商品。パッケージのレトロなカレンダー風のデザインは、 杜甲おばあちゃんの生まれた1922年8月23日の日付になっているんですよ。

麺は台南の天日干し「關廟麵」、台湾で有名な小籠包レストランで使用されている麺と同じものなんですって!中には乾麺、小瓶入り特製スパイシーソース、醤油ソース、そしてトッピングの唐辛子と豆のスナックが2食分ずつ入っています。小瓶入りソースは、余ったら他の料理にも使えるので、かなりお得な内容!

作り方もとっても簡単で、乾麺を茹でたら冷水でしめて、器に盛り付け、付属のスパイシーソースと醤油ソースをかけて、さらにトッピングをのせればできあがり!簡単に台湾のおいしい思い出をお家でも再現できるんですよ!

唐辛子をスナックに変身させた商品もあるんです!「香酥脆椒-台式甘梅分享袋」 (120g/180元)は、唐辛子とエンドウ豆をサクサク食感のお菓子にしてあり、そのまま食べることができます。

台湾で親しまれる甘い干し梅のパウダーをまとっているので、甘酸っぱい味わいと、ピリ辛な唐辛子がマッチして、食べだしたら止まりません!おつまみにもおやつにもピッタリです!

なんとスパイスはお茶として味わうこともできるんです!「高山花椒青茶」(三角ティーパック6個入/240元)上質な高山台湾茶に花椒を合わせたティーパック。お茶のさわやかな味わいの中に、花椒のスーッとする感じが加わってハーブティーのようで、意外なおいしさにびっくり!リフレッシュタイムにぴったりなお茶です。店頭ではボトル入りの水出し茶(80元)も販売しています。

どの商品も肉エキスなどは入っていないため、日本へのお土産にも持ち帰ることができます。台湾の商品を購入できるWebサイト「Pinkoi」でも販売ページがあるので、日本からもお取り寄せできる商品もありますよ!マーラー味好きさんはぜひチェックしてみてくださいね!

■杜甲A-Ma(ドゥージャ アマア)
住所:台北市迪化街一段159號
TEL:02-2552-8787
営業時間:10時30分~18時30分
定休日:水・木曜

Text:石井三紀子
Photo:張哲倫

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