2022年1月7日オープン。「OMO5小樽 by 星野リゾート」で港町・小樽を再発見

2022年1月7日オープン。「OMO5小樽 by 星野リゾート」で港町・小樽を再発見

北海道 シティホテル パエリア 海鮮丼 朝市・蚤の市・フリーマーケット るるぶ&more.編集部
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札幌からJR快速で最速32分の小樽。古くからニシン漁で栄え、歴史情緒漂う銀行や商社が立ち並ぶこの町に新しいホテルが誕生します! 小樽運河にも近く、「北のウォール街」とよばれるかつての金融街エリアに誕生するこのホテルは、星野リゾートの運営。趣の異なる南館・北館の両館で構成され、小樽の街歩きがより楽しくなる工夫も満載です。

Summary

築約90年の歴史的建造物とスタイリッシュで機能的な建物が一つに!

2022年1月7日にオープンしたばかりの「OMO5 小樽」。向かって左の建物が南館、右は北館
2022年1月7日にオープンしたばかりの「OMO5 小樽」。向かって左の建物が南館、右は北館
「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに、ニーズに合わせた都市観光ホテル「OMO」のブランド展開をする星野リゾート。

「OMO」には「1・3・5・7」の4タイプがあり、最もカジュアルな「OMO1」はカプセルホテル。素泊まりを基本に、ご近所マップや旅の情報が満載のパブリックスペース「OMOベース」が用意されるほか、ローカルガイドによるお散歩からディープなスポットまでのガイドツアーも毎日実施されます。

ベーシックな「OMO3」では、それに加えて朝食も用意。お洒落なデザインのブティックホテル「OMO5」では、カフェやカフェスタイルの朝食も用意されます。最高峰の「OMO7」はフルサービスのホテル。カフェのほか、レストランやバンケット、ビュッフェスタイルの朝食も用意されています。

今回誕生するのは「OMO5小樽」。カフェ&ダイニングやラウンジ、ライブラリー、大浴場・サウナを備えたブティックホテルです。
小樽でも多くの歴史的建造物が集まる「北のウォール街」と呼ばれるエリアに位置し、小樽運河まで100メートル程度と立地も申し分ありません。

昭和8年(1933)建築の南館。「小樽商工会議所」として長年活躍した趣が随所に残ります
昭和8年(1933)建築の南館。「小樽商工会議所」として長年活躍した趣が随所に残ります

ホテルは、北館、南館の2館で構成されています。
南館は小樽市の歴史的建造物に指定されている「旧小樽商工会議所」をリノベーションしたもので、昭和8年(1933)建築の鉄筋コンクリート造り。外装の彫刻や正面玄関の大理石にも趣が漂います。

宿泊者が自由に使える南館の共用スペース
宿泊者が自由に使える南館の共用スペース


北館は機能性とデザインを重視したスタイリッシュな建物です。
二つの建物の主な違いは客室。歴史的建造物のレトロなデザインを楽しみたい方は南館、スタイリッシュさや機能性を求める方は北館がおすすめです。


旅のメンバーや好みに合ったお部屋を選んで思い出に残る自分旅を

デラックスルーム(南館)
デラックスルーム(南館)


客室も複数のタイプが用意されています。
南館は天井が高くレトロな雰囲気が特徴。ゆとりある造りの「デラックスルーム(南館)」は、特別な旅行にもぴったりですね。

ツインルーム(北館)
ツインルーム(北館)

明るい雰囲気の北館には団らんスペースを備えた「ツインルーム」などがあり、旅の目的や同行者に合わせたチョイスができます。

地元漁師たちと開発! ニシンを使ったオリジナルの「パエリア」も味わって

南館3階の「OMOカフェ&ダイニング」では小樽ならではの食も楽しめます。南館・北館宿泊者とも利用でき、朝食、ランチ、ディナーを用意。スイーツが自慢のカフェタイム(11:00~LO14:30)のみ、日帰り利用も可能です。

