【韓国現地レポ】デリバリー天国の韓国!コロナでその勢いはさらに増し、おうちやホテルでもお店と同じ味を楽しめる!
韓国はデリバリー天国だ!と韓国で生活を始めて感じたのが15年前。その勢いはコロナでさらに増し、外食を避けるようになった2年前から、今まではできなかったものまでデリバリーができるように。韓国でデリバリーといえば、チキンやピザだったのは昔の話で、今ではステーキ、パスタ、お鍋料理などはもちろん、コーヒーやパンなど、24時間いつだって家の前まで届けてくれるように。どの家庭も、週に1、2度はデリバリーをする時代となり、デリバリー=冷たくなって美味しくない、という方程式は崩れ、お店で食べる味をそのままおうちやホテルでも再現できるようになってきています。今回は、そんなデリバリー天国・韓国の王道デリバリーメニューをご紹介します。
電話注文から携帯アプリ注文へ進化し続ける韓国デリバリー業界
韓国は以前からデリバリー文化が発達していて、都市だけではなく、田舎でも電話一本で気軽に注文できました。さらに、ここ数年のコロナの流行で外食を避けるようになり、その勢いはさらに増加!電話だけでなく、デリバリー専門のアプリがいくつも登場しています。
大手の企業なども参入して、サービスの向上、また家の近所だけではなく、離れた有名店からもデリバリーができるようになったりと、携帯一つですべてが家に届くようになりました。
誰でもデリバリースタッフになれる
さらにデリバリーアプリでは、注文した瞬間から、お店での料理の開始、デリバリースタッフがお店を出発して家まで来る過程を地図上で確認できたり、デリバリースタッフの移動手段が徒歩なのか、バイク、または車で向かっているのかなども一目で確認できるようになっています。
デリバリー文化の人気を加速させた要因の一つが、デリバリースタッフに誰でも応募できるという点。週に1回でも、1日に1時間でも、登録さえしておけば、好きな時間帯に家の近所だけでアルバイトができるシステムになっています。韓国人の知り合いは会社員をしながら、ダイエットのためにと、週末や夜のみ、自転車でデリバリーのアルバイトしている人が数人います。また、春頃には、ベビーカーを引きながら徒歩で配達する方も見たことも!配達してくれるスタッフが大勢いたからこそ、このデリバリー文化の成長につながったのかな、と感じる出来事でした。
知り合いのデリバリーのアルバイトをしている方に、どんな服装で配達しているのか、アルバイトの時間に少し時間を作ってもらって写真を撮らせてもらいました!
動きやすい恰好、そして安全のためのヘルメットとGoProなどの高性能の動画カメラ(事故の際に自分しか自分を守れないので、とのこと)、最後に、温冷を保つことのできる鞄といういで立ち。鞄はデリバリーのアプリの会社から支給されるものなんだとか。
観光客もアプリで注文できる?!
観光で韓国を訪れてアプリから注文できたら、便利ですよね?アプリは、日本語サービスは現在(2021年12月現在)はないのですが、携帯の言語設定を韓国語以外にしておくと自動的にアプリは英語表記となります。
しかし、クレジットカードの登録など観光客にはちょっとハードルが高い感が否めないのが実情…。ホテルのPCやフロントでそういったサービスを行っているところも最近は多くなっているようですので、ご宿泊のホテルに聞いてみるといいでしょう。
韓国デリバリー3大人気料理といえば?
韓国のデリバリーの王道メニューといえば昔も今もそれほど変わりなく、チキン、ハンバーガーそしてトッポキといわれています。アプリに登録されているお店もこの3つのメニューがあるお店が圧倒的に多いので、今日は、その中でも最近注目されているものをご紹介していきます。
①シンブルトッポキ・ロゼトッポキ 11000ウォン
誰もが愛する韓国の国民的おやつとして知られるトッポキ。最近はロゼ風味のトッポキが流行中で、ロゼワインからネーミングされたといわれるロゼトッポキは、赤と白の間のクリーミーなトッポキカラーで、味はトマトソースとクリームソースにコチュジャンがプラスされた味になっています。ピリ辛のトマトソースが病みつきになると人気に。流行っているので、トッポキ専門店にはほぼロゼ味はありますが、お店によってはベーコンやソーセージなどが入ったりと、少しアレンジされていたりします。
②ノーブランドバーガー・NBBシグネチャーセット 5300ウォン
新世界系列の大型Eマートが展開するノーブランドというブランドで、包装や余計な広告を打たないことで値段を下げて提供する消費者に優しいブランド。Eマートでは、このブランドを購入できるスペースがあったり、ノーブランドだけを扱うスーパーが登場したりしていましたが、このラインからハンバーガーショップができ、味も良く、値段も安いので、最近のデリバリーでも人気ランキングに入るほど。
ミートマニアセット 6900ウォン
こちらもEマートのノーブランドのハンバーガー。シグネチャーセットにお肉パテがもう一つと半熟の目玉焼きが入ったセットで特に男性や若者に人気。
③カンブチキン・オジンオチキン 19000ウォン
デリバリーといえば、やはりチキン。たくさんのチキンの中でも、ここ数か月話題を集めているのが、こちらのオジンオチキン(イカチキン)。全世界で大人気のネトフリックス韓国ドラマの「オジンオゲーム(イカゲーム)」の人気にあやかり、チキン大手ブランドのカンブチキンがミシュラン3スターレストラン出身のシェフと開発した新しいチキン。骨なしチキンにメキシコの唐辛子のハラペーニョと韓国青唐辛子、そしてイカが入った食感と辛さが魅力的なチキン。
上で紹介した王道のメニューだけではなく、ホテルのレストランからのデリバリーやパン屋さんから明日の朝の食パンを配達してもらう、ダイエットに合わせたお弁当やサラダ、など本当に多種多様なものがアプリ一つでデリバリーしてもらえるのが今の韓国。そんな私も、子供が友達のおうちにお邪魔した際、アイスクリームをデリバリーで届けてお礼をしたりと、上手にアプリと付き合っています。
Text: Left to Right
Photo: Left to Right
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