大阪「la corde(ラ コルデ)」じっくり壺焼きで“とにかく甘い”焼き芋&スイーツ
大阪のビジネス街、堺筋本町にある焼き芋と焼き芋スイーツの専門店「あかがね焼き芋 la corde」。ギリシャから取り寄せたという素焼きの壺でじっくり数時間焼き上げることで、さつまいも本来の甘味を存分に引き出しています。遠赤外線加熱ならではのとろけるような食感と甘味をご堪能あれ!
3~5時間かけて吊るし焼きしたさつまいもが「とにかく甘い」と話題
「あかがね焼き芋 la corde」があるのは、大阪のビジネスの中心地大阪メトロ「堺筋本町駅」から北東へ徒歩5分ほどの場所。PC用アプリの開発を専門とする会社の社長が趣味で作っていた焼き芋がいつの間にか評判を呼び、「もっと多くの人に食べてもらいたい」と実店舗オープンに至ったのだそう。
同店の特長は、なんといっても店頭に据えられた大きな壺。ギリシャ・クレタ島からわざわざ取り寄せた縦長のテラコッタ壺の中で、じっくりとさつまいもを焼いていきます。
さつまいもは、短時間で一気に加熱するよりも時間をかけて中まで柔らかく焼き上げることでデンプンが糖化して甘くなります。この性質を利用し、同店では炭火を火種にして弱い火力でじっくり3~5時間焼き続け甘味を引き出します。遠赤外線効果で壺全体がじっくりと温まり、蜜のしたたるおいしい焼き芋へと仕上がるのだとか。
さつまいも1本がちょうど入る銅製のカゴにひとつずつ入れて並べ、さらに数時間かけて焼くとあって大量生産ができません。だからこそ、1本1本のおいしさは格別。水分がほどよく抜けて甘味がぎゅっと濃縮し、スイーツのような味わいを叶えました。
甘味と食感を生かした焼き芋スイーツ2品
壺焼きならではのおいしさを生かした焼き芋スイーツもラインナップ。なかでもおすすめの2品をご紹介します。
まずはこちらの「おいもブリュレ(850円)」。焼き芋の断面にグラニュー糖を振りかけてキャラメリゼしたスイーツで、トッピングのバニラアイスとの“ひやあつ”のコントラストが楽しめます。
糖度の高い“蜜芋”といわれる種類のさつまいもで仕立てます。スプーンで容易にすくえるほどとろとろ甘々の焼き芋と、バニラアイスのクリーミーなおいしさが溶け合って忘れ難いおいしさへ。キャラメリゼのカリッとした食感もまたいいアクセントです。
「おいもチップス ハーフ&ハーフ(350円)」は、スライスしたさつまいもをカリッと揚げて提供。ハーフ&ハーフなら塩とお砂糖の両方の味わいが楽しめます。揚げたてならではのパリパリ感を堪能しましょう。
テイクアウトのみのお楽しみ「スイートポテト」
また、この冬からテイクアウト限定で「スイートポテト(700円 ※3個セットで2000円)」もお目見え。安納芋の焼き芋をベースに、カスタードや生クリームを加えてよりこっくりとした甘味を演出しました。食べる直前にリベイクすれば、香りもぐっと引き立っておいしさ倍増です。
もちろん焼き芋各種も持ち帰り可能。現在は「安納芋」「紅はるか」「シルクスイート」「鳴門金時」の4種類をラインナップ。それぞれサイズによって価格が変わり、Sが450円、Mが600円、Lが700円です。
甘~い焼き芋に存分に癒やされてください!
Text:木村桂子(ウエストプラン)
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