みなと町・新潟を巡り、歴史・文化・グルメ…五感で魅力を体感!
江戸時代中期から明治まで、各地のみなと町の発展に寄与した「北前船」の活躍によって発展してきたみなと町・新潟。今もみなと町としての面影が色濃く残る街には、歴史や文化をはじめ、その素晴らしさを体感できるスポットが満載です。ぜひ足を運んでその魅力を体感してみましょう。
Summary
新潟の歴史に触れられる「北方文化博物館」へ
JR新潟駅から車で約30分。越後豪農の中でもひときわ隆盛を極めた伊藤家の歴史を今に伝える、豪農の館として知られる北方文化博物館。8,800坪という広大な敷地内には主屋・大広間棟のほか、長大な門、蔵、茅葺古民家などが建ち、建物は全て登録有形文化財に指定されています。
茶室兼書斎として使用されていた「三楽亭」。六代当主が21歳で自ら設計し、1891年に完成したという正三角形11坪の数寄屋風書院には水屋もあり、茶室としても使われていたそう。一つだけある円窓は、六代当主が瞑想を行ったとされています。
今や北方文化博物館の代名詞として知られる樹齢150年、80畳に渡って開花する大藤棚は息をのむ美しさ。毎年5月初旬に開花し、房を下へと伸ばし、長い物で1メートル近くになるんだとか。庭園では11月中旬から色づき始める紅葉、冬の雪景色など四季を通して美しい景色に出会えるのが魅力です。
「古町柳都カフェ」で芸妓さんの舞にうっとり
江戸時代からみなと町・新潟を彩ってきた花街の文化。そんな伝統を守る古町エリアに、芸妓さんがお茶やお菓子を運んでくれるカフェがあります。古町の昔ながらの街並を散策しながら、ふらっと立ち寄るのにぴったりの場所です。
土曜日には古町芸妓の踊りを鑑賞できることも。日頃から稽古を積み重ねた舞を披露してくれた後は、記念の写真撮影もできます。どちらも事前の予約が必要なので、気軽に問い合わせてみてくださいね。
運が良ければ、古町芸妓が稽古をする三味線や太鼓、笛の音が聞こえてくることや、料亭へ行き来する古町芸妓に会えたりする場合もあるんだとか。 今となっては貴重な古町花柳界の文化を体感できます。
■古町柳都カフェ
住所:新潟県新潟市中央区古町通9-1462
TEL:025-222-2237(新潟三業協同組合)
営業時間:13~15時
定休日:土・日曜(土曜は2日前までの事前の予約があれば古町芸妓の舞を披露)
※カフェは平日のみ(予約不要)※踊り鑑賞は土曜のみの要予約制
優雅なクルージングで水上からの風景を楽しむ
日本一長い信濃川が流れる新潟市。アーチが美しい萬代橋や、信濃川から新潟市街を眺めることができ、最短区間で3分、周遊便で25分、最長で1時間の船旅を楽しむことができます。
クラシックモーターヨットをイメージした高級感のある船内では非日常が味わえ、ドーム状になった窓は視界が広く、どの席からも美しい景色を楽しめますよ。
デッキではエサやり体験ができるので、間近にウミネコやカモメを見ることができます。ぜひ水上からも新潟の街並みを眺めてはいかがでしょう。
新潟の夜景に感動!「朱鷺メッセ」の展望室
朱鷺メッセの31階、地上約125メートルに位置する展望室。日本海側随一の高さを誇り、新潟市街をはじめ、天気の良い日は日本海、佐渡島、五頭連峰など360度の大パノラマを楽しめます。
こちらのもう一つの魅力は夜景の美しさ!観光客だけでなく、地元の人たちにも人気の夜景スポットです。
美しくライトアップされた萬代橋や信濃川にかかる橋の連なり、その対岸沿いの灯りが川の水面に映る様子など、きらびやかで見応えのある光景が広がります。
カフェラウンジやショップも併設されているので、季節によっては夜景を堪能した後にラウンジでひと休みも。ショップには米処・新潟が誇るおせんべいが種類豊富にそろうのでこちらでお土産探しもおすすめですよ。
スイーツにハンバーガーに…「上古町商店街」を食べ歩き
歴史ある老舗や新しくオープンしたお店が並び、神社、寺といった風情を感じる文化的資産も数多く残っている古町商店街ではさまざまなイベントの開催も。活気にあふれ、ぶらぶらとそぞろ歩きが楽しいエリアです。
パリの雰囲気が漂う、淡いピンク色の外壁が目印のクレープ&ガレットの専門店「クレープリー・ル・ポンマリ」。
フランスで出会った味に魅せられたオーナーが、現地から取り寄せたマシンを使って作る、本場の味を再現したクレープやガレットを味わえます。
■クレープリー・ル・ポンマリ
住所:新潟県新潟市中央区古町通4-632-1
TEL:025-201-6014
営業時間:11~18時(17時30分LO、テイクアウトは18時LO)※月曜は17時まで(16時30分LO、テイクアウトは17時LO)
定休日:火曜
