鎌倉彫のミュージアムカフェ「カフェ倶利(ぐり)」に注目!鎌倉彫の器で贅沢な季節のスイーツはいかが?
鎌倉で作られ&伝えられてきた、日本を代表する伝統工芸品「鎌倉彫(かまくらぼり)」。駅から5分ほどの「鎌倉彫会館」にある「カフェ倶利(ぐり)」では、実際に鎌倉彫の器を使ってランチやティータイムが楽しめるんです!気に入った漆器は、ショップで購入することもOK! 自家製スイーツとともに、鎌倉彫の魅力を堪能しましょう♪
鎌倉彫とカフェの融合!「カフェ倶利」
鎌倉駅東口から若宮大路を鶴岡八幡宮方面へと歩くこと約5分。お目当ての「カフェ倶利」は、「鎌倉彫会館」の1階にあります。
“鎌倉彫を実際に使って、そのよさを知ってもらいたい“をコンセプトに、鎌倉彫のある暮らしを提案する「カフェ倶利」。スタイリッシュな店内では、スイーツセットだけでなく、精進出汁をベースとした「精進・刻<トキ>御膳」2000円やおからを練り込んだヘルシーな「倶利デミバーグ」2000円など、ランチを楽しむこともできます。
こちらは、店内奥にある特別室。段葛(だんかずら)を眺めながら食事ができる特等席です。“水盤”をモチーフにしたというこのテーブルは、なんと全面黒漆の一枚板。水を張ったかのように美しい黒漆の天板は、必見ですよ!
鎌倉彫の器でいただく「倶利スイーツ膳」
「カフェ倶利」を訪れたらぜひチェックしておきたいのがこちら。自家製スイーツがワンプレートで楽しめる「倶利スイーツ膳」(ドリンク付き)です。パウンドケーキやプリン、コーヒーゼリーなど、その時々のメニューのなかから好きなものを選ぶスタイル。秋・冬には、ナッツがたっぷり入った上品な甘さのチョコレートブラウニーが登場です(写真左手前)。
セットドリンクには、芳醇な風味と苦みが特徴の「倶利珈琲 刀<トウ>」をセレクトしました。低温直火焙煎で仕上げたオリジナルブレンドには、「刀<トウ>」のほかに、酸味が特徴の「倶利珈琲 爽<ソウ>」もあります。
まだまだあります!おすすめのスイーツたち
スイーツのセットだけでなく、単品メニューも充実している「カフェ倶利」。こちらは、フレンチコーヒーの豆をアイスコーヒーで一度落としてから、ゼリーに仕上げた珈琲のゼリー。コーヒーの苦みとふるふるとしたゼリーの、見事なコラボが楽しめます。
そこに添えられているのは、お米から甘酒を作ってアイスクリームにした「葉山アイス」。甘酒とココナッツの濃厚な甘みは、コーヒーゼリーとも相性抜群です。
自家製ケーキに合わせたのは、日本茶の最高級品種・やぶきた茶を1年以上熟成させた、オーガニック和紅茶です。バスクチーズケーキを包む、ほのかな甘みの和紅茶にほっこり♪
包む…といえば、器もポイントなんです!その名も“倶利カップ”。日本茶をいただくように、手の中にす~っと馴染むように作られた、鎌倉彫のオリジナルカップです。木のぬくもりだけでなく、柔らかい肌合いや彫りの豊かさが五感で楽しめますよ!
“倶利カップ”をはじめ、カフェで使用している鎌倉彫一式は、同階のショップで購入することもできるんです。作家さんたちの一点ものなどもあって、美術館にいるような気分に♪
気に入ったカップやトレイがあれば、その場でぜひ!といいたいところですが、高価なだけになかなか即決するには勇気がいるもの。そんなときには、小物から鎌倉彫を取り入れてみてはいかがでしょうか。おすすめは、耳元を彩るアクセサリーです。小さなものなら3000円前後から。鎌倉の旅の記念にもなりますね!
鎌倉彫の歴史と魅力にふれる「鎌倉彫資料館」
おいしいものを満喫したあとは、3階にある「鎌倉彫資料館」へ!カフェを利用すると、当日のみ50円引きで入場できます。
常設展では、室町時代から現代までの鎌倉彫作品や関連資料を紹介。鎌倉彫の美しい世界にどっぷり浸かれます。
古くて新しい鎌倉彫の魅力を、五感で楽しみながら再発見できる「鎌倉彫カフェ 倶利」。次の鎌倉散策には、「鎌倉彫資料館」と合わせてぜひ訪れてみてくださいね!
※「鎌倉彫資料館」:10~16時(13~14時は一時閉館)。水~日曜のみ開館、入館料300円
Text:清沢奈央
Photo:櫻井めぐみ
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