【台湾現地レポ】台湾ドラマで火がついた“白糖粿”って知ってる?「迪母ㄟ白糖粿」でトライ!

【台湾現地レポ】台湾ドラマで火がついた“白糖粿”って知ってる?「迪母ㄟ白糖粿」でトライ!

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台湾ドラマ『時をかける愛』はもうチェックした?ドラマの中で主人公が頬張っていた屋台スイーツ“白糖粿(ベーダングィ)”は、放送直後からじわじわと人気急上昇中。「それ、何?」な人にもおすすめしたい、台湾女子が今ハマっている話題のおやつに迫ってみました!

Summary

人気ドラマでクローズアップ!台湾女子注目の伝統スイーツ

台湾ドラマ『時をかける愛』をきっかけにブレイク中の屋台スイーツ“白糖粿”
台湾ドラマ『時をかける愛』をきっかけにブレイク中の屋台スイーツ“白糖粿”

台湾ドラマ『時をかける愛(原題:想見你 Someday or One Day)』は、日本でも放送されたのでご存じの方も多いはず。現地では20~30代の女子を中心に話題となり、台湾の放送文化賞 2020年ゴールデン・ベル・アワードで4部門を受賞するなど、神ドラマと言われるほどブームとなりました。

ストーリーはひと言で言えば、時空を越えたラブミステリー。主演のアリス・クー(柯佳嬿)とグレッグ・ハン(許光漢)がタイムリープをくり返しながら恋物語を展開していきます。そこに青春・学園・サスペンス……といったさまざまな要素が絡み合い、ハラハラ・ドキドキ・キュンキュンが止まらないっ!見る人をとりこにするドラマです。

そんな中、ファンが見逃さなかったのが、グレッグ演じる子維が食べていたおやつ。まっ白な屋台スイーツ、“白糖粿”です。

台湾南部の隠れ名物“白糖粿”って何?

“白糖粿(ベーダングィ)”は、台湾南部で食べられてきた昔ながらのお菓子です。もち粉に砂糖を加えて練って揚げたお餅で、白糖などをふりかけてアツアツをいただきます。

元々は中国の漳州や泉州地方の七夕のお供え物で、1年に1度だけ会うことが許される彦星と織姫に捧げられていたのだとか。それが台湾南部に伝わり、庶民のおやつに。しかし時代とともに屋台数は減少、台北では知らぬ人も多い幻のお菓子となっていました。

そんな伝統スイーツが再び注目されはじめたのは、ドラマでの1シーンがきっかけです。ドラマを見た女子たちは、この懐かしのおやつを求めて買いに走ったんだとか。まさに時を越えて話題となった“白糖粿”が今、台湾女子のSNSをにぎわせているのです。

台北で食べるなら、かわいい屋台の「迪母ㄟ白糖粿」へ

中でも人気なのが、2021年初めに台北にオープンした「迪母ㄟ白糖粿( ディッムーエィ ベーダングィ)」です。こちらの経営母体は迪化街の人気ドリンク店「大盜陳茶飲」で、店頭で屋台を開いたのがはじまりでした。

ここ寧夏夜市北側にある屋台は、2021年5月にスタートした2店舗目。多くの屋台が並ぶ中、ぜひ目印にして欲しいのが豚ママのマークです。

台湾語で豚を意味する“迪哥”と迪化街の“迪”からドリンク店のキャラである豚の海賊は生まれました。それに因んで誕生したのが豚ママ。だから店名も「豚ママの“白糖粿”」を意味する「迪母ㄟ白糖粿」に。読みは台湾語で「 ディッムーエィ ベーダングィ 」が正しいそうですよ。

店舗はこちらの寧夏夜市のほか、迪化街でも2つの屋台を営業中。どちらもアクセス便利な場所にあるので、観光の合間に立ち寄ってみてくださいね。

昔ながらのママの味は全部で6種、アツアツを頬張りたい!

“白糖粿”は揚げ立てが1番!ということで、オーダーしてから揚げてくれます。生地を手早く細長い小判状にしたら油の中へ。薄っすらと焦げ目がつけばできあがりです。時間にして3分ほどで、あっという間!

「迪母ㄟ白糖粿」の特徴は、何と言っても種類豊富なテイストにあります。伝統の白糖・ピーナッツ粉・ゴマに加え、鉄観音・麺茶(全粒粉や小麦粉にすりつぶしたゴマやナッツを混ぜた粉状のもの)・抹茶の計6種類が味わえます。1本NT$20、3本でNT$50とお手頃です。

「抹茶」1本NT$20
「抹茶」1本NT$20

また昔ながらの手作りにこだわり、着色料や香料、保存料などの添加物は一切加えていません。素朴だけど、どこか懐かしいお母さんの味がする!そんなレトロちっくなおいしさも人気の秘密なのです。

好きな人と食べれば恋愛運アップ!?縁結びスイーツになあれ!

昔々、彦星と織姫の再会を願って供えられ、ドラマの中では主人公と小さな女の子が分け合っていた“白糖粿”。現代女子の心をも掴んだ伝統菓子は、はたして伝説と変わらぬ縁結びのスイーツとなってくれるのでしょうか?さぁ、気になるあの人と召し上がれ!

■迪母ㄟ白糖粿 寧夏舖(ディッムーエィ ベーダングィ リンハァホー)
住所:寧夏路45巷口
TEL:02‐2552-0575
営業時間:17~22時(売り切れ次第終了)
定休日:無休
※迪化街にも2店あり。詳細はインスタグラム(@dimu_cake)をご覧ください。

Text:林綾子(台北ナビ)
Photo:張哲倫

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