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2023.08.18
「ホテルグランバッハ東京銀座」2021年11月30日開業！バッハの名曲とウェルネスキュイジーヌで癒やしのステイを
“バッハとウェルネスキュイジーヌで心身が癒やされるステイ”をコンセプトにした「ホテルグランバッハ東京銀座」が2021年11月30日（火）に開業しました。J.S. バッハの名曲を奏でるピアノや、ウェルネスキュイジーヌがテーマのフレンチダイニング、世界的パティシエが監修するスイーツ、ウェルネス・イベントやサロン・コンサートなど、ここでしか体験できないおもてなしがたくさん。ホテルの魅力をリポートします。
Summary
音楽の父J.S. バッハの名を冠したハイエンドホテル
日本有数のショッピングタウン、銀座のみゆき通りと昭和通りが交差する場所に「ホテルグランバッハ東京銀座」はあります。東京メトロ銀座駅から徒歩約4分、東銀座駅から徒歩約1分とアクセスも◎。
ここは江戸時代、奥絵師（幕府や大名に仕えた絵師のなかで最も格式が高い役職）を代表する狩野派の画塾があった場所です。同じ時代にヨーロッパで活躍した、偉大な音楽家・J.S. バッハの名を冠して、“静謐な環境”、“四季を感じる食”、“癒やされる音と音楽”がまるでコンチェルトのように調和したホテルとなっています。
ピアノの優雅な旋律がゲストをお出迎え
エレベーターでレセプションのある2階へ。ロビーラウンジにはYAMAHAの最新自動演奏機能付きグランドピアノ「S6X-ENPRO」が置かれていて、バッハの心地よい音楽でゲストをお出迎え。こちらのグランドピアノ、後ろに映し出される映像と合わせた自動演奏を披露するほか、2カ月に一度、サロン・コンサートが開催されています。
ロビーラウンジの先にはバー&ラウンジ「Magdalena（マグダレーナ）」があります。マグダレーナとはバッハの2番目の妻、アンナ・マグダレーナにちなんだ名前で、ピアノの心地いい演奏を聴きながらゆったり過ごせます。
エントランスから客室まで狩野派やバッハにインスピレーションを受けたアートを多数展示しています。写真はバー&ラウンジ「Magdalena」に飾られたバッハの小喜歌劇「おしゃべりをやめて、お静かに（別名コーヒー・カンタータ）」をモチーフにした作品。バッハが暮らしたドイツのテューリンゲンの森にある教会を描いていて、ゴールドのラインはバッハと現代を繋ぐイメージだそうです。小喜歌劇名のように、静かに過ごしたくなる、そんな静寂で落ち着いた空間が広がっています。
各フロアのエレベーター近くには、バッハが過ごした7つの地域と時代ごとの曲を表現したアート作品を展示。3・4階はアイゼナハ（出生地）とリューネブルク（音楽学校に通った町）で、幻想曲やフーガト短調、8・9階はミュールハウゼン（青年期）でオルガン奏者だったことから、教会カンターターをイメージするなど、階を上がるごとにバッハの成長を感じられます。
機能性に富んだスタンダードフロア
「ホテルグラバッハ東京銀座」の客室は全144室。3〜13階はスタンダードフロア、14・15階はエグゼクティブフロアとなっています。
まずはスタンダードフロアをご紹介。
スタンダードフロアは、ダブル、ツイン、スーペリア、デラックスなど8タイプ。木の温もりを感じるシックなデザインで、エグゼクティブフロアも含む全室に快適な睡眠を提供する「Serta（サータ）」社のベッドを備えるほか、YAMAHAの高音質なサウンドバーも設置。VODを導入していて、癒やしをテーマにしたバッハ曲集「バッハに包まれる時間」を収納。臨場感あるクリアな音を客室にいながら体感できます。ファンは特に嬉しいですね。
客室設備をチェック。全室バスルームとトイレが独立した造りで、洗い場には高級ホテルやスパで採用されている「KOHLER（コーラー）」のレインシャワーとハンドシャワーが付いています。シャンプー、リンス、ボディウォッシュはオーガニックヘアケア・ボディケアブランドの「Millenium Organics（ミレニアムオーガニックス）」。
ベッドサイドにはUSBポートとコンセント、照明の点灯・消灯やカーテンの開閉ができるスイッチがあるので、ベッドにいながらラクラク操作が可能です。デスクにはUSB Type-Cの差し込み口、ジュエリーボックスもあるので、どこに置いたか忘れがちな指輪やピアスはここにイン。
冷蔵庫近くの引き出しにはドイツの老舗高級紅茶ブランド「Ronnefeldt（ロンネフェルト）」のティーバッグがあります。ドイツ生まれのバッハにちなんだ、こだわりを感じられます。
「バッハコーナールーム」はおすすめの客室。各階にひとつずつある大きな窓を配した客室で、3〜10階はバッハコーナーツイン、11〜15階はバッハコーナーキングがあり、開放感と抜群の眺望を誇る客室です。
ベッドの後ろには広いデスクがあるのでワーケーションにも最適。ちょっと疲れたら銀座の景色を眺めてリフレッシュもできます。
「バッハコーナールーム」では限定サービスも充実！ミニサイズのバッハがデスクの上にいたり、コーヒーメーカーが備えつけられていたり、ゆったりと過ごすことができますよ。これから限定のサービスはさらに拡充予定なんだそう。楽しみですね！
