おでかけ
2022.03.23
【韓国現地レポ】漢江に浮かぶ無人島「ノドゥル島」が音楽と自然公園の融合でオープン！
ソウルの中心地・龍山（ヨンサン）エリアから江南（カンナム）方面へ渡る漢江（ハンガン）鉄橋の真ん中、漢江の真ん中に位置する無人島のノドゥル島が、2019年に複合音楽文化施設としてオープン。それにより一般市民に開放され、今ソウル市民の憩いの場所として人気を集めています。
Summary
漢江に浮かぶ無人島・ノドゥル島とは？
ソウルを南北に分けるように流れる漢江の上にはいくつか島があります。その中の一つ、龍山エリアにほど近いところにあるのが、無人島のノドゥル島。
1930年頃から2～30年ほどはアイススケートリンクや砂浜があったりと漢江で遊べる中心地として栄えましたが、その後、漢江開発事業でなくなり、そのまま放置され、近くても近くない島、という存在に。2010年代に入り、漢江の島を復興しようと動きが出始め、2019年9月に4年の復元作業の末、音楽をテーマにした複合文化施設として再び、ソウル市民に開放されました。
島の全体の広さは、面積9,747平方メートルで、ポップアップストアやカフェなどが入った複合スペースは3階建ての建物、他に多目的ホールやライブ会場、自然生態と漢江を感じられる公園など漢江を思いっきり満喫できる新スポットです。
音楽ライブやコンサートも開催される音楽の島
音楽複合文化施設としてオープンしたノドゥル島は「音楽の島」とも呼ばれ、音響、照明などがそろった全席456席の本格的なコンサート会場があり、ショーケースやライブ、様々なイベントに使われています。日本でもお馴染みのBTSも撮影で訪れたことがあるんだそう。こちらの施設は予約、もしくはイベントなどがある場合のみ利用できます。
ソウルの自然を感じられる芝生公園も
屋外には、面積3,000平方メートルにも及ぶ芝生が広がる大きな公園もあります。平日は、ピクニックや遠足で訪れる幼稚園生などの姿、週末になると家族でお散歩を楽しむ人の姿も。また普段は憩いの公園になっていますが、階段をベンチ代わりにできるようになっていて、屋外のライブ会場になることも。
ノドゥル島での撮影スポットは漢江から63ビルディングを眺めるビュー
景色が最高のノドゥル島。島が大きいので、漢江の上にいることを忘れてしまいますが、せっかく来たなら、漢江の上にあるノドゥル島らしいところで記念撮影したいですよね。一番オススメの撮影スポットはGATE2にあるビルの3階。カフェなどが入っていますが3階まで登ると、テラスになっていて、ここから汝矣島（ヨイド）方面を眺めると、ソウルのランドマーク的存在の63ビルディングと漢江が一望できます。
カフェやレストラン、日本でお馴染みの福順都家のマッコリバーまで！
その他には、カフェや簡単に食事がとれるキンパッなどのお店が入っていたり、時期によってはポップアップストアができたりと様々な施設があります。
また、日本人にも人気のマッコリブランドで知られる福順都家（ボクスンドカ）の音楽&発酵「発酵ラウンジバー」があったり、出版社などが共同でシーズンごとにセレクティングしているブックストア「ノドゥル書架」やノドゥル島の自然を生かしたガーデニングプログラムなどができるフラワーショップなど、他では見られないショップが揃っているのにも注目。
ソウルの中心地にこんなところがあったの？と思われた方も多いのではないでしょうか？ソウルっ子もまだ知らない人がいるほどの新スポットなんですよ。徒歩でも行くことができる最寄の駅は、地下鉄駅9号線ノドゥル駅の2番出口から徒歩10分ほど、または地下鉄4号線新龍山（シンヨンサン）駅 2番出口からまっすぐ漢江方向へ徒歩約25分ほどでアクセスできます。漢江の美しさをぜひ体感してきてください。
■ノドゥル島
住所：韓国ソウル市龍山区譲寧445
TEL：02-749-4500
営業時間：9時～21時30分（屋内施設）、24時間（屋外）
休日：月曜日
Text: Left to Right
Photo: Left to Right
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