食・グルメ
2022.02.15
おでかけランチで非日常を♪豊かな自然と地元の新鮮食材を楽しめる関西のおいしいスポットへ
都会の喧騒を離れて、たまにはのんびりと癒しのおでかけランチへでかけてみませんか？豊かな自然を感じながら、自家栽培の新鮮野菜や、その土地ならではの食材を使った安心・安全で美味な料理を味わえる関西の農林漁家レストランをご紹介します。
Summary
山菜の宝庫・伊吹山の恵みがごちそう！／若いぶき【滋賀県】
若いぶきは滋賀県米原・伊吹山の麓で創業して50年、家族経営の食事処。伊吹山は古くから薬草や山菜、川魚など里山ならではの自然な恵みが豊富な場所として有名です。その伊吹山を中心に、地元米原産の食材を使った贅沢な料理が味わえます。
食事処では、注文を受けてから生け簀のイワナをさばいて炭火で焼き上げる「いわなの塩焼き定食」や、イワナを米と一緒に炊き込む「いわなご飯」などの人気メニューが揃います。冬場には、奥伊吹の野山を駆けまわっていた猪の肉をふんだんに使用した「ぼたん鍋」も登場します。
イワナと旬の山菜をサクサクの天ぷらでいただく「天ぷら定食」も定番の人気メニューです。のどかな里山の風景が広がるこの一帯は、フキノトウやタラノメ、ワラビなどの山菜に加えて、ヨモギ、ドクダミ、クロモジなどの薬草が豊富にとれる場所としても有名です。
イワナ料理や山菜料理など里山の味を一度に堪能したいという人にはコース料理(3000円～)もおすすめです。予約をすれば、窓から伊吹山の絶景が楽しめる2階個室でゆっくりと里山の味が楽しめます。
神戸市街地から車でわずか30分の別世界／弓削牧場【兵庫県】
標高400メートルの裏六甲の豊かな自然に囲まれたロケーションの中、可能な限り牛の生態に合わせた自然な飼い方で牛を育てている弓削牧場があります。神戸からわずか30分というアクセスの便利さとは裏腹に、緑溢れ、小鳥のさえずりが聞こえる別世界が広がります。
子牛のときから放牧して足腰の強い健康な牛を育てあげ、その牛から搾る搾り立ての牛乳や、新鮮なミルクを使って作るチーズや、お菓子などの加工品を製造・販売しています。また、牧場で採れるハチミツや、チーズ作りの副産物として生まれるホエイを使った石鹸や化粧水なども製造・販売しています。
場内のチーズハウスヤルゴイでは、「おすすめランチ」3300円など、乳製品を生かした創作チーズ料理や、スイーツが味わえます。
弓削牧場では場内での資源循環、乳製品だけでなく野菜やハーブなどの自給自足を目指しています。ミニバイオガスユニットを導入して、ガスをエネルギーとして活用、生成後の液体も牛ふん堆肥とともに有機肥料として活用しています。
2020年オープンの和歌山の新名所／道の駅 四季の郷公園 FOOD HUTER PARK 火の食堂【和歌山県】
2020年7月にオープンした道の駅公園内の食事処。もともと公園の中にあった木造の建物をリノベーションして、木の温もりを残しながらも洗練されたデザインのレストランに生まれかわりました。料理研究家の飯島奈美さんの協力のもと、和歌山の豊富な食材を使った絶品料理を提供しています。
店内にある手作りの大きな竈(かまど・おくどさん)で、炊き上げるご飯は、レストランで精米したものを使用、発酵食品発祥の地ともいわれる和歌山ならではの味噌や醤油などを巧みに使った料理を提供しています。焙所(あぶりしょ)とよばれるカフェでは、和歌山ならではの梅を使ったドリンクなども楽しめます。
和歌山に拠点を構えるパン職人で、イギリス人のアレンさんが設計した石窯が備え付けられた焼所(くべしょ)では、毎朝、石窯で焼く絶品のパンが味わえます。「まぐろのオイル漬けトースト」(660円)や、「しらすとトマトのトースト」(550円)などのオープンサンドも人気です。
農産物直売所の新鮮野菜ビュッフェを堪能／八幡家【京都府】
時代劇のロケ地としても使われる情緒ある街並が有名な八幡橋近くの農産物直売所・四季彩館に併設した食事処です。人気のランチビュッフェでは、併設の農産物直売所の新鮮野菜をふんだんに使ったおばんざいが、カウンターにずらりと並びます。
「ランチビュッフェ」(大人1728円)は、八幡市を中心とした京都山城の農家が作った新鮮な野菜類をふんだんに取り入れたメニューが充実。上品な味付けで素材の旨味が生きた料理の数々は、安全・安心にも配慮したものばかりなので、子ども連れのファミリーにも人気です。
メニューは日替わりながら、ご飯は、お米の五ツ星マイスターがブレンドする八幡米を用意、食後には有名バリスタが焙煎したこだわりのコーヒーもいただけます。ビュッフェ以外にも、予約すれば会席料理なども味わえて、ディナーには幻の京都牛のメニューなども登場します。
米農家と本格イタリアンが合体した農家イタリアンレストラン／小川農園 パスタソリーゾ【兵庫県】
自然豊かな農村にある本格的な生パスタ工房＋イタリアンレストラン。米農家の夫とイタリア・フィレンツェ出身の妻が営む生パスタ工房では、「本場のイタリア人が納得する味」を目指して、生パスタを作っています。パスタ専用に自家栽培した米粉に、デュラム小麦と生みたて卵をブレンドして、米の甘みが感じられ生パスタに仕上げています。
レストランは、姫路産の富栖杉(とみすすぎ)を使った美しい建物です。大きくとった窓から、牧歌的な農村風景を眺めながらいただくコース料理は絶品で、生パスタ料理を中心に、イタリア人の奥さんの実家に代々伝わるレシピを再現したまさに本場の味です。
パスタソリーゾの生パスタはウェブなどを通じて購入することも可能です。具入りのラビオリとソースのセットなどの商品は、家庭で手軽に本格的な味が楽しめると評判です。ヴィーナスのヘソがモチーフの生パスタ・トリテリーニなど珍しい商品も揃っているので、ぜひ一度ホームページものぞいてみてください。
Text：能勢太郎
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