【新潟・阿賀エリア】日本酒、味噌、ヨーグルト…新潟県の発酵食文化を巡る旅へ。

【新潟・阿賀エリア】日本酒、味噌、ヨーグルト…新潟県の発酵食文化を巡る旅へ。

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日本屈指の米どころ、新潟県。雪深く長い冬を過ごすため、おいしいお米や良質な水、そして適度な湿度に恵まれた新潟では、日本酒や味噌を始めとした数々の発酵食文化が育まれました。今回は“発酵”をキーワードに、新潟市と、新潟県の中央部を流れる阿賀野川流域のスポットをご紹介します!

Summary

美肌効果抜群!阿賀町『山崎糀屋』の米糀

阿賀町の「山崎糀屋」の女将、山崎京子さん
阿賀町の「山崎糀屋」の女将、山崎京子さん

まずは新潟から阿賀野川沿いに上った阿賀町へ。越後と会津の境界に位置し、江戸時代は会津藩領だった阿賀町は、会津と新潟を結ぶ阿賀野川の水運の要衝として賑わいました。今でも往時の区画割の名残を感じさせる街並みが続きます。この阿賀町で明治時代から手作り、無添加の糀を作っている山崎糀屋。元気いっぱいのおかみさんの山崎京子さんに糀のことを教えてもらえます。

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いただいた生黄糀に水を加えただけの甘酒は、驚くほどの甘味でした。そしておかみさん(御年76才だそうです!)のお肌の美しさにもびっくり。まさに糀のパワーを体感できます。

■山崎糀屋
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川452
TEL:0254-92-2030
営業時間:9~18時
定休日:土・日曜を除く6の付く日(6、16、26日)、年始

地元・阿賀野市の牛乳をたっぷり使った『ヤスダヨーグルト』

阿賀野市産の牛乳を使って毎日ヨーグルトが生産されている

阿賀町のお隣、阿賀野市は新潟県で最も古くから酪農が行われている地域。地元酪農家有志の方々が立ち上げた『ヤスダヨーグルト』は、阿賀野産牛乳を使った飲むヨーグルトが全国的に有名です。

ガラス越しに徹底的に衛生管理された製造工程を見学できる

市内にある本社工場では製造工程をガイドさんの説明付きで見学できます。専用タンクで発酵させたヨーグルトが容器に充填され、次々にラインを流れていく様子は見ていてわくわくするのと同時に、徹底的に衛生管理された工程に、製品への安心感が増しますね。

新鮮な牛乳を使ったソフトクリームやワッフルなどが食べられる
木の温もりを感じられる直営ショップ「Y&Y GARDEN」にはイートインスペースも

工場見学を終えたら、隣接する直営ショップ「Y&Y GARDEN」へ。こちらでは出来たての『ヤスダヨーグルト』の全商品が勢ぞろい。ソフトクリームやフローズンヨーグルト、ワッフルなどを食べられるほか、チーズ、ケーキなどここでしか買えない工場限定品も。乳製品好きにはたまりません。屋外のテラスのほか、木の温もりを感じられる屋内イートインスペースもあるので、旅の途中の休憩スポットとしてもおすすめです。

■ヤスダヨーグルト「Y&Y GARDEN」
住所:新潟県阿賀野市保田733-1
TEL:0250-68-5151
営業時間:9~17時
定休日:年中無休(1月1日を除く)

VRで日本酒の酒蔵見学!『越後桜酒造 白鳥蔵』

創業1890年の老舗酒蔵『越後桜酒造 白鳥蔵』

阿賀野市は国内最大級の白鳥の飛来地である瓢湖(ひょうこ)がある街としても有名です。その瓢湖にほど近い『越後桜酒造 白鳥蔵』は創業1890年という老舗の酒蔵。「大吟醸 越後桜」をはじめとする日本酒を造っています。

こちらで体験できるのが“VR酒蔵見学”。VRゴーグルを使って精米から麹造り、醪(もろみ)入れ、搾りなどの酒造りの工程を見るのは、まるで酒蔵にいるかのようなリアリティ。麹室など関係者以外入ることのできない場所も見学できるため、日本酒造りを深く理解できます。

VRで酒造りを学んだ後は、試飲体験や酒蔵限定酒などが揃ったショップへ。一般には流通しない貴重な大吟醸などが手に入るのも酒蔵を訪れる楽しみですね。お酒が飲めない方にはノンアルコールの甘酒もあるのでご安心を。

■越後桜酒造
住所:新潟県阿賀野市山口町1-7-13
TEL:0250-62-2033
営業時間:10~16時30分
定休日:月曜 ※月曜が祝日の場合は火曜
料金:VR酒蔵見学無料


新潟駅から歩いて行ける。明治築の酒蔵見学&試飲体験『今代司酒造』

こちらは新潟駅から徒歩15分にある『今代司酒造』。数ある蔵元の中でも新潟駅に一番近い酒蔵です。1767年創業、明治より酒造りを始めた歴史ある酒蔵で、蔵の建物も明治時代に建てられたものを大切に使っています。

暖簾をくぐると、タイムスリップしたかのような感覚に。スタッフの方の案内で、酒造りの各工程や酒蔵の歴史、かつて使用された道具やラベルなどを見学できます。

見学が終わったら、楽しみなのがやはり日本酒のテイスティング。『今代司酒造』では3銘柄程度の無料の試飲に加えて、1000円を払うと10種類以上の純米酒や甘酒を体験できるプレミアムテイスティングも人気です。

また、蔵の一部をリノベーションしたショップでは、『今代司酒造』で造られた日本酒はもちろん、スイーツやグッズも販売しています。

日本酒を使ったアイスクリームなどのスイーツは、隣接する休憩スペース『但馬屋奥座敷』で一休みしながらいただくことも可能。築90年の日本家屋で、かつて創業家の住宅だったそう。ゆったりとしたお座敷で酒どころ新潟の今と昔を思いながら過ごしてみては。

■今代司酒造
住所:新潟県新潟市中央区鏡が岡1-1
TEL:025-245-0325
営業時間:平日:13~17時 土日祝:9~17時
定休日:年中無休(但し12月31日~1月3日のみ休業)
酒蔵見学:無料(所要約30分)


味噌蔵隣接のショップで味噌食品をおみやげに『峰村醸造』

『今代司酒造』から徒歩5分ほどにある『峰村醸造』。1905年創業の味噌と味噌漬け醸造元です。江戸後期~明治時代に建てられた真っ白な漆喰の壁が印象的な味噌蔵が目印です。

味噌蔵に隣接し、こちらも土蔵をリノベーションした直売ショップでは、味噌や味噌漬けの他、味噌づくりで培った発酵・醸造技術を応用した調味料や惣菜、お菓子などを販売しています。味噌のもつ煮や豚ロース、ハンバーグに餃子など、味噌を使った食材がずらり。バウムクーヘンや大福など、おみやげにぴったりな味噌スイーツもあって、ついつい買いすぎてしまいそうです。

■峰村醸造
住所:新潟市中央区明石2-3-44
TEL:025-250-5280
営業時間:10~17時
定休日:無休(年末年始を除く)

新潟県の自然と人々が育んできた発酵食文化の旅、いかがでしたか?日本酒や味噌などが生まれる土地を訪れ、実際に作っている様子を体験すると、食卓での料理がまた違って見えてくるはず。ぜひ新潟を訪れて、発酵食をより身近に感じてくださいね。

Text:江本典隆(JTBパブリッシング)
Photo:江本典隆(JTBパブリッシング)

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