食・グルメ
2022.01.26
【韓国現地レポ】伝統家屋でヴィーガン料理を体験できる韓国伝統料理の有名グルメガイド選定店
韓国でもここ数年注目されているヴィーガン料理。ソウル市内には専門店がいくつもオープンしていますが、その中でも、ひときわ人気なのが、今日ご紹介する「コッパペピダ（花飯に咲く）」。韓国伝統家屋でいただける韓国料理の専門店で、メニューの中にいくつかヴィーガン料理があり、味、そして視覚も楽しめて、韓国の伝統を感じられると有名グルメガイドにも選ばれたお店なんです。
Summary
有機農や韓国産だけの安全な食材を供給する会社からスタート
お店のオープンは2015年12月。有機農や韓国産だけの安全な食材を学校や施設に供給する会社のオーナーだった女社長さんが、良い食材をより気軽にたくさんの方に食べてほしい、という願いからお店をオープンしたそう。
最初は、ヴィーガンにこだわっていたわけではないのですが、新鮮な野菜の味を感じてほしい、という気持ちが強くなり、ベジタリアン料理などのメニューを作りながら、2020年10月から一部のメニューをヴィーガン料理に。ちょうどソウルでヴィーガンが注目された時期と重なり、どういうものがヴィーガンなの？と興味本位で食べに来てくれるお客さんが多く、有名グルメガイドにも選ばれたことでソウルでも人気のお店となりました。
ヴィーガンを体験できるお店として知ってほしい
すべてのメニューがヴィーガンではなく、コース料理のみヴィーガンにしています。味付けに使う調味料なども、ヴィーガニストが安心して食べられるものにこだわっています。
通常は動物性の調味料を使うテンジャンチゲでも、植物性の材料を使用しているんだそう。ベジタリアンやヴィーガニストが、そうでないお友達ときても楽しめるように一品料理はお肉を使ったり、味付けをアレンジしたりして、みんなが一緒に笑って食事をできるお店造りを心がけています。もちろん、美味しい料理には美味しいお酒も欠かせないので、たくさん準備していますよ、と女社長さん。
韓国伝統家屋の温もりを感じながら
ヴィーガンや有名グルメガイド選定、ということに注目が集まりがちですが、お店のインテリアなども素敵！ソウル市内でも韓国伝統が感じられる仁寺洞（インサドン）にお店があり、その街の雰囲気に合った韓国伝統の家屋を改造した店内は、入るだけで韓国の温もりが感じられ、ゆったりとした雰囲気に包まれながら食事ができそう。
食材や食器などが並んでいるだけで素敵に見える、そんな店内になっています。また、韓国伝統を感じられる小物もたくさんあります。
目でも食べても幸せな「カビョウンチョロッコッパッ（軽めの緑の花飯）」コース
こちらは、「カビョウンチョロッコッパッ（軽めの緑の花飯）」コース料理。一人26500ウォンのコースで、季節のお粥またはスープ（取材時にはカボチャのスープ）、季節のサラダ、白い長方形のプレートは焼いたキノコや食用のお花、メイン料理は中央にあるヤマブキショウマナムルと季節のテンジャングッ（韓国味噌汁）。ヤマブキショウマは、お肉の味がする野菜として知られ、マイケルジャクソンが韓国を訪れたときにおいしいと気に入って食べていたことでも知られます。
一つ一つ、丁寧な料理で、素材本来の味を感じられるものばかり。ヴィーガン料理を食べたことがない方も、もちろん楽しめるコースになっています。
上の料理は、「ボジャギビビンパッ」。コース料理を注文すると、プラス2000ウオンでメイン料理をこちらに変更もでき、実はこのビビンパッがお店で一番人気なんだとか。卵が入っているのでヴィーガン料理だけ！という方にはオススメできないのですが、そうでない方にはぜひトライしてほしい、とスタッフの方イチオシのメニューです。日本の風呂敷のような意味で使うボジャギのように、卵でビビンパッを包んであるのもかわいいですよね。
人気店なので、週末のランチやディナータイムは予約がベター。
「日本のお客様の感性にも響く料理だと思います。ぜひいらっしゃってください」と社長さん。ゆったりした店内のムードと素敵な料理に包まれて、最高の時間を過ごせるお店でした。韓国を訪れた際はぜひ韓国のヴィーガンメニューをいただいてみてくださいね。
■コッパペピダ（花飯に咲く）
住所：韓国ソウル市鐘路区仁寺洞16キル3-6
TEL：02-732-0276
営業時間：11：30〜21：00（ブレークタイム15：00~17：30）
休日：なし（不定休）
Text: Left to Right
Photo: Left to Right
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