最大の魅力はコーナー部分に配したソファとテーブル。写真右側には大型テレビとその下にYAMAHAのサウンドスピーカーがあり、眺望を楽しみながら音楽に酔いしれることができます。Netflixやhuluなど、動画配信サービスに登録していれば、視聴することも可能。そのほか、ミラーリング機能も完備しているので、スマホやタブレットを通じて、映画、ライブを高音質・大画面で楽しめます。おこもりステイにもってこい。
誰もが憧れるエグゼクティブフロア
14・15階のエグゼクティブフロアは、ダブル、ツイン、スーペリアツイン、スイートなど7タイプ。エグゼクティブフロアに宿泊するゲストは、2階の「Magdalena」でウェルカムサービスや洗練されたアメニティなどが利用できて、より上質な滞在が期待できます。
写真はダイニングリビングとベッドルームからなる広さ83㎡のスイート。大きなソファにゆったり座って、心地よい音楽に耳を傾けながら読書をしたり…贅沢な時間を過ごせます。
客室を彩るアートも音楽に関するものがたくさん飾られています。客室ごとに異なる絵画やオブジェに注目してみてください。
スイートルーム、ジュニアスイートのバスルームは丸型の大きいバスタブが特徴。洗面ボウルはふたつあるので、身支度がスムーズにできますね。
ウェルネスキュイジーヌをテーマにしたフレンチダイニング
「ホテルグランバッハ東京銀座」の魅力を語るうえで、とても重要なのが「食」。1階の「Wald Haus ヴァルト ハウス - 森の家 - 」は、ウェルネスキュイジーヌがテーマになっています。管理栄養士の資格をもつ、ウェルネスフード・コンシェルジュの大島瑠梨子氏と料理長の北島貞治氏による、美味しさと栄養バランスを意識した、朝食やアラカルト、ランチやディナーはウェルネスコースをオールデイダイニングとして堪能できます。
「Wellness Lunch Course」は、前菜、メイン、デザート、パン、コーヒーまたは紅茶からなる、“心身が整う”がテーマのランチコース。血糖値の急激な上昇を抑えるため、パンを最後に提供するなど、細部にまでこだわっています。
季節ごとに提供するメニューは変わり、取材時は夏メニューでした。写真は6種の盛り合わせで提供される前菜。この1皿だけでいろいろな食材を愉しめ、栄養バランスも満点。彩りもきれい！発酵西瓜と青トマトと胡瓜のガスパチョ、青パパイヤのパッションフルーツマリネ、キヌアと枝豆のタブレ、濃厚なとうもろこしのケーキ、アスパラガスのヴァプール ヴィーガンタルタルソース、もずくと茗荷のオクラのアチャールと、6種類のメニューが1皿に揃います。夏を元気に過ごせそうな食材がいっぱい！
「Wellness Lunch Course」のメインディッシュは「メインのお肉とお魚をどちらも試したい」というゲストの声から、肉と魚をハーフ＆ハーフで提供。肉と魚のどちらも楽しめて、1日に必要な野菜の量の65%（230g）が摂れてエネルギーが750kcal（デザートを含む）に抑えられるなんて嬉しいですね！
メインディッシュは、「スズキのヴァプール ロメスコ風」＆「緑茶豚の低温ロースト 南瓜と万願寺唐辛子 自家製味噌タプナードソース」。
デザートは、「レモングラス香る桃のコンポートとココナッツのブランマンジェ ラベンダーのグラニテとアロマ」。ラベンダーの香りとともにひんやりおいしい五感で愉しめるこのデザートは、さっぱりとした甘さでコースの最後にぴったり。
スイーツは鎧塚俊彦氏とコラボレーション！
「Wald Haus ヴァルト ハウス - 森の家 - 」のデザートメニューは、世界的パティシエの鎧塚俊彦氏とコラボ。ランチやディナーはもちろん、ティータイムには旬のフルーツを使ったパフェ、焼き立てスフレの人気が高いとのこと。さらに、ケーキや焼き菓子はテイクアウトも可能です。
2階のオープンキッチン付きボードルーム「Wald Tür（ヴァルト トゥール）」では、ウェルネスフード・コンシェルジュと料理長が提供するウェルネス・イベントやジャズを楽しめるシャンパン・イベントなど、これまでにないサービスも満載。食と音楽が繋ぐ、心身ともに癒やされる滞在を楽しんでください。
■ホテルグランバッハ東京銀座
住所：東京都中央区銀座5-13-12
TEL：03-5550-2222
チェックイン：15時
チェックアウト：11時
料金：2名1室（税込・宿泊税別）スタンダードツイン2万9700円〜、デラックスツイン5万5000円〜、スイート12万1000円〜
■Wald Haus ヴァルト ハウス - 森の家 -
営業時間： 朝食7時〜10時30分（10時LO）、昼食11時30分〜15時（14時30分LO）、喫茶15時〜17時30分（17時LO）、夕食18〜22時（コース20時30分LO、アラカルト21時LO、ドリンク21時30分LO）
TEL：03-5550-2227
Text：木村秋子（editorial team Flone）
Photo：斉藤純平
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