佐世保バーガー店勤務の経験を生かしたオーナーが、改良を加えたオリジナルバーガーを提供する「ケンズバーガー」。注文が入ってから1つずつ手作りするので、いつでも出来立てを楽しめます。街歩きで小腹が空いたときに楽しみたいグルメの一つです。
■ケンズバーガー
住所:新潟県新潟市中央区古町通3-557-1
TEL:025-222-5500
営業時間:11~18時(材料がなくなり次第終了)
定休日:火曜(祝日の場合翌日)
こちらは、かつてみなと町ゆえに米蔵が立ち並び、発酵食品も発展した新潟らしい文化が味わえる、カミフルの定番スポット。
県産の良質な糀で作る糀ドリンクは、砂糖を一切使わず、発酵技術により米が本来持つ甘みを引き出したやさしい味わいです。
■栗歩といもこの芋栗本舗 古町店
住所:新潟県新潟市中央区一番堀通町513-3
TEL:070-8462-4769
営業時間:11~18時(17時LO)
定休日:無休
ワイナリー巡りが楽しい「新潟ワインコースト」
新潟市の南西部、日本海が広がる海岸地帯に位置する「新潟ワインコースト」。海の砂のような特異な土壌から素晴らしいワインが次々に造り出され、個性的なワイナリーが集まるワインの産地として今話題のスポットです。今回は5軒中、4軒を紹介します。
昼は海から夜は陸から風が吹き、ブドウの大敵となる湿度を下げ、降雨が少ない年が多いのが特徴で、海岸から1.5キロメートルの地点に位置しています。そんな恵まれた環境でスペイン原産のアルバリーニョという白品種をはじめ、さまざまなブドウ品種にチャレンジしているのだとか。
写真は左上から時計回りに、「カーブドッチワイナリー」「ドメーヌ・ショオ」「ワイナリー&レストラン フェルミエ」「ルサンクワイナリー」のワイン。
新潟ワインコーストを訪れれば、4軒の醸造家が作り出す、香り豊かなワインの飲み比べができます。それぞれ個性あふれるワインを飲み比べた後はお土産にも。敷地内のレストランではワインと一緒に、新潟食材にこだわった料理もいただきましょう。
■ドメーヌ・ショオ
住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1700-1
TEL:0256-70-2266
営業時間:11~16時
定休日:火~木曜、不定休あり
■ワイナリー&レストラン フェルミエ
住所:新潟県新潟市西蒲区越前浜4501
TEL:0256-70-2646
営業時間:ショップ10~17時、レストラン11~17時(15時LO)※ディナータイムは2名から要予約
定休日:火曜、不定休あり
■ルサンクワイナリー
住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1693
TEL:0256-78-8490
営業時間:10~16時
定休日:水曜
新鮮な海の幸がいっぱい!「ピアBandai」で地元グルメを満喫
新潟の海産物や野菜、肉、酒からスイーツまで新潟が誇る、うまいものが集結する「ピアBandai」。万代島鮮魚センターでは、新潟港で水揚げされた、日本海の獲れたて海の幸を市場価格で販売。季節限定の浜焼き、岩カキはその場で楽しめます。
ピーカンBBQでは、ピアBandai内で購入した新鮮食材を、その場で焼いて味わえるオリジナルバーベキューもできます。BBQが手ぶらでリーズナブルな価格で利用できるので、観光客はもちろん地元の人たちにも好評なんです。
新潟のさまざまな名所からもほど近く、アクセスも抜群!特産品であるお米やお酒の購入はもちろん、地魚が味わえる回転寿司店やラーメン、イタリアンからカフェなど、グルメも充実していて、活気あふれる新潟の食の市場としてにぎわっています。
新潟駅で県内87の蔵元のお酒を堪能しまくる!
JR新潟駅構内にある酒処・新潟の地酒が勢ぞろいした、お酒のミュージアム「ぽんしゅ館」。試飲コーナーでは新潟県内にある全87の蔵元の酒を試飲できる楽しさに加え、日本酒の豊かな味わいや魅力を体験できます。
まずは受付で500円を支払い、お猪口とメダル5枚を受け取ったら、ズラリと並んだ利き酒マシーンから好みの地酒をセレクトできます。ワンコインという良心的な価格で、最大でお猪口5杯分の利き酒を楽しめるんです。
メダル5枚以上で飲める特別な日本酒も期間限定やワインのような芳醇な日本酒を試してみてくださいね。
店内には、升酒を楽しめる「ぽんしゅBar角打ち」のほか、お米やお酒を使ったお菓子、南魚沼産のコシヒカリが中心の県内のお米といったこだわりの商品も。新潟の定番菓子やローカル商品もそろうので、ユニークやお土産を探してみてはいかがでしょう。
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