注目はスパニッシュディナーのコース(6600円)。スペインには歴史的建造物に宿泊する旅行文化が根付いていることから着想を得たものだそう。
アミューズに始まり、ガスパチョ(スープ)、タパスバー、スイーツビュッフェ、紅白ワインを含むドリンクバーが付いたこのコース、スペシャリテは「ニシンのミックスパエリア」「肉料理」「魚料理」からお好みの1品が選べます。

ちなみにニシンは江戸時代から小樽に繁栄をもたらし、経済を支えた魚。昭和以降、漁獲量が激減していましたが、近年再び漁獲が戻ってきています。

このニシンを使ったパエリアは地元の水産会社とニシン漁師、星野リゾートとがブロジェクトを発足させて開発したもの。独特の加工で骨まで柔らかくいただけるように工夫され、ガーリックとサフランの風味がきいて「小骨や青魚は苦手」という方でもおいしく食べられます。

元気な一日の始まりを応援してくれるのは、スパニッシュな朝食ビュッフェ。たっぷりの具材でつくるスパニッシュオムレツとスペインの定番スイーツのチュロスが特におすすめです。

小樽洋菓子舗「LeTAO」とのコラボレーションスイーツ「目覚めのフロマージュパルフェ」
小樽洋菓子舗「LeTAO」とのコラボレーションスイーツ「目覚めのフロマージュパルフェ」(1650円)

ホテルから徒歩10分ほど、小樽の人気スポット・堺町通り沿いにある「ルタオ パトス店」では、OMO5 小樽宿泊者限定の「目覚めのフロマージュパルフェ」をブランチとして提供します。
ビタミン豊富なスーパーフルーツ「ハスカップ」や、ヨーグルトやナタデココといった発酵食品をふんだんに使った見た目にも美しいこのオリジナルパフェは、一日が始まる朝にピッタリ! パフェの提供時間は10:00~12:00で、利用にはホテルフロントで受け取る「招待状」が必要となります。

地元を知り尽くしたガイドと一緒に、市場でオリジナル海鮮丼を味わうツアーも楽しみ

他のOMO同様、OMO5小樽でも地元ガイドによるガイドツアーが毎日開催されます。

港町である小樽には昔ながらの市場がいくつも残り、地元の人にとっては「生活文化」の一部。ホテルから徒歩圏エリアの「鱗友朝市(りんゆうあさいち)」もその一つで、早朝から地元の人たちで賑わいます。

「ご近所ガイドOMOレンジャー」がアテンドするホテルのツアーは、名付けて「鱗友朝市で勝手にお節介丼ツアー」。ガイドと一緒に丼を持ちながら市場内を歩くだけで、市場内で働く方々が勝手に「本日のおすすめネタ」をガンガンのせてくれるというものです。
自家製のイクラ醤油漬け、「八角(ハッカク)」や「柳の舞(ヤナギノマイ)」といった普段なかなか見られない希少な魚を味わえるかも!?

フロントやラウンジを備えたパブリックベース「OMOベース」には「ご近所マップ」が用意されます。周辺のアトリエやガラス工房など地元の人しか知らない情報や町のお寿司屋さんの「本日のネタ情報」も掲載され、小樽の街歩きがいっそう充実したものに…。


OMOベースに置かれたオルゴールを部屋に持ち帰ってやさしい音色を楽しむこともできます。特に南館の客室は天井が高いため、オルゴールの音色がきれいに響きおすすめです。時を重ねた歴史的建造物に響く、オルゴールの音色はきっと忘れられない思い出になることでしょう。

北館には宿泊者専用の大浴場・サウナも完備されているので、旅の疲れもしっかりと癒やせます。

「小樽は日帰りで…」と考えていた人も、こんな素敵なホテルにならぜひに泊まってみたくなってしまいますね。1泊といわず2泊、3泊と宿泊を検討し、街の魅力を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

■OMO5小樽 by 星野リゾート
住所:北海道小樽市色内1丁目6-31
TEL:0570-073-099(OMO予約センター)
チェックイン時間:15:00
チェックアウト時間:11:00
料金:1泊8000円~(2名1室利用時1名あたり。税込、食事別)
アクセス:JR小樽駅から徒歩10分
公式サイト:https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/omobeb/omo/5otaru.html

Text:石渡裕美
Photo:本田光、星野リゾート

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