食・グルメ
2022.01.11
【台湾現地レポ】九份からの絶景を眼下におしゃれカクテルを「逸茶酒室Golden bar」で
台湾を訪れたらぜひ訪れたい観光スポット「九份」。茶芸館で台湾茶を楽しむというのが定番ですが、近年、九份のおしゃれな民宿にステイしてゆっくり街歩きをするというのも人気です。九份のナイトタイムにぜひ訪れたいおすすめのバー「逸茶酒室Golden bar」をご紹介します!
九份をさらに楽しい場所へ!「逸茶酒室Golden bar」
九份のメインストリートを進み、九份のランドマークとも言える「阿妹茶樓」へ続く階段にも入らず、そのまま基山街沿いを進んでいくと「逸茶酒室Golden bar(イーチャジョースー ゴールデンバー)」があります。建物を伝うツタの中に掲げられた趣ある黒い看板が目印です。
バーのすぐ隣にあるデザイナーズ民宿「山城逸境Something Easy Inn」など、他にも3棟ある民宿と同じオーナーが経営しています。宿泊客から、九份は夜早くお店が閉まってしまい、夜にでかける場所がないという声をよく聞いたことがきっかけで、2019年に自身でバーを開くことにしたそう。
九份からの絶景と共においしいカクテルを!
店内を奥に入ると、大きな窓越しに九份からの絶景が広がります。お店の入り口側からは予想もできなかった景色に圧倒されること間違いなし!
天気の良い日は2階のテラス席も開放しているそうです。絶景と共に楽しむカクテルはさらに特別な味わいになりますね。眼下に広がる基隆の海の景色は、明るい時間と夜とで全く異なる表情を見せてくれるので飽きることがありません。
現在は海外からの観光客も少ないので席の予約は受け付けていませんが、今後台湾への海外旅行が解禁になった後は予約制にする予定です。今後の情報はお店のFacebookページを確認してくださいね!
「逸茶酒室Golden bar」のおすすめメニュー
「逸茶酒室Golden bar」では、26種類のオリジナルカクテル、そして24種の台湾クラフトビールが楽しめます。牛肉麺などの食事メニューや、台湾茶もあるのでアルコールが苦手な人も気軽に訪れることができますよ!
バーを始めた当初はベーシックなカクテルばかりでしたが、九份という土地柄、外国人客が多く、お客たちとのおしゃべりの中から、どんなカクテルに興味があるか、飲みたいかなどのニーズをリサーチして、台湾の文化、九份の歴史をイメージしたカクテル作りを始めました。
おすすめのカクテルは、輝くパイナップル型の器に入った「阿嬷最愛的那塊鳳梨酥」300元。ラム酒をベースに、台湾パイナップル果汁、冬瓜茶を加えており、台湾土産の定番、鳳梨酥をイメージしたカクテルです。不思議とクッキーの味わいもして、本当にパイナップルケーキを飲んでいるかのようです。
茶器に盛り付けられた「爺爺泡的茶、有够芭樂」300元は、ジン酒をベースに、台湾ウーロン茶 、グアバ、ライチを使用したフルーティーなカクテル。グアバとライチのトロピカルな味わいに、ふわっとウーロン茶の香りが加わって爽やかな味わいです。
「午後山城的有茶梅酒」330元は、お酒があまり得意でない人でも飲みやすいカクテルです。梅酒をベースに、紅茶、細かく切ったフレッシュフルーツを加え、見た目もカラフルでかわいく、フルーツティーのような軽い飲み心地です。
九份の歴史をカクテルで表現した「逸茶久事」690元は、緑茶フレーバーのジン酒をベースにした4種類のカクテルです。金鉱で栄えた1893年は「保力達」という台湾の労働者たちに好まれるエネルギードリンクをミックス、1957年に金鉱閉鎖となった苦い思い出をウィスキーのビターさで表現しています。
さらに1989年公開の九份を舞台にした映画『非情城市』を「烏梅汁」という燻した梅のジュースを使ってノスタルジックに表し、2001年に九份が観光地として復活を遂げた様子を、グアバを混ぜたカクテルで、トロピカルで明るいイメージに作り上げました。カクテルで味わう九份の移り変わり、ぜひお試しあれ!
九份にゆっくりステイするのはいかが?
台北出身のオーナーは、観光として訪れた九份からの眺めにほれ込み、2015年12月に民宿経営をスタート。若いオーナーのモダンでラグジュアリーな発想が受け、現在は3棟も展開する人気民宿になっています。宿泊客がバーを利用する場合はディスカウント特典もありますよ!
九份は提灯の明かりが灯った夜の景色が人気を集めていますが、朝の静かな九份の商店街、天気のいい日に眺める基隆の海辺も絶景です。1日のうちにさまざまな表情を見せてくれる九份の街は、ぜひゆっくりとステイして楽しんでみてください!
■逸茶酒室Golden bar(イーチャジョースー ゴールデンバー)
住所:新北市瑞芳區基山街190號
TEL:02-2406-1009
営業時間:14~22時
定休日:不定休
Text:石井三紀子
Photo:張哲倫
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